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UEXJP:9888
事業内容
UEXは、ステンレス鋼やその他の金属材料の販売、加工製品の製造・販売、機械装置の製造・販売およびエンジニアリングを主な事業としています。これらの事業は、UEXとその8つの子会社によって運営されています。
UEXの金属材料販売事業では、ステンレス鋼板、鋼管、条鋼などの金属材料を取り扱っています。子会社の令和特殊鋼株式会社や株式会社UEX管材もこの分野で活動しています。日進ステンレス株式会社は、半導体装置用ステンレス鋼管の販売を専門としています。
また、株式会社ナカタニは、特殊鋼やステンレス鋼を用いた鋳造品、鍛造品、機械加工部品の加工販売を行っています。ステンレス急送株式会社は、UEXの商品配送の中核を担っています。これらの子会社は、UEXから商品を仕入れ、またUEXも子会社から商品を仕入れています。
ステンレス鋼の加工製品の製造・販売事業では、株式会社大崎製作所がステンレス鋼製ウェザーカバーのOEM生産を行っています。上海威克斯不銹鋼有限公司は、中国国内でステンレス鋼管および加工製品の製造・販売を行っています。
機械装置の製造・販売およびエンジニアリング事業では、上野エンジニアリング株式会社がUEXから商品を仕入れ、食品や化学向けの一般産業用装置の設計・製作を行っています。これにより、UEXは多様な産業分野に対応した製品とサービスを提供しています。
経営方針
UEXは、ステンレス鋼やチタンの商社として、価値ある流通機能を提供し、社会に貢献することを目指しています。同社は、ステークホルダーの満足度向上を経営方針に掲げ、法令遵守と経営体制の強化を推進しています。特に、加工品販売の強化や用途開発の提案営業を通じて、国内市場での競争力を高めることに注力しています。
国内外の経済情勢が不透明な中、UEXは成長市場である半導体、脱炭素、国土強靭化などの分野に注力しています。これにより、同社は新たなビジネスチャンスを創出し、企業価値の向上を図っています。また、働き方改革を通じて業務の効率化を進め、事業継続性を確保することも重要な戦略の一環です。
UEXは、営業利益の絶対額や営業利益率の目標を設定し、ROEを経営指標として採用しています。これにより、中長期的な成長を目指し、キャッシュ・フローの充実にも注力しています。さらに、企業集団内の連携を強化し、効率的な販売活動を推進することで、経営の透明性を確保しています。
同社は、過去の不正事案を受けて、再発防止策を策定し、コンプライアンスの徹底を図っています。これにより、信頼回復に努め、持続可能な成長を実現することを目指しています。UEXは、これらの戦略を通じて、ステンレス・チタン商社としての地位をさらに強化し、社会に貢献し続けることを目指しています。