- 日本企業
- グルメ杵屋
グルメ杵屋JP:9850
沿革
1967年3月 |
両国食品株式会社設立(資本金100万円)、給食委託請負業務を経営。 |
1971年11月 |
奈良県奈良市に実演手打うどん「杵屋」の1号店奈良ダイエー店を出店。 |
1977年11月 |
東京都千代田区に実演手打うどん「杵屋」大手町日本ビル店を出店。関東地区へ進出。 |
1986年3月 |
グループ会社の3社(株式会社アサヒメンテナンス、両国総合管理株式会社、有限会社絹巻)を合併。有限会社絹巻の和食・天ぷらの専門店を統合する。 |
1986年9月 |
株式会社グルメを合併。商号を株式会社グルメ杵屋に変更。 合併により、サンドウイッチ、オムレツ、カレーの専門店及びケータリング部門が加わる。 |
1987年11月 |
大阪市住之江区に本社社屋を建設。1度に4ヵ所の調理実習ができる研修センターと調理実験室、品質管理室、細菌検査室を備えた研究開発室を設置。 |
1989年11月 |
大阪証券取引所市場第二部に上場。資本金を25億8,110万円に増資。 |
1992年7月 |
近畿コカ・コーラボトリング株式会社、三菱商事株式会社と共同出資(当社出資比率50%)で、機内食の製造・販売会社株式会社スカイフーズを設立。 |
1995年7月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1996年4月 |
EDIシステム運用開始。 |
1996年9月 |
東京・大阪両証券取引所市場第一部銘柄に指定される。 |
1997年10月 |
大阪市住之江区にケータリング工場を建設する。 |
1998年5月 |
元気寿司株式会社と業務・資本提携する。 |
1998年6月 |
元気寿司株式会社の株式3,000,000株(当社出資比率35.48%)を公開買付により取得。 |
2000年10月 |
東京都港区に土地・建物を取得し、東京支社を移転、研修センターを併設。 |
2003年1月 |
大阪木津市場株式会社の株式2,010,700株(当社出資比率58.93%)を取得。子会社とする。 |
2003年2月 |
株式会社エイエイエスケータリングの株式29,400株(当社出資比率44.14%)を取得。同年8月、株式27,301株追加取得し、子会社とする(当社出資比率85.14%)。 |
2004年12月 |
株式会社スカイフーズが資本金1,000万円に減資し、株式会社アサヒケータリングに社名を変更。 |
2005年2月 |
株式会社JBイレブンの株式4,500株を取得し、当社持株が52,900株(当社出資比率11.6%)となり、業務提携をする。 |
2006年4月 |
水間鉄道株式会社の株式4,000,000株を取得。100%出資子会社とする。 |
2007年4月 |
大阪木津市場株式会社が卸売市場の再開発事業、第一期工事に着手。 |
2008年4月 |
大阪木津市場株式会社の再開発事業、第1期棟がオープン。第2期工事に着手。 |
2009年2月 |
日本食糧卸株式会社の株式40,000株を取得。100%出資子会社とする。 |
2009年3月 |
大阪木津市場株式会社の再開発事業、第2期棟がオープン。 |
2010年10月 |
大阪木津市場株式会社の再開発事業、第3期棟がオープン(グランドオープン)。 |
2012年5月 |
株式会社神明(本社:神戸市中央区)と業務提携する。 |
2012年6月 |
元気寿司株式会社の株式2,500,000株(当社出資比率28.14%)を株式会社神明に譲渡。 |
2013年7月 |
事業譲受により吉開産業株式会社及び株式会社イエスダイニングが経営する越後「叶家」3店舗の運営を開始。 |
2014年11月 |
事業譲受によりサン・トップ株式会社が経営する割烹そば「神田」2店舗の運営を開始。 |
2015年10月 |
レストラン事業を会社分割(簡易新設分割)により100%出資の子会社「株式会社グルメ杵屋レストラン」に承継させ、「事業持株会社」から「純粋持株会社」に近い体制へと移行。 |
2017年4月 |
株式会社銀座田中屋の株式9,000株を取得。100%出資子会社とする。 |
2017年9月 |
マレーシアにおいてGK ASIA SDN.BHD.(当社出資比率66%)を設立。 |
2018年2月 |
マレーシアにおいてコンビニエンスストアを展開しているMYNEWS HOLDINGS BERHAD(旧BISON CONSOLIDATED BERHAD)と中食食品を製造、供給するための食品工場を建設し共同で運営するために合弁会社MYNEWS KINEYA SDN.BHD.(GK ASIA SDN.BHD.出資比率49%)を設立。 |
2018年10月 |
株式会社壱番亭本部の株式180株(当社出資比率90%)を取得。子会社とする。 |
2019年4月 |
株式会社アサヒケータリングが商号を株式会社アサヒウェルネスフーズに変更するとともに、本社工場を貝塚市に新設し移転。 |
2020年4月 |
株式会社雪村の株式900株を取得。100%出資子会社とする。 |
2021年6月 |
指名委員会等設置会社へ機関変更。 |
2021年7月 |
大阪木津市場株式会社を吸収合併。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
2022年10月 |
大阪市住之江区にGK日本語学校を開校。 |
事業内容
グルメ杵屋グループは、多岐にわたる飲食店の経営を主軸としており、その事業内容は大きく分けてレストラン事業、機内食事業、業務用冷凍食品製造事業、不動産賃貸事業、運輸事業、およびその他の事業に分類されます。
レストラン事業では、うどん、そば、洋食、和食、アジア料理専門店など、多様な食文化を提供しています。具体的には、実演手打うどん「杵屋」、信州そば処「そじ坊」、サンドウイッチレストラン「グルメ」、天丼「丼丼亭」、コリアンキッチン「シジャン」など、様々なブランドを展開。また、子会社を通じてラーメン「壱番亭」や焼肉「炎座」なども手掛けています。
機内食事業は、子会社エイエイエスケータリングが関西国際空港で航空機内食の調製・搭載を行っており、業務用冷凍食品製造事業では、アサヒウェルネスフーズが業務用冷凍食品の製造を担当しています。
不動産賃貸事業は、大阪木津卸売市場の経営及び不動産の賃貸を行い、運輸事業では、水間鉄道が鉄道事業やバス運行を展開しています。
その他の事業としては、大阪木津卸売市場での生鮮水産物の卸売や、米穀販売、食品販売などを行っており、マレーシアでは中食食品の製造供給を手掛ける子会社も持っています。これらの事業を通じて、グルメ杵屋グループは食の多様性と品質の向上に貢献しています。
経営方針
グルメ杵屋グループは、経営理念「仕事を通じて人生を楽しみ、社会に貢献する」のもと、食を通じた社会貢献を目指しています。同社は、教育を最重点課題とし、株主との対話を重視する開かれた経営を行っています。新型コロナウイルス感染症の影響下でも、経済活動の制限緩和やワクチン接種の普及により、景気は緩やかに持ち直しを見せています。しかし、ウクライナ情勢の長期化や物価上昇などにより、先行きは不透明です。
このような経営環境の中、グルメ杵屋グループは新しいグループビジョン「おもてなしで付加価値の創造を紡ぐ」を掲げ、持続可能な企業としての取り組みを進めています。事業構造の再構築や新たなマーケットの開拓を通じて、新しい付加価値を提供していく方針です。
具体的な施策として、レストラン事業ではEBITDAとROIを重視し、利益が見込める新規出店への投資を集中。既存店舗では収益力の改善を目指します。機内食事業では、新規顧客の獲得や原価率の適正化による黒字化を目指し、業務用冷凍食品製造事業では、冷凍弁当の需要拡大と売価の見直しにより、原材料費の高騰に対応します。
これらの施策を通じて、グルメ杵屋グループは事業収益のV字回復を目指し、企業風土の変革や次世代に向けた事業構造構築にチャレンジしています。同社は、バランスのとれた経営を行い、顧客、株主、取引先、従業員それぞれの期待に応えることを目標としています。