福井コンピュータホールディングスJP:9790

時価総額
¥515.6億
PER
13.7倍
建築、測量、土木向けソフトウェア開発・販売、アプリ開発、クラウドビジネス展開。

沿革

1979年12月

コンピュータソフトウエアの開発及び販売を目的として、福井県福井市幾久町7番16号に福井コンピューター販売株式会社を設立

1982年4月

福井県福井市幾久町1番10号に本社を移転

1983年3月

福井県福井市二の宮3丁目42番30号に本社を移転

1984年6月

子会社株式会社アテナシステム(資本金2百万円)を福井県福井市二の宮3丁目42番30号に設立

1985年2月

商号を福井コンピューター株式会社に変更

1989年9月

業容の拡大に伴い、福井県福井市高木中央1丁目2501番地に本社ビルを建設、移転

商号を福井コンピュータ株式会社に変更

1990年6月

子会社株式会社アテナシステムを株式会社エフシーエスに商号変更

主にリース業を生業とする

所在地を福井県福井市高木中央1丁目2501番地の福井コンピュータ株式会社内に移転

1992年3月

子会社株式会社エフシーエスを解散

1995年9月

日本証券業協会に株式を店頭登録

1997年9月

福井県坂井郡丸岡町(現坂井市)にウィン・ラボラトリ(技術開発棟)を新設

2004年1月

中国・上海市に子会社「福申信息系統(上海)有限公司」を設立

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2006年2月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2007年3月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定替え

2009年4月

株式会社ザ・システム(2017年6月 福井コンピュータシステム株式会社に商号変更、現・連結

子会社)の株式取得

2009年10月

福申信息系統(上海)有限公司の出資金の持分全部譲渡

2011年7月

株式会社FALCONの株式を取得し関連会社化

2012年7月

会社分割により持株会社体制に移行し、商号を福井コンピュータホールディングス株式会社に変更

会社分割で福井コンピュータアーキテクト株式会社(現・連結子会社)及び福井コンピュータ株式会社(現・連結子会社)を設立

2013年7月

福井コンピュータスマート株式会社(現・連結子会社)を設立

2014年8月

関連会社株式会社FALCONの株式を売却

2015年12月

福井コンピュータドットコム株式会社(2018年4月 福井コンピュータアーキテクト株式会社に

吸収合併)を設立

2018年4月

福井コンピュータアーキテクト株式会社と福井コンピュータドットコム株式会社が、福井コンピュータアーキテクト株式会社を存続会社として吸収合併

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2023年5月

IFAC合同会社(現・連結子会社)を設立

事業内容

福井コンピュータホールディングス株式会社とそのグループ企業は、建築、測量、土木分野に特化したソフトウェアの開発及び販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、福井コンピュータホールディングス株式会社を含む5社で構成され、建築システム事業、測量土木システム事業、ITソリューション事業の3つのセグメントに分かれています。

建築システム事業では、建築関連業者向けに、建築図面や見積書、部材の発注書などを迅速かつ正確に自動計算・作成するソフトウェアを提供しています。このセグメントでは、営業から設計、積算・見積までトータルサポートするソフトウェアの開発にも注力し、建築設計事務所や工務店、ハウスビルダー、ゼネコンなどにソリューションを提案しています。

測量土木システム事業では、測量会社や土地家屋調査士が作成する土地・建物の形状や面積の図面を自動作成するソフトウェアを開発・販売しています。また、土木業界においては、設計変更が必要となった際に迅速かつ正確に対応できる土木施工業に特化したソフトウェアを提供し、官公庁の業務に必要な現場写真管理や出来形管理等の業務にも対応しています。

ITソリューション事業では、選挙の出口調査に関わるモバイルアプリケーションやWEBアプリケーションの開発、建設関連のクラウドビジネスを手掛けています。これにより、同社は建築、測量、土木業界に特化した幅広いITソリューションを提供し、業界のデジタル化を支援しています。

経営方針

福井コンピュータホールディングス株式会社は、建築、測量、土木分野に特化したソフトウェアの開発及び販売を行う企業グループです。同社は、2022年5月に発表した中期経営計画を通じて、建設業界全体の構造変化に対応し、社会的な存在意義を明確にしながら、2025年度以降の新たな成長ステージへの移行を目指しています。

この計画の中で、同社は「アカウント戦略の展開」「ターゲット規模に応じた戦略の展開」「人材機能・ガバナンスの強化」を重点施策としています。アカウント戦略では、リピート率向上を目指し、新商品やクラウド、スマートデバイス分野での新規アカウント獲得を進めます。ターゲット規模に応じた戦略では、セグメント化によるソリューション提供を強化し、人材機能・ガバナンスの強化では、機能再編と人材強化を図ります。

また、同社はイノベーティブな挑戦や事業持続性に向けた人材投資、R&D投資にも注力し、長期的な成長基盤の構築を目指しています。売上高営業利益率を客観的な指標として設定し、リソースの最適配分やバリューチェーンの見直しを通じて、売上増加と収益向上を追求しています。

福井コンピュータホールディングスは、建設業界のDX推進や新製品・新サービスの創出、コーポレートガバナンスの強化、人的資本への投資、気候変動対策など、複数の課題に取り組みながら、経営体質の強化と持続的な成長を目指しています。