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丸建リースJP:9763
事業内容
丸紅建材リースは、複数の事業セグメントを持ち、建設業界において多様なサービスを提供しています。主な事業セグメントは「重仮設」、「重仮設等工事」、および「土木・上下水道施設工事等」です。
「重仮設」セグメントでは、建設用重量仮設鋼材の賃貸、販売、修理、加工を行っています。具体的には、鋼矢板やH形鋼、鋼製山留材、路面覆工板、鉄板などの建設機材を取り扱っています。このセグメントには、丸紅建材リースをはじめ、丸建投資合同会社、東北工業、東播工業、九州レプロ、協友リース、タイ丸建、瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司が関与しています。
「重仮設等工事」セグメントでは、建設用重量仮設鋼材を用いた杭打抜・山留架設工事、地中連続壁工事、場所打ち杭工法を中心とした基礎工事、障害物撤去工事を行っています。このセグメントには、丸紅建材リース、丸建基礎工事、竹本基礎工事、マルケンテックジャパン、丸建投資合同会社、タイ丸建、瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司が関与しています。
「土木・上下水道施設工事等」セグメントでは、土木工事、上下水道施設工事、建築設備工事、工場プラント工事を手がけています。このセグメントには、興信工業が関与しています。これらの事業を通じて、丸紅建材リースは建設業界のニーズに迅速に応え、社会資本整備に貢献しています。
経営方針
丸紅建材リースは、2024年度から2028年度にかけての中期経営計画を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。この計画では、収益力の強化、新商品・新工法の開発、人的資本経営の推進、サステナブルな取り組み、海外事業の強化、DX推進の6つの成長戦略を掲げています。
具体的には、竹本基礎工事の子会社化を通じて、材工一式受注の強化を図り、保有鋼材や工事機械の拡充を進めます。また、環境に配慮した商品の開発や工場の自動化を推進し、安全で効率的な作業環境を構築します。人的資本の強化にも注力し、多様な人材の採用と働きやすい環境の整備を進めています。
さらに、丸紅建材リースは、東アジア諸国との取引拡大を目指し、海外事業の収益を全体の20%以上に引き上げることを目標としています。デジタル技術の活用による業務効率化も進め、情報連携のための共通プラットフォームを構築し、ITスキルの向上を図ります。
資金配分計画では、成長投資や設備投資に重点を置き、2024年度から2028年度にかけて75~85億円の営業キャッシュ・フローを見込んでいます。これにより、持続可能な成長を実現し、株主還元を強化する方針です。経営数値目標としては、ROE8.5%以上、配当性向35%以上を掲げ、2028年度には連結純利益15億円以上を目指しています。