セントラル警備保障JP:9740

時価総額
¥429.7億
PER
8.8倍
警備請負サービス(常駐警備、機械警備、運輸警備)、防犯機器の設置工事・販売、建物総合管理サービス、不動産賃貸業に取り組む。

沿革

1966-03東京都中央区銀座西六丁目6番地に資本金100万円をもって、常駐警備を主たる事業目的とするセントラル警備保障株式会社を設立。
1972-01子会社株式会社セントラルエージェンシー(2021年4月売却)を設立。
1972-04三井物産株式会社及び住友商事株式会社の共同出資により設立された日本セントラルシステム株式会社との合弁により、機械警備を主たる事業目的とするセントラルシステム警備株式会社を設立。
1972-11警備業法の施行に伴い、東京都公安委員会に「届出書」を提出。
1973-03子会社株式会社セントラルプラニングを設立(現、連結子会社 2007年9月 東京シーエスピー株式会社に社名変更、2011年2月 CSPビルアンドサービス株式会社に社名変更)。
1979-03セントラルシステム警備株式会社はセントラル警備保障株式会社を吸収合併し、セントラル警備保障株式会社に商号を変更。
1979-11米国ロサンゼルス市に子会社C.S.PATROL USA,INC.を設立(1992年2月清算)。
1982-11東京都新宿区西新宿二丁目4番1号新宿NSビルに本社を移転。
1983-03警備業法の改正に伴い、東京都公安委員会より「認定証」を取得。
1983-08韓国ソウル市に大韓海運社、李孟基氏と共同出資にて関連会社大韓中央警備保障株式会社を設立(2004年7月清算)。
1986-08社団法人日本証券業協会(東京地区協会)に株式を店頭登録。
1987-08千代田化工建設株式会社と共同出資にて関連会社セントラル千代田株式会社を設立(2000年11月清算)。
1988-12東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
1991-07関西地区を営業拠点とする警備保障会社、株式会社テイケイ(現、連結子会社 関西シーエスピー株式会社)を買収。
1992-11セントラル警備保障株式会社を中心に全国の優良警備会社で構成するセントラル セキュリティ リーグ(CSL)を発足。
1997-04子会社エスシーエスピー株式会社(現、連結子会社)を設立。
1997-12東日本旅客鉄道株式会社と「業務提携基本契約」を締結。
2000-12株式会社ケンウッド他2社と共同出資にて子会社ケイ・フロンティア株式会社を設立。
2001-06子会社第二エスシーエスピー株式会社を設立(2007年9月 子会社エスシーエスピー株式会社と合併。現、エスシーエスピー株式会社)。
2001-10株式会社セカードシステム(現、連結子会社 新安全警備保障株式会社)を三井物産株式会社から買収。
2003-05ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得。
2004-02東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
2004-08新安全警備保障株式会社(現、連結子会社)が、水戸市の株式会社安全警備よりセキュリティ事業に関する営業の全部を譲受け、営業開始。
2004-10株式会社CSPフロンティア研究所(旧、ケイ・フロンティア株式会社を当社安全技術研究所と統合の上、社名変更)にて当社グループのセキュリティシステムに関する研究開発業務開始(2019年10月 子会社CSPビルアンドサービス株式会社と合併 現、CSPビルアンドサービス株式会社)
2005-11岐阜県東濃地方を営業拠点とする警備保障会社、株式会社トーノーセキュリティ(現、関連会社)に資本参加。
2006-10株式会社インスパイアと共同出資にてスパイス株式会社(2020年5月売却)を設立。
2007-10株式会社エム・シー・サービスと共同出資にて子会社株式会社CSPほっとサービスを設立(2023年1月 子会社CSPパーキングサポートと合併 現、株式会社CSPクリエイティブサービス)。
2010-07宮城県仙台市を営業拠点とする警備保障会社、ワールド警備保障株式会社(現、連結子会社 CSP東北株式会社)に資本参加
2014-10長野県パトロール株式会社、長野県交通警備株式会社、株式会社レオン(2021年7月 長野県パトロール株式会社と合併。現、長野県パトロール株式会社)の持株会社である株式会社HOPEの株式を取得(現、連結子会社)。
2014-12埼玉県の警備保障会社、日本キャリアサービス株式会社をUDトラックス株式会社から買収(2018年1月 子会社エスシーエスピー株式会社と合併 現、エスシーエスピー株式会社)。
2015-03東京都の警備保障会社、ユニティガードシステム機械事業株式会社をユニティガードシステム株式会社から買収(2018年9月清算)。
2016-09神奈川県の警備保障会社、株式会社特別警備保障の株式を取得(現、連結子会社)。
2016-10共栄セキュリティサービス株式会社と共同出資にて子会社株式会社CSPパーキングサポートを設立(現、連結子会社 株式会社CSPクリエイティブサービス)。
2019-04株式会社グラスフィアジャパンの親会社である東京都の電気通信工事会社、シーティディーネットワークス株式会社の株式を取得(現、連結子会社)。
2021-06CSP東北株式会社の株式を取得(現、連結子会社)
2021-08東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会警備共同企業体へ参加し、競技会場の警備を実施
2022-04東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行
2023-01株式会社CSPパーキングサポートを存続会社として株式会社CSPほっとサービスと合併し、株式会社CSPクリエイティブサービスへ社名変更(現、連結子会社)
2023-04栃木県の警備保障会社、東亜警備保障株式会社の株式を取得(現、連結子会社)

事業内容

セントラル警備保障とそのグループ企業は、セキュリティ事業とビル管理・不動産事業の二つの主要なセグメントで事業を展開しています。セキュリティ事業では、常駐警備、機械警備、運輸警備などの警備請負サービスを中心に、防犯機器の設置工事や販売も手掛けています。このセグメントには、関西シーエスピー株式会社、新安全警備保障株式会社、エスシーエスピー株式会社などの子会社が関与しており、特に機械警備では、コインパーキングのトラブル対応やサポート業務も提供しています。

一方、ビル管理・不動産事業セグメントでは、清掃業務や電気設備の保安業務を中心とした建物総合管理サービスと不動産賃貸を主な業務としています。このセグメントには、CSPビルアンドサービス株式会社や長野県パトロール株式会社などの子会社が従事しており、建物の維持管理から賃貸まで幅広いサービスを提供しています。

セントラル警備保障グループは、これらの事業を通じて、セキュリティとビル管理の分野で包括的なサービスを提供し、顧客の安全と快適な環境作りに貢献しています。また、東日本旅客鉄道株式会社は、セキュリティ事業の主要な契約先の一つであることが示されています。

経営方針

セントラル警備保障は、創業の理念に基づき、セキュリティ事業を核として、社会の安全に貢献することを経営の基本方針としています。同社は、技術サービス企業としての地位を確立するため、「Creative Security Partner」をブランドコンセプトに掲げ、中期経営計画「Creative 2025」を推進しています。この計画では、技術力の強化、収益力の向上、基盤の最適化、グループ連携の強化の4つの基本戦略を軸に、労働集約型から技術サービス型への転換を目指しています。

具体的には、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進による機能向上や新ビジネスへの展開、高収益事業への経営資源の選択と集中、職場環境の改善と業務効率化、そしてグループ全体の連結経営の強化を図っています。また、サスティナビリティ推進活動にも力を入れ、社会的課題の解決と事業の持続的成長を目指しています。これには、気候変動への対応やサスティナビリティ基本方針の策定、重要課題(マテリアリティ)の選定と取り組みが含まれます。

経営環境の変化に対しては、物価上昇や雇用環境の改善による人件費増加などの課題に直面しながらも、品川地区を中心とした再開発プロジェクトの警備サービス提供や、コロナ禍における環境変化への柔軟な対応を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。さらに、従業員のモチベーション向上と離職防止のための給与水準の引き上げや、コーポレート・ガバナンスの強化にも取り組んでいます。

セントラル警備保障は、これらの戦略を通じて、安心と信頼を創造する技術サービス企業を目指し、社会に貢献していく方針です。