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NCS&AJP:9709
事業内容
NCS&Aは、ITを通じて新しい価値を創造し、社会に貢献することを経営理念としています。同社は、システムの構築から保守・運用にわたるITサービスをワンストップで提供し、企業の経営課題に対して最適なソリューションを提案しています。NCS&Aグループは、NCS&A本体と3つの連結子会社、1つの持分法非適用関連会社で構成されています。
NCS&Aの事業セグメントは主に3つあります。まず、システム開発です。NCS&Aは、顧客からの依頼に基づきシステムの設計やソフトウェアの開発を行い、パッケージソフトウェアのカスタマイズも手がけています。これにより、顧客に対してソリューションを中心とした販売を行っています。開発作業の一部は、連結子会社であるエブリ株式会社やNCSサポート&サービス株式会社、恩愛軟件(上海)有限公司に外注しています。
次に、サービス業務です。NCS&Aは、コンピュータ機器の保守を行うハードウェア保守サービスや、企業のコンピュータシステムに対する全般的な支援を行うシステムサポートサービスを提供しています。これらのサービスの一部も、エブリ株式会社に外注されています。
最後に、システム機器等の販売です。NCS&Aは、コンピュータ機器や周辺機器、自社開発のパッケージソフトウェア、他社開発のパッケージソフトウェアの販売を行っています。これにより、顧客の多様なニーズに応える製品を提供しています。
経営方針
NCS&Aは、ITを通じて新しい価値を創造し、社会に貢献することを経営理念としています。同社は、2024年度から2026年度までの中期経営計画を策定し、収益基盤の安定を維持しつつ、サービス事業への転換を図ることを目指しています。この計画では、技術力の向上と主力ソリューションの強化を両立させることが基本方針とされています。
NCS&Aの中期経営計画では、2027年3月期に連結売上高230億円、連結営業利益率12%、連結配当性向45%以上の達成を目標としています。これにより、企業価値の向上を図り、株主や従業員を含む全てのステークホルダーの利益に貢献することを目指しています。
同社は、自主ビジネスの強化と主力ソリューションへの投資拡大を通じて収益性の向上を図るとともに、新ビジネスの創出に向けた取り組みを推進しています。また、社員が活躍できる環境の構築や人材への積極的な投資を行い、組織全体の成長を支えています。
さらに、NCS&Aはリスクマネジメントの強化を図り、品質マネジメントの向上と技術力の強化に努めています。サステナビリティへの取り組みも継続的に推進し、社会から必要とされる企業を目指しています。これにより、景気の変化に左右されない自立した企業体制を構築しようとしています。