NCS&AJP:9709

時価総額
¥142.4億
PER
11.3倍
ITサービスの提供、システム開発、ハードウエア保守サービス、システムサポートサービス、コンピュータ機器及び周辺機器の販売。

沿革

1961年10月

当社の前身会社日本システム・マシン株式会社に電子計算機部を設置。

1966年9月

日本システム・マシン株式会社より分離独立し、大阪市北区に日本コンピューター株式会社を設立、資本金500万円。

   10月

日本コンピューター・システム株式会社に商号変更。

1972年4月

東京都杉並区に東京営業所(現 東京本社・千代田区)を開設。

1974年4月

名古屋市中区に名古屋営業所(現 名古屋支社・中村区)を開設。

1983年4月

京都市下京区に京都営業所(京都支店)を開設。

   4月

コンピュータ保守専門子会社 オーエーエンジニアリング株式会社(現 連結子会社 エブリ株式会社)を設立。

1988年12月

システムインテグレーター認定制度に申請し、通商産業大臣の認定を受ける。

1989年12月

大阪証券取引所市場第二部に上場。

1993年5月

コンピュータシステム運用サービス子会社 エヌシーエステクノロジー株式会社(現 連結子会社 エブリ株式会社)を設立。

1999年3月

プライバシーマーク使用許諾事業者に認定される。

2000年1月

品質保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得。

2003年4月

環境に関する国際規格「ISO14001」の認証を取得。(2017年4月より自主運用)

2004年3月

中国上海市に恩喜愛思(上海)計算機系統有限公司を設立。

   3月

「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度」の認証を取得。

   5月

大阪市中央区に本社を移転。

2007年3月

ISMS認証基準の国際規格化に伴い「ISO27001」の認証に移行。

2008年10月

京都支店を本社に統合。

2012年3月

IT支援サービス子会社 NCSサポート&サービス株式会社(現 連結子会社)を設立。

   4月

オーエーエンジニアリング株式会社とエヌシーエステクノロジー株式会社が合併、エブリ株式会社に商号を変更。

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合により、東京証券取引所市場第二部に上場。

2014年8月

株式会社アクセスと合併、NCS&A株式会社に商号を変更。

      10月

恩喜愛思(上海)計算機系統有限公司と株式会社アクセスの子会社であった阿克塞斯軟件(上海)有限公司を合併、恩愛軟件(上海)有限公司に商号を変更。

2016年12月

ベルギー・Luciad社の地理空間情報ソフトウエア製品の販売を開始。

2017年4月

日本アイ・ビー・エム株式会社とのパートナーシップにより「IBM Watson Explorer」の取扱いを開始。

2022年3月

大阪市北区に本社を移転。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。

事業内容

NCS&Aグループは、NCS&Aおよびその連結子会社4社、持分法非適用関連会社1社で構成されています。同社は、「コンピューターは社会に奉仕する」という創業の精神のもと、ITを通じて新しい価値を創造し、社会に貢献することを経営理念としています。経営課題を抱える企業に対し、最適なソリューションの提案からシステムの構築、保守・運用に至るまでのITサービスをワンストップで提供しています。

同社グループの事業は大きく3つのセグメントに分かれています。第一に、システム開発セグメントでは、顧客からの依頼に基づくシステムの設計やソフトウェアの開発、パッケージソフトウェアのカスタマイズといったサービスを提供しています。開発作業の一部は、エブリ株式会社、NCSサポート&サービス株式会社、恩愛軟件(上海)有限公司などの連結子会社に外注されています。

第二のセグメントはサービス業務で、コンピュータ機器の保守を行うハードウェア保守サービスや、企業のコンピュータシステムに対する全般的な支援を行うシステムサポートサービスを中心に展開しています。これらのサービスの一部も、エブリ株式会社に外注しています。

最後に、システム機器等販売セグメントでは、コンピュータ機器及び周辺機器、自社開発パッケージソフトウェア、他社開発パッケージソフトウェアの販売を手掛けています。これらの事業を通じて、NCS&AグループはIT分野での幅広いニーズに応えています。

経営方針

NCS&Aグループは、ITを通じて新しい価値を創造し、社会に貢献することを経営理念としています。2022年3月期を初年度とする中期経営計画(2021年度-2023年度)では、「収益性の安定と向上」および「社員が生き生きと働ける会社に」を大方針として掲げています。この計画の下、同社は収益性の改善、自主ビジネスの強化、サービスベンダーへの変貌、経営ガバナンスの強化、そして生き生きと働ける会社づくりを目指しています。

収益性の改善には、プロジェクトの収益性改善とリスクの未然防止に努め、PMOの活動を継続・強化し、KPI設定による改善項目と目標の可視化管理を行います。自主ビジネスの強化では、収益性の高い主力ソリューション及び自主ビジネスの機能強化やラインナップの拡充を図ります。サービスベンダーへの変貌を目指し、クラウドやデータセンターの活用及びソリューションのサービス化を進めます。

経営ガバナンスの強化では、コンプライアンス責任者を明確にし、法令遵守とコンプライアンス意識の浸透・拡大に努めます。また、リスクマネジメントの管理体制を維持し、活動効果の把握と改善によりリスク耐性を高めます。社員が生き生きと働ける会社づくりには、勤務形態の多様化や付加価値創造型の人材育成への取り組みを通じて、働き方改革を継続・強化します。

これらの施策を通じて、NCS&Aグループは持続的な成長を目指し、企業価値の一層の向上に努めています。