- 日本企業
- ウィルソン・ラーニング ワールドワイド
ウィルソン・ラーニング ワールドワイドJP:9610
事業内容
ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは、1981年に米国ウィルソン・ラーニング社の子会社として設立されましたが、1991年に同社を実質的に買収しました。この買収により、研修プログラムの著作権などの知的所有権を取得し、その他の資産・負債は新たに設立したウィルソン・ラーニング コーポレーションが引き継ぎました。
ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは、企業内教育の企画および実施を行う事業を展開しています。主な事業セグメントは、HRD(人材開発)事業であり、人材開発や組織開発のためのコンサルティングとソリューションの開発・提供を行っています。この事業には、ウィルソン・ラーニング コーポレーションを含む10社が関与しています。
また、ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは、企業内教育研修プログラムおよびリサーチプログラムの基礎開発研究も行っています。この分野では、ウィルソン・ラーニング コーポレーションが主要な役割を担っています。これにより、企業の人材育成を支援するための多様なプログラムを提供しています。
経営方針
ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは、創業以来「人や組織がその力を最大限に発揮できるよう支援する」というミッションを掲げています。このミッションを実現するため、同社は「テクノロジー・ドリブン」と「グローバリゼーション」を基本戦略としています。最新の人間工学や産業心理学に基づくテクノロジーを活用し、グローバルに展開することで、企業の成長をサポートしています。
同社の経営戦略は、次世代リーダーの育成やグローバル企業の人材育成を強化することにあります。2026年3月期には、米国と英国の営業体制を一元化し、グローバル企業への営業リーチを強化する計画です。また、コスト削減を進め、収益改善に向けた取り組みを継続しています。
国内では、人材育成の重要性が高まっており、イノベーションやリーダーシップ育成に注力しています。北米では、ライセンス型案件の提案や中規模企業への営業拡大を進め、欧州では米国と一体化した営業活動を強化しています。中国市場からは撤退を進め、アジア・パシフィックではインドを中心に営業体制を強化しています。
収益構造の改善に向けて、欧州事業の米国への移管やオフィススペースの削減を行い、経営資源の効率的な運用を進めています。これにより、ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは、持続可能な成長を目指しています。