グラッドキューブJP:9561

時価総額
¥42億
PER
データ解析とデジタルマーケティングを軸に、SaaS事業(SiTestを用いたウェブサイト解析等)、マーケティングソリューション事業(インターネット広告の運用代行等)、SPAIA事業(スポーツ予想やメディア運用)を展開。

沿革

2007年1月

合同会社GLAD CUBE設立(大阪府大阪市生野区)

2008年2月

株式会社グラッドキューブとして組織変更 リスティング広告のコンサルティングを開始

2011年1月

マーケティングソリューション事業を開始

2011年10月

Google Excellent Performer Award 最優秀賞受賞

2013年3月

サイト制作サービスを開始

2013年4月

東京支社開設(東京都渋谷区)

SaaS事業開始

ウェブ解析ツール「SiTest(サイテスト)」β版ローンチ

Facebook(現:Meta Platforms)広告代行サービスを開始

アクセス解析サービスを開始

2014年3月

東京支社移転(東京都渋谷区)

2014年9月

大阪本社移転(大阪府大阪市中央区)

2016年5月

「SiTest」AIレポート機能を提供開始

2016年9月

SPAIA(スパイア)事業開始

スポーツAI予想解析メディア「SPAIA」β版ローンチ

2017年1月

「SiTest」ディープラーニングによる自動返信機能を提供開始

2017年7月

大阪本社移転(大阪府大阪市中央区)

東京支社移転(東京都港区)

2018年2月

MICイノベーション4号投資事業有限責任組合及びNTTインベストメント・パートナーズファンド2号投資事業有限責任組合を割当先とする第三者割当増資を実施

NTTグループとの取引開始

2018年12月

「SPAIA」アプリ版ローンチ

2019年7月

「SiTest Lite」ローンチ

2019年12月

競馬AI予想解析メディア「SPAIA AI競馬」(現:SPAIA競馬)β版ローンチ

2020年3月

東京支社移転(東京都港区)

2020年11月

「SPAIA AI競馬」アプリ版ローンチ

2022年7月

サイト高速化ツール「FasTest(ファーステスト)」β版ローンチ

2022年9月

東京証券取引所グロース市場に株式を上場

事業内容

グラッドキューブは、データと解析を駆使して事業展開を行うSaaS企業です。同社は主に3つの事業セグメントを持っています。

1. **SaaS事業**: 自社開発のウェブサイト解析ツール「SiTest」を中心に、ウェブサイトの解析、アクセス解析、サイト制作、コンテンツ制作、コンサルティングを通じたデジタルマーケティング施策を提供しています。SiTestは、ユーザー行動の可視化、A/Bテスト、EFO(Entry Form Optimization)、AIによる自動レポート機能など、ウェブサイト最適化に必要な機能を一つに集約したツールです。

2. **マーケティングソリューション事業**: インターネット広告の提案型運用、コンテンツ制作、アクセス解析を行い、成果物を顧客に提供しています。この事業では、大企業から中小企業まで幅広い顧客に対し、インターネット広告の運用代行と付随するサービスを提供し、顧客のビジネス成果の達成を支援しています。

3. **SPAIA事業**: 自社開発によるスポーツメディアプラットフォーム「SPAIA」を運営しており、プロ野球やサッカーの勝敗予想、スーパー選手名鑑、競馬予想など、AIを活用したスポーツコンテンツを提供しています。特にSPAIA競馬では、有料会員向けにAIによる解析データを提供し、広告収入と有料会員収入を収益モデルとしています。

これらの事業を通じて、グラッドキューブはデジタルマーケティングの最適化、インターネット広告の効果的な運用、スポーツファンへのエンゲージメント提供を目指しています。また、SaaS事業とマーケティングソリューション事業の間でリードシェアやパッケージ販売を行うなど、事業間のシナジーを活かした取り組みも行っています。

経営方針

グラッドキューブは、データと解析の力を駆使し、SaaS企業として世界のプラットフォームを目指しています。同社は、「SiTest」を中心としたUI/UX解析改善アプリをデファクトスタンダードにすること、インターネット広告プロモーション事業を日本一の取り扱い企業にすること、そしてデータ解析力を世界のあらゆるジャンルに活かしプラットフォーム化することを事業目標として掲げています。これらの目標達成に向けて、データドリブンな事業展開の連鎖で事業領域の変革を推進しています。

同社は、売上成長率及び経常利益を重視する経営指標としており、インターネット関連市場の成長を背景に、デジタルマーケティングを中心とした顧客支援や自社開発のAIを活用したサービス開発を基に、更なる成長を目指しています。また、事業の収益基盤の強化及び加速、SaaS事業における新規開発ツールへの取り組み、優秀な人材の確保、情報セキュリティのリスク対応強化、迅速な意思決定を行うための組織体制の強化、内部管理体制の強化など、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に取り組んでいます。

グラッドキューブは、これらの成長戦略と経営方針を基に、データと解析の力を最大限に活用し、事業の拡大と社会への貢献を目指しています。同社の取り組みは、デジタルトランスフォーメーションが進む現代において、多くの企業や顧客にとって価値あるサービスを提供することで、その地位を確固たるものにしていくことでしょう。