静岡ガスJP:9543

時価総額
¥726.9億
PER
ガス供給・販売、LNG・LPG販売、オンサイト・エネルギーサービス、電力販売、ガス配管工事・機器販売、リース業務、システム開発、保険代理業など多岐にわたる事業を展開。

沿革

1910年4月

資本金50万円をもって設立

1917年12月

沼津瓦斯株式会社を吸収合併

1942年7月

清水瓦斯株式会社を吸収合併

1944年12月

静岡製造所竣工

1959年7月

子会社大富士瓦斯株式会社を設立

1961年8月

子会社静岡液化瓦斯株式会社(現連結子会社)を設立(1998年4月「静岡ガスエネルギー株式会社」に商号変更)

1973年9月

大富士ガス工業株式会社を設立

1973年11月

静岡・沼津間高圧輸送幹線「駿河幹線」完成

1986年5月

吉原工場の運営開始

1992年1月

大富士ガス工業株式会社を吸収合併

1992年8月

子会社清水エル・エヌ・ジー株式会社(現連結子会社)を設立

1994年6月

天然ガスへの熱量変更作業を開始

1996年7月

マレーシアからLNG(液化天然ガス)導入開始

2000年1月

大富士瓦斯株式会社、富士宮瓦斯株式会社及び静岡蒲原瓦斯株式会社を吸収合併

2001年1月

清水エル・エヌ・ジー株式会社袖師基地に第2号LNG貯槽完成

2001年12月

東京証券取引所市場第二部上場

2002年12月

天然ガスへの熱量変更作業が完了

2003年1月

静岡工場を閉鎖

2003年12月

東京証券取引所市場第一部指定

2004年7月

吉原工場を閉鎖

2004年7月

静岡・富士間高圧輸送幹線「第二駿河幹線」完成

2010年1月

清水エル・エヌ・ジー株式会社袖師基地に第3号LNG貯槽完成

2015年4月

静岡ガス株式会社に商号変更

事業内容

静岡ガスは、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業には、ガス供給、LNG(液化天然ガス)販売、LPG(液化石油ガス)及びその他エネルギー関連サービスが含まれます。静岡ガスは、都市ガスの原料となるLNGを輸入し、子会社を通じて製品ガスを製造、販売しています。また、LPGの販売やこれに付随する機器販売、配管工事も行っており、オンサイト・エネルギーサービス事業を通じて、顧客の事業所内にエネルギー設備を設置し、運営しています。

さらに、静岡ガスは電力販売も手掛けており、タイ国での電力卸販売にも関与しています。その他の事業として、ガス配管工事、ガス機器の販売、ガス設備の保全、空調工事、住設機器の販売、リフォーム事業、LPGの配送、LNGの輸送、リース業務、情報処理及びシステム開発、保険代理業など多岐にわたるサービスを提供しています。

これらの事業は、静岡ガス自身やその連結子会社、持分法適用関連会社、持分法非適用関連会社を通じて展開されており、エネルギー供給から関連サービスまで、顧客の多様なニーズに応える幅広い事業ポートフォリオを有しています。

経営方針

静岡ガスは、現代の経営環境の変化に対応し、持続可能な成長を目指しています。同社は、人口減少や少子高齢化、脱炭素、デジタル化の進展などの課題に直面しており、これらの課題に対処するために、二つの重要なビジョンを公表しました。「2050年カーボンニュートラルビジョン」と「2030年ビジョン」です。これらのビジョンを通じて、安全・安心、カーボンニュートラル化の実現、そしてQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上を目指しています。

成長戦略として、静岡ガスは都市ガス・LPG事業、電力・再エネ事業、くらしサービス・エンジニアリングサービス事業、そして海外事業を重点領域としています。基盤事業の継続的成長を目指し、安全・安心を最優先に、保安の確保や安定供給に努めるとともに、天然ガスの普及拡大や顧客基盤の拡大を進めています。また、新たな成長事業の確立にも注力しており、電力・再エネ事業では、顧客基盤の拡大や省エネニーズへの対応、再生可能エネルギー電源の開発に取り組んでいます。

さらに、くらしサービス事業では、お客さまのライフステージに合わせたサービスの提案を進め、エンジニアリングサービス事業では、エネルギーサービスの拡大や省エネ、省CO2を推進しています。海外事業では、東南アジア・南アジアを中心に、天然ガスシフトや再生可能エネルギーの開発に取り組んでいます。

経営基盤の強化も重要な戦略であり、高度なガバナンス体制やリスク管理体制の確立、DXによる業務の高度化・効率化、人材の活用や育成に力を入れています。これらの取り組みを通じて、静岡ガスは地域社会の持続的な発展に貢献し、新たな価値創造を目指しています。