東邦瓦斯JP:9533

時価総額
¥4717.5億
PER
16.7倍
ガスの製造・販売、LPG・その他エネルギー事業、電気の販売、不動産管理・賃貸、情報処理サービス提供などを手がける。

事業内容

東邦瓦斯は、ガス事業、LPG・その他エネルギー事業、電気事業、その他の事業を展開しています。グループは、東邦瓦斯株式会社を中心に、32の子会社と40の関連会社で構成されています。そのうち、25社は連結子会社、6社は持分法適用関連会社です。

ガス事業では、東邦瓦斯は愛知県、三重県、岐阜県でガスの製造・販売を行い、ガス器具の販売も手がけています。東邦ガスネットワークは、同地域でガスの託送供給や配管工事を担当しています。東邦ガスライフソリューションズは、家庭向けのガスと電気の販売を受託し、住宅設備機器の販売も行っています。

LPG・その他エネルギー事業では、東邦瓦斯はLNG販売と熱供給事業を展開しています。東邦液化ガスなどは、LPGの販売、LPG機器の販売、配管工事、コークス・石油製品の販売を行っています。これにより、多様なエネルギー供給を実現しています。

電気事業においては、東邦瓦斯とその関連会社が電気の販売を行っています。これにより、ガスと電気の両方を提供することで、顧客の多様なニーズに応えています。電力供給の拡大により、エネルギーの選択肢を広げています。

その他の事業では、東邦瓦斯はLNG受託加工を行っています。東邦ガス不動産開発は不動産の管理・賃貸を手がけ、東邦ガスエナジーエンジニアリングはプラント設計施工を行っています。海外では、Toho Gas Australiaなどが天然ガスの開発・投資を行っています。

経営方針

東邦瓦斯は、2050年の社会像を見据えた「東邦ガスグループビジョン」を掲げ、2030年代半ばに向けた成長戦略を推進しています。このビジョンでは、「地域におけるゆるぎないエネルギー事業者」「エネルギーの枠を超えたくらし・ビジネスのパートナー」「持続可能な社会の実現をリードする企業グループ」の3つの姿を目指しています。

2025年から2027年にかけての中期経営計画では、事業・財務・人材の各戦略を統合的に推進し、企業価値の向上を図ります。具体的には、都市ガスやLPGといったコア事業から、電気や海外事業といった戦略事業へ経営資源をシフトし、事業構造の変革を加速させる方針です。

東邦瓦斯は、安定したキャッシュ・フローの創出を目指し、都市ガスやLPG事業の強化を図ります。また、電気事業や海外事業を次代の成長エンジンと位置づけ、積極的な資源投下を行い、規模の拡大と競争力の強化を進めます。これにより、持続可能な成長を実現しようとしています。

さらに、地域価値創造ビジネスの深耕やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みも進めています。地域との共生を図りながら、CO2排出量の削減や再生可能エネルギーの拡大を目指し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。