ベルパークJP:9441

時価総額
¥350.2億
PER
14.7倍
キャリアショップ運営、情報通信機器販売、法人向け通信・クラウドサービス取次ぎ、セキュリティ商品販売。

沿革

1993年2月

移動体通信サービスの加入申込、ネットワーク商品の取次業務を目的として東京都千代田区永田町に株式会社ベルパークを設立

1994年5月

東京都千代田区麹町に本店移転

1995年4月

株式会社東京デジタルホン(現 ソフトバンク株式会社)と代理店委託契約を締結

1995年5月

東京デジタルホン認定店舗である「デジタルホンサービス専門店」(現 ソフトバンクショップ)の運営開始

2000年5月

日本証券業協会に株式を店頭登録

2004年11月

東京都千代田区平河町に本店移転

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2009年6月

パナソニックテレコム株式会社の運営していたソフトバンクショップ52店舗(直営22店舗、FC30店舗)及び卸売事業を譲受け

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場

2010年10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2010年12月

株式会社ウィルコム(現 ソフトバンク株式会社)と代理店基本契約を締結

2011年2月

ウィルコム認定店舗である「ウィルコムプラザ」(現 ワイモバイルショップ)の運営開始

2013年2月

2013年6月

2013年7月

2014年2月

KDDI株式会社と代理店業務委託基本契約を締結

KDDI認定店舗である「auショップ」の運営開始

大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

株式会社OCモバイル(現 株式会社ベルパークネクスト)を株式取得により完全子会社化し、NTTドコモ認定店舗である「ドコモショップ」の運営開始

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行

事業内容

ベルパークとその連結子会社であるベルパークネクストは、情報通信機器の販売とサービス提供を主軸に事業を展開しています。特に、移動体通信事業者との代理店委託契約に基づき、ソフトバンクショップ、auショップ、ドコモショップ、ワイモバイルショップなどのキャリアショップの運営を中心に据えており、東名阪を中心に直営店293店舗、さらにフランチャイズ店や併売店を含めた販売代理店を通じた店舗運営も行っています。

同社グループは「情報通信機器販売サービス事業」を単一セグメントとして位置づけつつ、キャリアショップ事業と法人ソリューション事業の二つの事業を展開しています。キャリアショップ事業では、新規契約の取次ぎ、商品販売、割賦契約の斡旋、故障修理、料金プラン変更の受付、通信料金の収納受付などを行っており、直営店とフランチャイズ店での営業内容に差異はありません。一方、法人ソリューション事業では、法人顧客に対して携帯電話等の通信サービス契約の取次ぎ、クラウドサービスの提供、セキュリティ関連商材の販売、故障受付などのアフターサービスを提供しています。

売上高に関しては、情報通信機器等商品の販売価格と、情報通信サービス契約取次や各種受付業務に対する手数料、新規契約等を締結した加入者の通信料金の一定割合を受け取る手数料などが含まれます。売上原価は、商品の仕入価格と、二次代理店に委託した業務の対価として支払う手数料で構成されています。これらの事業活動を通じて、ベルパークグループは情報通信分野での幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

ベルパークは、情報通信機器の販売とサービス提供を核とした事業を展開しており、特にキャリアショップの運営に強みを持っています。同社グループは、経営環境の変化に対応し、企業価値を継続的に高めるための成長戦略を推進しています。

経営方針として、コンプライアンスの徹底と倫理観の醸成に注力しています。また、経営環境の分析から、携帯電話端末の買い替えサイクルの長期化やオンライン販売の増加、金融サービスを軸とした経済圏への囲い込み競争の激化など、市場の多様化と競争の激化を認識しています。

これらの環境下で、ベルパークは中期経営計画において、情報通信機器販売サービス事業の成長、多様な人材の採用と育成、そしてESGへの取り組みを3つの重点領域としています。具体的には、キャリアショップ事業と法人ソリューション事業のバランスの良いポートフォリオ構築、収益性の高い店舗網の拡大、店舗運営の効率化、新たな法人顧客の獲得、新サービスの開発と販売、従業員のキャリア開発と働きがいのある職場環境の整備、そしてサステナビリティへの貢献を目指しています。

これらの取り組みを通じて、ベルパークは安定した成長を目指し、すべてのステークホルダーからの期待に応える企業を目指しています。同社の成長戦略は、変化する経営環境に柔軟に対応し、持続可能な成長を実現することに焦点を当てています。