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エヌジェイホールディングスJP:9421
事業内容
エヌジェイホールディングスは、ゲーム事業とモバイル事業を中核に複数の連結子会社を擁する企業グループです。同社は各種プラットフォーム向けのゲームの企画・開発・運営と、携帯端末や通信サービスを扱う店舗運営を主力にしています。
主要な顧客はゲームの利用者や携帯端末の購入者、そして通信事業者(キャリア)です。同社はゲーム事業での売上をゲーム販売やアプリ内課金、運営に伴う収入で得ており、モバイル事業は端末販売や通信契約に伴う手数料、店舗運営からの収入が中心です。
事業は「ゲーム事業」「モバイル事業」「その他」に分かれており、ゲーム事業では複数の連結子会社(ゲームスタジオやトライエース等)が企画・開発・運営を担っています。同社のモバイル事業はネプロクリエイトがキャリアショップおよび複数キャリア対応の販売店「PiPoPark」を運営して端末とサービスを提供し、その他の事業ではクレジット決済関連のサービスも行っています。
経営方針
同社は中期経営計画(2025年6月期〜2027年6月期)において、最終年度の連結営業利益を400百万円(4億円)、ゲーム事業のセグメント利益を600百万円(6億円)、モバイル事業のセグメント利益を100百万円(1億円)とする目標を掲げています。2025年6月期は計画の初年度に当たり、連結営業利益は計画100百万円に対して51百万円の実績となった一方で、モバイル事業は新規出店などで当初目標の100百万円を達成し、ゲーム事業も厳しい環境下で236百万円を確保しました。こうした実績を踏まえ、同社は事業収益力の強化と投下資本に対する収益率の向上を目指しています。
重点投資分野はゲーム事業とモバイル事業の両輪で、人材と現場ノウハウへの投資を中心に据えています。ゲーム側では企画提案ができる開発人材の育成やコア人材の強化、運営支援分野では翻訳や市場の声の分析といった海外対応業務の拡大を進め、差別化は「クリエイター支援による高品質コンテンツの継続供給」と「配信や運営まで含めた支援体制の提供」によって図ろうとしています。モバイル側では店舗運営力を基盤に、接客やイベントを通じた顧客接点の強化と地域密着のサービスでオンライン販売との差別化を図っています。
新市場開拓と事業拡大については、同社は既存の店舗運営で培ったノウハウと人材を活かした新規出店や店舗型ビジネスの拡大を重視しています。モバイル事業では地域密着の販売店「PiPoPark」などを通じた出店機会の探索と、店舗運営と親和性の高い周辺分野の事業化を目指します。ゲーム事業では海外市場や複数プラットフォームへの展開を強めるとともに、小規模で迅速に仮説検証する投資を行い、将来の高成長分野への挑戦を進めています。
技術革新への取り組みでは、同社は人工知能(AI)を品質向上や開発効率の自動化に活用する方針です。具体的には品質チェックや作業の自動支援で職種の細分化を抑えつつ少数精鋭で高品質を実現する仕組みを整え、開発の生産性と予測精度を高めることで開発費上昇の課題に対応します。加えて、人的資本の価値を高めるための育成制度や、会計上に表れにくい無形資産の取得機会を逃さないマネジメント体制の整備にも取り組んでいます。