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- 鈴与シンワート
鈴与シンワートJP:9360
沿革
1947-05 | セメント荷扱会社として資本金195千円で「新和運輸株式会社」を設立 |
1949-07 | 東和海運株式会社と対等合併 道路運送法による一般区域貨物自動車運送事業の免許を取得 |
1949-12 | 倉庫業登録 |
1950-12 | 倉庫証券の発行の許可 |
1951-08 | 京浜港における港湾運送事業登録 |
1963-06 | 東京証券取引所市場第二部に株式上場 |
1963-12 | 京浜港における一般港湾運送事業の免許を取得 |
1972-02 | 宅地建物取引業者の免許を取得 |
1975-06 | 「スリー・エス・シンワ株式会社」と社名変更 |
1989-06 | 東京都港区に芝浦倉庫竣工 |
1989-10 | 事業の多角化に伴い「株式会社シンワート」と社名変更 |
1990-11 | 川崎市川崎区に東扇島冷蔵倉庫竣工 |
1993-12 | 鈴与グループの一員となる |
1994-10 | 「鈴与シンワート株式会社」と社名変更 |
1995-05 | シンワ運輸埼玉株式会社(連結子会社)を設立 |
1997-11 | 川崎市川崎区に東扇島第二冷蔵倉庫竣工 |
1998-09 | ソフトウエア開発を主たる事業とする株式会社フロイス(本社大阪)の全株式を取得 |
1998-10 | ソフトウエア開発を主たる事業とする株式会社システムナレッジを吸収合併し、情報サービス事業に進出 |
1999-10 | 株式会社フロイスを吸収合併し、情報サービス事業で関西地区に進出 |
2002-01 | シンワ運輸東京株式会社(現 連結子会社)を設立 |
2003-02 | ロジック株式会社及びロジック興産株式会社(2003年7月清算結了)の株式を取得 |
2004-09 | ロジック株式会社の発行済株式85.16%を鈴与株式会社に譲渡(連結子会社ではなくなる) |
2005-07 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(現 株式会社NTTデータ)を引受先とする第三者割当により90百万円増資、資本金7億65百万円となる |
2005-11 | エール情報システムズ株式会社の営業全部を譲受け |
2008-05 | データセンター営業開始 |
2008-11 | シンワ運輸埼玉株式会社(連結子会社)を解散 |
2011-11 | 物流事業部門を鈴与シンワ物流株式会社(現 連結子会社)として分社 |
2012-05 | GBR株式会社(連結子会社)の全株式を取得 |
2012-09 | 無担保社債3億円を発行 |
2015-03 | 無担保社債3億円を発行 |
2016-02 | GBR株式会社のソフトウエアの開発、販売及び保守に関する事業を吸収分割により承継 |
2016-03 | 株式会社電通国際情報サービスを引受先とする第三者割当により37百万円増資、資本金8億2百万円となる。 GBR株式会社(連結子会社)を解散 |
2016-06 | 監査等委員会設置会社へ移行 |
2017-10 | 普通株式5株を1株に株式併合し、単元株式数を1,000株から100株に変更 |
2021-07 | ビジネス・デザイン・コンサルティング株式会社(現 連結子会社)の全株式を取得 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行 |
事業内容
鈴与シンワートは、情報サービス事業と物流事業の二つの主要なセグメントを持つ企業です。情報サービス事業では、ソフトウェアの設計、開発、保守運用などの受託開発を中心に、データセンターやクラウドサービス、パッケージソフトウェアの導入、業務システムの開発、アウトソーシング、物流ITコンサルティングなど、幅広いICTソリューションを提供しています。また、人事ITコンサルティングサービスも行っており、人事給与や会計を中心としたパッケージの導入やBPOサービスを提供しています。
物流事業では、鈴与シンワ物流株式会社を中心に、輸出入貨物の取扱い、倉庫での貨物保管や荷役、港湾での貨物取扱い、セメントや小麦粉輸送を主体とする陸運事業などを展開しています。これにより、貨物の保管から輸送に至るまでの業務を一貫して提供する体制を整えています。
鈴与シンワートは、これらの事業を通じて、顧客の多様なニーズに応えるサービスを提供しており、情報技術と物流の融合による総合的なソリューションを展開しています。
経営方針
鈴与シンワートは、情報サービス事業と物流事業を二つの柱として、企業価値の向上と持続的な成長を目指しています。同社は、社会貢献を目標に掲げ、事業拡大と収益力強化を中心とした中期計画を推進しています。特に、情報サービス事業では、新型コロナウイルス感染拡大の影響とデジタルトランスフォーメーション(DX)への意欲の高まりを背景に、ITサービスへの需要が継続的に拡大している状況に対応しています。
2025年の中期経営計画では、「徹底した現場力の向上による収益構造の改革」を経営ビジョンとして掲げ、受注・売上の拡大、収益性の改善、そして「人財力」の強化に注力しています。また、IT人材の獲得競争の激化や物価上昇への対応として、人的資本投資を強化し、従業員の幸福を追求するウェルビーイング経営にも取り組んでいます。
物流事業においては、業務のデジタル化を進め、収益力の確保と向上を目指しています。また、社員の働きやすさを追求し、人財の確保と育成に注力しています。倉庫、港運、陸運の各事業活動では、顧客深耕による売上拡大や品質向上、リスクアセスメント推進による事故トラブルの未然防止など、様々な取り組みを実行しています。
鈴与シンワートは、お客様の事業への貢献を通じて社会課題に取り組み、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。これらの取り組みを通じて、同社は事業の成長性と収益性を重視し、売上高、営業利益、経常利益を経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標としています。