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リンコーコーポレーションJP:9355
沿革
1905年11月 |
株式会社に準ずる法人「新潟健康舎」として創立、牧畜及び牛乳販売を目的とする。 |
1914年5月 |
営業目的に倉庫業、運輸事業、不動産事業等を追加。 |
1920年8月 |
築港工事の許可を受ける。 |
年10月 |
商号を「新潟臨港株式会社」に変更。 |
1931年2月 |
臨港埠頭工事完成。 |
1940年10月 |
商号を「新潟臨港開発株式会社」に変更し、荷役業、仲立業を営業の目的に追加。 |
1941年2月 |
牧畜及び牛乳販売業の一切を明治乳業に譲渡する。 |
1946年9月 |
丸肥運送倉庫株式会社(現 連結子会社)設立。 (1996年3月 丸肥運送倉庫株式会社の全株式を取得) |
1955年4月 |
株式を新潟証券取引所に上場する。 |
1956年11月 |
東京事務所(現 東京支社)を開設。 |
1958年6月 |
新潟港トラック株式会社設立。 (1989年1月 商号をリンコー運輸株式会社(現 連結子会社)に変更) |
1960年10月 |
「新潟海陸運送株式会社」を合併、商号を「新潟臨港海陸運送株式会社」と変更する。 |
1961年4月 |
新潟港筏株式会社設立。 (1984年7月 臨港倉庫株式会社を合併し、商号を新光港運株式会社(現 連結子会社)に変更) |
1961年10月 |
株式を東京証券取引所(第二部)に上場する。 |
1962年4月 |
海運業を営業の目的に追加。 |
年9月 |
営業目的に各種自動車・機械及び同部品・附属品の売買業を追加。 |
1963年9月 |
株式会社ホテル新潟(現 連結子会社)設立。 |
1966年12月 |
臨港商事株式会社(2011年2月に解散)設立。 |
1970年6月 |
東港事業所(現 東港支社)を開設。 |
1972年8月 |
新潟貿易株式会社(2002年4月臨港商事株式会社が吸収合併)設立。 |
1985年7月 |
臨港木材リサイクルセンター(廃材処理)操業開始。 |
1987年3月 |
本社を新社屋完成に伴い新潟市万代五丁目11番30号に移転。 |
1988年4月 |
賃貸ビル(現 株式会社ホテル新潟所有)のホテル新潟完成。 |
1991年7月 |
商号を「株式会社リンコーコーポレーション」に変更。 |
1994年4月 |
賃貸ビル(現 株式会社ホテル大佐渡所有)のホテル大佐渡完成。 |
1995年7月 |
株式会社ワイ・エス・トレーディング(現 連結子会社)設立。 (2014年4月 株式会社ワイ・エス・トレーディングの全株式を取得) |
1999年8月 |
東港支社を新社屋完成に伴い北蒲原郡聖籠町東港三丁目170番地16に移転。 |
2002年4月 |
臨港商事株式会社(2011年2月に解散)は、新潟貿易株式会社を吸収合併。 |
2005年3月 |
株式会社ホテル新潟は、商号を「株式会社リンコーホールディングス」に変更し、新設分社型分割により、株式会社ホテル新潟(現 連結子会社)及び株式会社ホテル大佐渡(現 連結子会社)を設立。(2012年4月 当社を存続会社とする吸収合併により、株式会社リンコーホールディングスは解散。) |
2008年12月 |
株式会社ホテル新潟は、ブランド名称を「ANAクラウンプラザホテル新潟」に変更。 |
2009年4月 |
リンコー運輸株式会社(現 連結子会社)の営む事業のうち自動車分解整備事業及び産業廃棄物処理事業に関する権利義務を当社が承継する吸収分割を実施。 |
2011年2月 |
臨港商事株式会社の事業を当社が譲受け、同社は解散。 |
2012年4月 |
当社と株式会社ホテル新潟及び株式会社ホテル大佐渡は、当社が営む不動産賃貸事業の一部を他の2社が承継し、両社がそれぞれ営む不動産賃貸に係る事業の一部を当社が承継する吸収分割を実施。 |
2014年12月 |
臨港商事株式会社(2011年2月に解散)の特別清算手続き結了。 |
2021年4月 |
当社が所有する株式会社ホテル大佐渡の全株式を譲渡。 |
2022年2月 |
株式会社ワイ・エス・トレーディングを吸収合併し横浜営業所を開設。 |
2022年4月 |
丸肥運送倉庫株式会社(存続会社)が新光港運株式会社(消滅会社)を吸収合併し、リンコー港運倉庫株式会社に商号を変更。 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
リンコーコーポレーション及びそのグループ企業は、幅広い事業セグメントを展開しています。主な事業には、港湾運送事業、通運事業、倉庫業、貨物自動車運送業、船舶碇繋場業、不動産業、ホテル業、機械整備販売業、物品販売業、その他附帯事業が含まれます。
運輸部門では、新潟港を中心に入出港船舶の本船積卸や沿岸作業等の海陸一貫作業を行っています。リンコー港運倉庫株式会社は、新潟港における入出港船舶の本船積卸作業及び沿岸作業並びに筏作業等を手掛けています。通運事業では、リンコー運輸株式会社が新潟貨物ターミナル駅、沼垂駅及び焼島駅における鉄道貨物の取扱い、積卸、集貨配達業務を展開しています。
倉庫業では、新潟港に倉庫や上屋を所有し、貨物の保管、仮置、入出庫作業を行っています。貨物自動車運送事業では、港湾経由の貨物及び国内流通貨物の輸送業務を提供しています。
船舶碇繋場業では、リンコーコーポレーションが臨港埠頭入出港船貨物の通過及び繋船、纜取、給水作業を行っています。その他附帯事業としては、通関業、船舶代理店業、航空貨物取扱業などを手掛けています。
不動産部門では、リンコーコーポレーションが所有する土地建物の賃貸や分譲並びに仲介業務を展開しています。ホテル事業部門では、株式会社ホテル新潟がホテル、結婚式場、宴会、食堂の経営を行っています。
関連事業部門では、機械整備販売業として、建設機械等の販売及び各種自動車、機械の修理、整備、部品販売の業務を提供しています。また、物品販売業では、住宅建設資材や日用品・雑貨等の販売、貿易業務を行っています。これらの事業を通じて、リンコーコーポレーショングループは多角的なビジネスを展開しています。
経営方針
リンコーコーポレーション及びそのグループ企業は、新潟を基盤とした多様な事業を展開しており、その成長戦略は地域社会への貢献とグローバルな視野に立った事業運営に重点を置いています。同社は、新潟の地理的優位性を活かし、総合物流事業、ホテル事業、不動産事業などを通じて、安全かつホスピタリティーの精神に基づくサービス提供を目指しています。また、地域NO.1企業を目指すと共に、効率的な経営とコスト競争力のある企業体質の維持に努め、安定した成長を追求しています。
中期経営計画(2022年度~2024年度)では、「コンテナ貨物関連の事業強化」「港湾荷役作業・運搬事業の作業効率の向上とコスト削減」「社有資産の有効活用の推進」「人材確保・育成」を主な方針として掲げています。これらの方針の下、ESGを意識した事業運営にも取り組み、企業価値の向上を目指しています。
収益基盤の安定・向上に向けては、運輸部門の事業基盤強化や新潟港における荷役作業の効率化、再生可能エネルギー関連商材の輸送強化などに注力しています。また、ホテル事業部門では、需要回復を収益向上につなげるための様々な取り組みを進めています。
人材の確保・育成、職場環境の整備と安全衛生の取り組み、財務基盤の安定に向けた取り組み、コンプライアンス・内部統制の強化、環境保全への取り組みなど、幅広い分野での課題に対処しています。これらの取り組みを通じて、リンコーコーポレーションは持続可能な成長と安定的な発展を目指しています。