- 日本企業
- ナルミヤ・インターナショナル
ナルミヤ・インターナショナルJP:9275
沿革
年 月 |
概 要 |
1952年12月 |
呉服問屋として広島県広島市中区に成宮織物株式会社を設立 |
1970年2月 |
東京都品川区東京卸売センターに営業所開設、セーター・ニットを中心とした婦人服の企画・販売をスタート |
1979年10月 |
東京都港区北青山に本社を開設し、株式会社ナルミヤに商号変更 |
1985年8月 |
トドラーブランド「MINI-K」を発表 |
1988年3月 |
トドラーブランド「mezzo piano」を発表 |
1991年7月 |
株式会社ナルミヤをナルミヤエンタープライズ株式会社に商号変更 同社の呉服事業部とアパレル事業部を分社独立 アパレル事業部は、株式会社ナルミヤ・インターナショナルとして発足 |
1991年9月 |
ジュニアブランド「ANGEL BLUE」を発表 |
1995年8月 |
株式会社エヌ・アイ・コーポレーション設立(東京都渋谷区神宮前) |
1995年9月 |
株式会社ナルミヤ・インターナショナルから株式会社エヌ・アイ・コーポレーションへ営業譲渡、同時に株式会社ナルミヤ・インターナショナルへと商号変更 |
1997年3月 |
フレンチテイストのカジュアルブランド「pom ponette」を発表 |
1998年3月 |
フレンチテイストのカジュアルブランド「pom ponette junior」を発表 |
1999年3月 |
ストリートカジュアルブランド「BLUE CROSS」を発表 |
1999年8月 |
ジュニアブランド「mezzo piano junior」を発表 |
2002年8月 |
ジュニアブランド「BLUE CROSS girls」を発表 |
2003年12月 |
東京都港区北青山に本社事務所移転、本社・企画生産・営業部門を集約 |
2004年2月 |
韓国ロッテ百貨店にジュニアブランドを集結させた「JUNIOR CITY」出店 |
2004年11月 |
香港のCauseway Bayに、ジュニアブランドを集結させた「RAINBOW CITY」を出店 |
2004年12月 |
東京都港区北青山内で本社事務所移転、本社・企画生産・営業部門・レディースを集約 |
2005年3月 |
株式会社ジャスダック証券取引所へ株式上場 |
2006年2月 |
アウトレット1号店を「りんくうプレミアム・アウトレット」へ出店 |
2007年5月 |
ライセンスブランド「paul frank」発表 |
2007年7月 |
SBI Value Up Fund1号投資事業有限責任組合によるTOB(第1回)開始 |
2008年8月 |
アナ・スイとのコラボレーションブランド 「ANNA SUI mini」発表 株式会社ミリカンパニーリミテッドの全株式を取得 |
2008年10月 |
中国第1号店となる上海久光百貨店へ「mezzo piano」出店 |
2009年2月 |
ショッピングセンター向けジュニアブランド「Lovetoxic」を展開するため株式会社スターキューブを設立(資本金30百万円) |
2009年3月 |
中国上海に娜露密雅商貿(上海)有限公司を設立(資本金49百万円) |
2009年6月 |
ジュニアブランド「Lindsay」発表 |
2009年7月 |
「障害者の雇用の促進等に関する法律」による特例子会社株式会社ナルミヤ・ワンパ(資本金5百万円)を設立 |
2009年9月 |
東京都港区芝公園に本社事務所移転 SBI Value Up Fund1号投資事業有限責任組合によるTOB(第2回)開始 |
2010年3月 |
トドラーブランド「kladskap」を発表 株式会社ジャスダック証券取引所上場廃止 |
2011年3月 |
ショッピングセンター向けトドラーブランド「petit main」を発売 |
2013年9月 |
株式会社スターキューブを吸収合併 |
2015年8月 |
ライセンスブランド「kate spade new york」を発売 |
2016年3月 |
株式会社ミリカンパニーリミテッドを吸収合併 |
2016年7月 |
エヌジェイホールディングス2株式会社(当社の完全子会社)がSBI Value Up Fund1号投資事業有限責任組合より旧株式会社ナルミヤ・インターナショナルの全株式取得 |
2016年10月 |
当社の完全子会社エヌジェイホールディングス2株式会社による吸収合併により、旧株式会社ナルミヤ・インターナショナルは消滅 |
年 月 |
概 要 |
2016年6月 |
当社及びエヌジェイホールディングス2株式会社が、旧株式会社ナルミヤ・インターナショナルの全株式を取得するため、日本産業パートナーズ株式会社によって設立される。 |
2016年7月 |
当社がエヌジェイホールディングス2株式会社の第三者割当増資引受及び株式譲受により、同社を完全子会社とする。 同社がSBI Value Up Fund1号投資事業有限責任組合から旧株式会社ナルミヤ・インターナショナルの全株式を取得 |
2016年10月 |
当社の完全子会社エヌジェイホールディングス2株式会社が旧株式会社ナルミヤ・インターナショナルを吸収合併し、旧株式会社ナルミヤ・インターナショナルは消滅、エヌジェイホールディングス2株式会社が存続会社となる。同日、東京都千代田区から現在の東京都港区芝公園へ本店所在地を変更し、株式会社ナルミヤ・インターナショナルへ商号変更 |
2017年2月 |
ライセンスブランド「X-girl STAGES」、「XLARGE KIDS」を発売 |
2017年3月 |
親子でコーディネートを楽しめる「petit main LIEN」を発売 |
2018年3月 |
当社を存続会社とする吸収合併により、株式会社ナルミヤ・インターナショナル(旧社名エヌジェイホールディングス2株式会社)は消滅。同日、東京都千代田区から現在の東京都港区芝公園へ本店所在地を変更し、株式会社ナルミヤ・インターナショナルへ商号変更 |
2018年9月 2019年3月 2019年9月 2020年8月 2020年12月 2022年2月 2022年4月 2023年3月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 フォトスタジオ「LOVST BY NARUMIYA」をマリンアンドウォークヨコハマに展開 男児向けカジュアルウエアの企画販売を行う株式会社ハートフィールの全株式を取得し連結子会社化 東京証券取引所市場第一部指定銘柄となる。 ライセンスブランド「Paul Smith JUNIOR」を発売 フォトスタジオ運営を行う株式会社LOVSTの全株式を取得し連結子会社化 株式会社ワールドによる当社株式の公開買付けの結果、株式会社ワールドが当社の親会社となる。 東京証券取引所スタンダード市場に移行 ライセンスブランド「JACK BUNNY」を発売 |
事業内容
ナルミヤ・インターナショナルとそのグループ企業は、ベビー・子供服の企画販売を主軸に事業を展開しています。同社はSPA(製造小売業)形態を取り、株式会社ナルミヤ・インターナショナルを中心に、連結子会社2社(株式会社ハートフィール、株式会社LOVST)及び非連結子会社2社(株式会社ナルミヤ・ワンパ、娜露密雅商貿(上海)有限公司)で構成されています。販売チャネルは、百貨店、ショッピングセンター、アウトレットモールの実店舗と、eコマース(自社オンラインサイト「NARUMIYA ONLINE」及び他社オンラインサイトZOZOTOWN、楽天、Amazon等)を通じたマルチチャネル・マルチブランド戦略を展開しています。
同社グループが取り扱う主なブランドには、mezzo piano、ANNA SUI mini、kladskap、kate spade NEW YORK、Paul Smith JUNIOR、X-girl STAGES、XLARGE KIDS、SENSE OF WONDERなどがあり、これらは百貨店向けブランド、ショッピングセンター向けブランド、アウトレットモール向けブランド、eコマース向けブランドとして分類されています。これらのブランドは、新生児から中学生までの子供たちを対象に、ロマンティック&スウィートなテイストから、スポーティやカジュアル、フォーマルまで幅広いスタイルを提供しています。価格帯は、ブランドやアイテムによって低価格帯から高価格帯まで様々です。
また、連結子会社である株式会社ハートフィールが取り扱う主なブランドには、GLAZOSがあり、これは小学生から中学生の男児を対象にしたブランドです。シンプルでクールなスタイルをベースにトレンドをミックスしたコーディネートを提案しており、価格帯は低から中価格帯です。
直営店舗の販売チャネル別の期末店舗数は、過去5年間で変動があり、百貨店、ショッピングセンター、アウトレットモールの各チャネルで増減が見られますが、全体としては安定した展開を続けています。
経営方針
ナルミヤ・インターナショナルは、ベビー・子供服の企画販売を中心に、SPA(製造小売業)形態で事業を展開しています。同社グループは、百貨店、ショッピングセンター、アウトレットモール、そしてeコマースを含むマルチチャネル・マルチブランド戦略を推進しており、幅広い顧客層に対応するための多様なブランドポートフォリオを持っています。
成長戦略として、同社は収益力の向上、人材育成、企業体質の強化を三本柱に掲げています。収益力向上のためには、事業ポートフォリオの変革、生産活動におけるカントリーリスクの低減、そしてマルチブランド・マルチチャネル戦略の強化を進めています。人材育成では、企画開発スタッフの育成、販売員研修の強化、管理部門の人材補充・強化に注力しています。企業体質の強化には、新規事業や新カテゴリーの開発、海外市場への展開を含む競争力の強化が含まれます。
また、eコマースの再成長を目指し、eコマース限定ブランドの強化やカテゴリー開発に取り組んでいます。さらに、環境に配慮した経営を推進し、リユース・リサイクル活動を積極的に行っています。
これらの戦略を通じて、ナルミヤ・インターナショナルは、変化の激しい市場環境の中でも、持続可能な成長を目指しています。同社は、顧客満足度の向上と事業成長を実現するために、マルチチャネル・マルチブランド戦略の最適化に留意しながら、経営資源の選択と集中を行っています。