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フルハシEPOJP:9221
事業内容
フルハシEPOは、持続可能な社会の実現を目指し、主に3つの事業セグメントを展開しています。これらは「バイオマテリアル事業」、「資源循環事業」、および「その他の事業」です。各セグメントは、環境に配慮したソリューションを提供し、地域社会や地球環境に貢献しています。
バイオマテリアル事業では、木質廃棄物の再資源化を行い、木材チップを製造・販売しています。解体現場や住宅建設現場から排出される木質廃棄物を受け入れ、再資源化処理を施し、木質燃料や原料製品として販売しています。この事業は、廃棄物処理と製品販売の両面で収益を上げるモデルを構築しています。
資源循環事業は、住宅建設現場から排出される建設副産物の再資源化を行っています。資材回収ボックスを設置し、定期的に回収を行い、選別・再資源化を実施しています。再資源化が難しい廃棄物については、外部業者に委託し、適切な処理を行っています。
その他の事業では、木製パレットなどの物流機器の製造・販売、環境コンサルティング、警備および人材派遣サービスを提供しています。物流機器のリユースやリサイクルを推進し、国内外での事業展開を行っています。特に、タイやベトナムでの海外展開にも力を入れています。
フルハシEPOは、愛知県を中心に中部地区で事業を展開し、都市部やその近郊での需要に応じたサービスを提供しています。また、木質バイオマス発電にも取り組み、関連企業との合弁事業を通じて、木材チップの供給を行っています。これにより、持続可能なエネルギー供給の一翼を担っています。
経営方針
フルハシEPOは、持続可能な社会の実現を目指し、長期的な成長戦略を掲げています。同社は、地球環境に配慮した製品とサービスを提供し、循環経済の推進を重視しています。特に、持続的に調達可能な木質資源を再資源化し、木材チップを製造・販売することで、資源の循環利用を促進しています。
同社の中期経営計画「Fuluhashi Sustainable Plan 80th」は、2028年の設立80周年に向けた成長戦略を示しています。この計画では、再資源化の量的拡大を重視し、全国的な工場新設やM&Aを推進しています。また、木質バイオマス発電の拡充により、新たな供給先を確保し、環境負荷の低減を図っています。
フルハシEPOは、コンプライアンス体制の強化にも注力しています。環境関連法規制の遵守を最重要課題とし、社内教育を通じて法令遵守意識の向上を図っています。これにより、社会的信頼を得ることを目指しています。
人材の確保と育成も重要な経営課題と位置付けています。同社は、多様性、公平性、包括性を重視し、創造力を持つ人材の育成を推進しています。AIや自動設備の導入による省人化・無人化を進め、生産性の向上を図っています。
サステナビリティ経営を重視し、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。法令遵守と経営の透明性を確保し、木質バイオマス発電の推進や資源循環の拠点拡大を通じて、脱炭素社会の実現を目指しています。