ギックスJP:9219

時価総額
¥69億
PER
35.7倍
データインフォームド思考を核とし、戦略立案「Strategy」、データ分析「Analytics」、技術実装「Technology」の能力を駆使して、DIコンサルティング、DIプラットフォーム構築、DIプロダクト開発を提供。

沿革

2012年12月

東京都渋谷区にて、人間の思考を補強するためのデータ活用を実現することを目的と定め、「あらゆる判断を、Data-Informedに。」をパーパスに掲げた株式会社ギックスを創業

(資本金9,990千円)

2013年1月

東京都港区六本木へ本社移転

2013年1月

データ分析業務をベースとしたCMO(注)業務の代行を開始

2013年8月

東京都港区赤坂へ本社移転

2014年8月

東京都港区三田へ本社移転

2018年12月

日本ユニシス株式会社(現 BIPROGY株式会社)と業務提携契約を締結

2018年12月

西日本旅客鉄道株式会社と資本業務提携契約を締結

2019年1月

一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)より「プライバシーマーク」を取得

2019年8月

大阪市北区に大阪オフィスを設立

2019年8月

株式会社ローランド・ベルガーと協業契約(相互の事業発展に資する協業の覚書)を締結

2020年1月

個客選択型スタンプラリー「マイグル」の提供を開始

2020年5月

日本ユニシス株式会社(現 BIPROGY株式会社)と業務提携契約を更新締結

2021年4月

日本ユニシス株式会社(現 BIPROGY株式会社)と資本業務提携契約を再締結

2021年4月

西日本旅客鉄道株式会社と資本業務提携契約を再締結

2022年3月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2022年4月

東京証券取引所グロース市場へ移行

2022年4月

株式会社電通コンサルティングと業務提携契約を締結

2022年5月

株式会社ベーシックと業務提携契約を締結

2023年3月

Beyondge株式会社と業務提携契約を締結

2023年8月

株式会社ギディア(連結子会社)を設立し、Lab&Design株式会社のブランディングデザイン事業を譲受(これにより連結決算へ移行)

事業内容

ギックスは、戦略コンサルティングと高度なアナリティクス能力を融合させた新しいタイプのプロフェッショナルサービス集団です。同社は、クライアント企業の経営課題解決や競争力強化を目的として、「データインフォームド(DI)」の推進に注力しています。DIは、データを活用して物事を理解・判断する思考態度であり、データドリブンとは異なり、データと人間の思考を組み合わせることでより高度な判断を目指すものです。

ギックスは、デジタル技術を用いた変革、特にユーザーエクスペリエンス(UX)の変革をDX(デジタルトランスフォーメーション)の本質と捉え、AIやクラウド技術を活用しながら人間の思考能力を拡張することを目指しています。

同社の事業は「個別課題解決」と「共通課題解決」の二つに大別されます。「個別課題解決」には、DIコンサルティングとDIプラットフォームが含まれ、クライアント企業の特定の課題に対してデータを活用した解決策を提供します。DIコンサルティングでは、クライアント企業の成長戦略や経営課題を深く理解し、データを用いて課題を再定義し、解決策を導き出します。DIプラットフォームは、DIコンサルティングで得られた成果を実業務に適用できるようにするための仕組みを構築・運用するサービスです。

「共通課題解決」では、DIコンサルティングやDIプラットフォームで得られたノウハウやツールを活用し、幅広いクライアントに適用可能なDIプロダクトを開発・提供しています。例えば、「加盟店マスタ」はクレジットカード会社向けに店舗情報の不均一性を解消し、顧客購買行動分析を支援するサービスであり、「マイグル」は商業施設や観光エリアでの回遊促進を目的としたスタンプラリーサービスです。

ギックスは、戦略、アナリティクス、テクノロジーの3つの能力を有機的に連携させ、大手企業のDI変革を支援することで、データに基づく高度な判断を可能にし、競合との差別化を図っています。

経営方針

ギックスは、データインフォームド(DI)を企業の目的として掲げ、データに基づく判断・意思決定支援を通じて、「すべての人がデータを有効に用いて論理的に考え、合理的に判断する社会」の実現を目指しています。同社は、戦略、アナリティクス、テクノロジーの3つの能力を有機的に連携させ、クライアント企業の業務効率向上と成功の再現性向上を実現し、競争力強化及び事業成長を後押ししています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や新型コロナウイルス感染拡大防止によるリモートワークの推進が、データ活用による業務効率化やAIアルゴリズム実装に対する需要を高めている現状を背景に、ギックスはビッグデータアナリティクス(BDA)・テクノロジー市場において、継続的な収益力の向上、クライアント企業へのサービス提供品質向上、内部管理体制の強化、流動性の確保及び企業価値の拡大を重点領域としています。

具体的には、長期契約の獲得、DIプロダクト領域の拡大、サービス提供体制の強化を通じて収益力を向上させるとともに、技術力の研鑽、サービス提供速度の維持・向上、従業員の労働環境の整備を行い、サービス提供品質を高めています。また、コーポレート・ガバナンスの確実な実施、リスク・コンプライアンスに関する取り組みの強化、情報セキュリティの強化・セキュリティ強度の維持を通じて内部管理体制を強化し、企業価値の拡大に努めています。

これらの取り組みを通じて、ギックスはデータに基づく高度な判断を可能にし、クライアント企業のDI変革を支援することで、競合との差別化を図り、事業成長を目指しています。