Recovery InternationalJP:9214

時価総額
¥18.9億
PER
19.4倍
看護師等が自宅訪問し、医療処置や健康管理を提供する訪問看護サービス事業を展開。

沿革

事業内容

Recovery Internationalは、看護師やその他医療職が利用者の自宅を訪問し、病気や障がいに応じた看護を提供する訪問看護サービス事業を展開しています。このサービスは、主治医の指示に基づき、健康状態の悪化防止や回復、予防を目的としており、褥瘡の処置や服薬管理、点滴、入浴介助など多岐にわたる医療処置を行います。同社は、国民健康保険法や健康保険法などの医療保険制度、介護保険法に基づいた制度のもとで事業を行い、サービス提供料は保険者や被保険者から受け取っています。

Recovery Internationalは、医療専門職の看護師が地域連携先との連携を密に行うことを重視し、新規利用者の獲得に努めています。また、ITの活用による経営の効率化も進めており、訪問エリアの効率的な設定やクラウド管理による事務作業の効率化、経営指標の共有化、スマートフォンを用いたコミュニケーションの強化などを行っています。さらに、訪問看護未経験者の積極採用と早期育成、24時間365日の体制整備、幅広いニーズへの対応力、ドミナント戦略による事業所展開など、利用者対応力の強化にも注力しています。

Recovery Internationalは、東京都新宿区に訪問看護ステーションリカバリーをはじめ、東京都内外に複数の事業所を展開しており、兵庫県や高知県、沖縄県にも拠点を持つなど、幅広い地域で訪問看護サービスを提供しています。

経営方針

Recovery Internationalは、高齢化社会の進展と医療・介護需要の増大に対応するため、訪問看護サービス事業を展開しています。同社は、在宅での看取りの増加、利用者の健康寿命の延伸、医療従事者の働きやすい環境の提供を使命として掲げています。また、「もう一人のあたたかい家族として在宅生活の安心を届け地域社会へ貢献」することを理念に、利用者目線のサービス追求と自発的な相互扶助の推進を基本価値としています。

Recovery Internationalは、日本の高齢化の進展と医療・介護市場の拡大を背景に、訪問看護市場の継続的な拡大を見込んでいます。特に、高齢者の在宅医療・訪問看護の需要増加に対応するため、質の高いサービスの提供と地域包括ケアシステムの構築に注力しています。これにより、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる社会の実現を目指しています。

同社は、訪問看護業界における課題に対処するため、事業所ごとに看護師とリハビリ職を含む十分な人員体制を確保し、地域における認知度向上と信頼獲得に努めています。また、訪問看護未経験者の積極採用と早期育成、ドミナント戦略による事業所展開を通じて、サービスの質の向上と事業の拡大を図っています。

今後、Recovery Internationalは、訪問看護師による地域連携先との関係強化、複数の人材採用チャネルの強化、マネジメント層の育成など、重点課題への取り組みを推進する方針です。これにより、高齢化社会における医療・介護のニーズに応え、在宅での看取りを増やし、利用者の健康寿命を延伸することを目指しています。