ビーイングホールディングスJP:9145

時価総額
¥153.5億
PER
11.2倍
物流センター運営、配送、コンサルティング、システム開発、旅客運送、不動産、保険代理、自動車整備、燃料販売を手がける。

沿革

1986-09鶏肉の卸売配送を目的として、石川県金沢市に河内物流有限会社(資本金1百万円)を設立
1989-04北食物流有限会社に商号変更し、福井県坂井郡(現坂井市)に本社を移転
1991-03石川県金沢市に本社を移転
1994-10石川県金沢市に駅西営業所を開設
1995-03福井県坂井郡(現坂井市)に福井営業所を開設
1996-08富山県射水郡(現射水市)に富山営業所を開設
1997-03食品物流センター運営を目的として、石川県金沢市に有限会社ドライを設立
1997-04石川県金沢市専光寺町に本社を移転
1997-06物流事業に対する各種保険の付保を目的として、有限会社ベプロを設立
2000-04株式会社アクティーに商号及び組織変更
輸送事業の拡大を目的として、有限会社トランスライナーの全株式を取得し、有限会社福井アクティーに商号変更
2000-09食品物流センター運営を目的として、石川県松任市(現白山市)に有限会社ブロードラインを設立
2002-02日用雑貨物流センター運営を目的として、石川県松任市(現白山市)に有限会社コラビスを設立
2005-01日用雑貨物流センター運営を目的として、愛知県春日井市に有限会社コラビス東海(当社グループ出資比率100%)を設立
2005-02北陸の拠点物流センター設立を目的として、石川県金沢市に本社・SCMセンターを開設
2005-03有限会社ブロードラインの商号を有限会社富山アクティーに変更
2005-08チルド物流センター運営を目的として、株式会社丸協物流の全株式を取得し子会社化
2007-07日用雑貨物流センター運営を目的として、大阪府堺市西区に有限会社コラビス東海 堺営業所を開設
2007-10酒類・食品物流センター運営を目的として、石川県白山市に株式会社アクティー 白山SCMセンター(現白山第1センター)を開設
2007-12有限会社福井アクティーの全事業を株式会社アクティーへ譲渡
2008-05日用雑貨・食品・酒類物流センター運営を目的として、愛知県小牧市に有限会社コラビス東海 小牧流通センターを開設
2009-04当社グループ及び協力会社の車両整備を目的として、石川県金沢市に株式会社プレベンスを設立
2009-05輸送事業の拡大を目的として、株式会社リオ観光の全株式を取得し、株式会社オリエンタルバスに商号変更
2009-08当社グループ及び協力会社の燃料給油を目的として、石陸急配協同組合の全口数を当社グループが取得し子会社化
2009-12株式会社オリエンタルバスを株式会社オリエンタルに商号変更
石陸急配協同組合を北陸物流効率化事業協同組合に商号変更
グループ化を目的として、有限会社白観交通の全株式を取得(当社グループ出資比率100%)し子会社化
2010-08グループ化を目的として、額交通株式会社の全株式を取得(当社グループ出資比率100%)し子会社化
2011-01株式会社丸協物流を株式会社福井アクティーに商号変更
2011-113温度帯(常温・冷蔵・冷凍)食品の物流センター拠点運営を目的として、石川県白山市に株式会社アクティー 白山第2SCMセンター(現白山第2センター)を開設
グループ会社の車両整備を目的として有限会社田川自動車の全株式を取得し子会社化
株式会社プレベンスの事業を有限会社田川自動車へ譲渡
2012-02株式会社プレベンスを吸収合併
2012-03物流システムの開発・運用促進を目的として石川県金沢市に株式会社Gappa(当社出資比率60%)を設立
2012-05物流コンサルティングを目的として石川県金沢市に株式会社A2ロジ(当社出資比率51%)を設立
2012-08グループ経営強化を目的として、株式会社ビーイングホールディングスへ商号変更
当社から会社分割により株式会社アクティーを新設
2013-10関東の事業強化を目的として、埼玉県上尾市の株式会社まもる運送(当社グループ出資比率33%)株式を取得
2013-11顧客支援を目的として、千葉県市川市に株式会社アクティー 市川営業所(現市川低温DC、後に株式会社東京アクティーに移管)を開設
2013-12食品・酒類・医薬品の拠点物流センター運営を目的として、石川県白山市に株式会社アクティー 白山第3SCM センター(現白山第3センター)を開設
2014-04顧客支援を目的として、岩手県花巻市に株式会社コラビス 花巻営業所(現花巻センター)を開設
食品・酒類物流センター運営を目的として、富山県射水市に株式会社富山アクティー リョーショクRDC(現株式会社福井アクティー富山RDC)を開設
2014-05医薬品物流センター運営を目的として、愛知県江南市に株式会社コラビス東海 江南営業所(現株式会社コラビス江南センター)を開設
2014-06食品・酒類物流センター運営を目的として、東京都八王子市に株式会社アクティー 八王子営業所(後に株式会社東京アクティーに移管、現西東京DDC)を開設
2014-07グループ化を目的として、株式会社オリエンタルが金石タクシー株式会社の全株式を取得(当社グループ出資比率100%)し子会社化
2014-12関東地区の事業強化を目的として、東京都八王子市に株式会社東京アクティーを設立
2015-01グループ化を目的として、石井運輸株式会社(神奈川県大和市)から事業譲渡により、神奈川県藤沢市に石井運輸株式会社(藤沢)(当社出資比率50%)を設立
2015-12追加取得により株式会社まもる運送の全株式を取得(当社グループ出資比率100%)し子会社化
2016-07食品・日用雑貨物流センター運営を目的として、千葉県柏市に株式会社まもる運送 ツルハ柏センター(現株式会社東京アクティー 三郷センター)、神奈川県厚木市に石井運輸株式会社(藤沢) ツルハ厚木センターを開設
2016-12株式会社ベプロの全株式を株式交換により取得し子会社化
株式会社Gappaの株式追加取得により完全子会社化
株式会社福井アクティーが株式会社富山アクティーを吸収合併
旅客事業の集約のため、株式会社オリエンタルの事業を額交通株式会社へ譲渡
株式会社アクティーが株式会社エル・サーバントより事業譲受
2017-01額交通株式会社の商号を株式会社オリエンタルに変更
2017-04有限会社田川自動車を株式会社田川自動車に組織変更
2017-06事業の全国展開を目的として、東京都千代田区に東京本社を開設
2017-08酒類物流センター運営を目的として、愛知県名古屋市北区に株式会社コラビス東海 名古屋物流センターを開設
2018-01株式会社コラビスが株式会社コラビス東海を吸収合併
株式会社東京アクティーが株式会社まもる運送を吸収合併
株式会社オリエンタルが金石タクシー株式会社を吸収合併
2018-03食品・酒類物流センター拠点運営を目的として、群馬県前橋市に株式会社東京アクティー 北関東SCMセンターを開設
2018-05食品・酒類・日用雑貨物流センター拠点運営を目的として、愛知県小牧市に株式会社コラビス 東海SCMセンターを開設
2018-11食品・酒類物流センター運営を目的として、福井県福井市に株式会社福井アクティー 福井国分センターを開設
食品・酒類物流センター運営を目的として、群馬県前橋市に株式会社東京アクティー 群馬DFセンターを開設
2019-04食品・酒類・医薬品の輸送センター運営を目的として、滋賀県栗東市に株式会社A2ロジ 関西TCを開設
2019-05株式会社アクティーが株式会社ドライを吸収合併
2019-06食品の配送センターの運営を目的として、石川県金沢市に株式会社アクティー 北陸DDCを開設
2019-08石井運輸株式会社が石井運輸株式会社(藤沢)を吸収合併
100%子会社化を目的として石井運輸株式会社の全株式を取得
2019-10食品・酒類物流センター運営を目的として、神奈川県川崎市川崎区に株式会社東京アクティー 川崎FDCを開設
2019-11食品・酒類物流センター運営を目的として、長野県松本市に株式会社アクティー 松本FDCを開設
2020-02食品・酒類・医薬品の輸送センター運営を目的として、宮城県白石市に株式会社コラビス 南東北TCを開設
2020-04食品・酒類物流センター運営を目的として、愛知県東海市に株式会社コラビス 東海DDCを開設
2020-06日用雑貨物流センター運営を目的として、株式会社東京アクティー あらた千葉雑貨センター(八千代部門:千葉県八千代市、印西部門:千葉県印西市)を開設
2020-10石井運輸株式会社を株式会社横浜LSPに商号変更及び東京都千代田区に本社を移転
株式会社東京アクティー ツルハ柏センターが移転により三郷センターに事業所名変更(千葉県柏市から埼玉県三郷市へ移転)
2020-11食品・酒類の物流センター運営を目的として、京都府綴喜郡井手町に株式会社コラビス 近畿北部LCを開設
2020-12株式会社横浜LSP 厚木センターが移転により座間センターに事業所名変更(神奈川県厚木市から神奈川県座間市へ移転)
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2021-02食品・雑貨の輸送センター運営を目的として、千葉県山武郡芝山町に株式会社東京アクティー 成田TCを開設
2021-05株式会社コラビス 南東北TCを事業拡大に伴う分割により、宮城県多賀城市に仙台TC、岩手県北上市に北上TC、福島県本宮市に郡山TCを開設
2021-09食品の輸送センター運営を目的として、新潟県新潟市に株式会社A2ロジ 新潟日配センターを開設
食品の輸送センター運営を目的として、新潟県長岡市に株式会社A2ロジ 長岡日配センターを開設
2021-103温度帯(常温・冷蔵・冷凍)食品物流センター拠点運営を目的として、福井県吉田郡永平寺町に株式会社福井アクティー 福井SCMセンターを開設
2021-11食品の輸送センター運営を目的として、富山県富山市に株式会社福井アクティー 富山低温センターを開設
2022-01酒類の物流センター運営を目的として、大阪府茨木市に株式会社コラビス 関西酒類DCを開設
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
2022-05食品の輸送センター運営を目的として、静岡県磐田市に株式会社コラビス 静岡低温センターを開設
2022-06食品の輸送センター運営を目的として、京都府城陽市に株式会社A2ロジ 京都低温センターを開設
2022-07食品・雑貨の輸送センター運営を目的として、滋賀県栗東市に株式会社A2ロジ 関西第2TCを開設
2023-03食品の輸送センター運営を目的として、仙台TCを宮城県多賀城市より宮城県仙台市に移転
2023-04日用雑貨物流センター運営を目的として、山梨県中央市に株式会社東京アクティー 山梨センターを開設
2023-09食品・日用雑貨・酒類の輸送センター運営を目的として、千葉県八千代市に株式会社東京アクティー 八千代配送センターを開設
2023-10食品・酒類の輸送センター運営を目的として、大阪府摂津市に株式会社コラビス 大阪TCを開設

事業内容

ビーイングホールディングス及びその連結子会社11社は、顧客のロジスティクスを支援する3PL事業を中心に展開しています。これには、物流センターの運営や輸送、保管、包装、荷役、流通加工、情報システムの構築などが含まれます。また、4PL事業を通じて、サプライチェーン全体の管理を行っています。同社グループは、物流事業とその他の事業に分かれており、物流事業では、物流センターの運営やコンサルティング業務を提供しています。その他の事業には、旅客事業(タクシー、バス)、不動産業、システム開発、保険代理業、自動車整備業、燃料販売業などが含まれます。

ビーイングホールディングスグループは、生活物資に特化し、3温度帯の食品、医薬品、化粧品、日用品の小口物流に強みを持っています。物流センター運営は、卸売企業やコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア向けに行われています。また、WMS(倉庫管理システム)、TMS(輸配送管理システム)、PMS(生産性管理システム)などの情報システムを自社開発またはメーカーと協働で開発しています。

同社グループは、物流改革の特徴として「運ばない物流」を提案し、拠点間配送、在庫管理、検品作業などを物流センターに集約しています。これにより、全体最適化を実現しています。物流拠点の事業展開エリアは、北陸地方を中心に、東海・近畿地方、さらには関東・東北地方へと拡大しています。2022年12月期末時点で、全国に58拠点を運営しています。

ビーイングホールディングスグループは、物流事業の補完及び事業の多角化を目的として、旅客事業、システム開発、保険代理業、自動車整備業、燃料販売業などを子会社を通じて展開しています。これらの事業は、グループ全体のサービス提供能力を高め、顧客の多様なニーズに応えることを可能にしています。

経営方針

ビーイングホールディングスは、物流業界の変革を牽引する成長戦略を推進しています。同社グループは、「存在しつづける」を企業理念に、「会社をつくる。人間をつくる。社会をつくる。」という経営目的のもと、ロジスティクス事業の進化を目指しています。マーケティングコンセプトには、「ロジスティクスのプロフェッショナルたれ」「必要を発見し、本質を発見する」「価値あるものしか、価格はつけない」を掲げ、社会インフラの提供を通じて企業や社会システムのイノベーションを促進しています。

中長期的な成長戦略として、ビーイングホールディングスは、「卸売業者の持つ物流センターの下請業者」から「卸売・小売業者向けの3PL事業者」への移行を進めています。これにより、1:Nの全体最適な消費者向けの物流サービスの提供を目指しています。また、拠点間物流を合理化するサプライチェーンの全体デザイン力を拡充し、データネットワークセンターの構築を通じてDXプラットフォームを提供することで、小売ビジネスの物流プラットフォーマーを目指しています。

技術面とビジネスモデル面の研究開発にも注力し、AIやIoTを活用した省力化設備や高生産性・高品質の業務フローの開発、DtoCやオムニチャネルに対応する物流ビジネスの研究開発に取り組んでいます。これらの戦略は、顧客数拡大、事業エリア拡大、技術面・ビジネスモデル面の変革を目指し、データネットワークセンター実現に向けた取り組みとして位置づけられています。

ビーイングホールディングスは、物流センター運営や3PL事業を中心に、旅客事業やシステム開発などの多角的な事業を展開し、物流改革の特徴として「運ばない物流」を提案しています。これにより、全体最適化を実現し、物流業界における持続可能な成長を目指しています。