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近鉄グループホールディングスJP:9041
沿革
年月 |
概要 |
明治43年 9月 |
奈良軌道㈱として発足(資本金3百万円) |
10月 |
大阪電気軌道㈱に商号変更 |
大正3年 4月 |
大阪・奈良間で運輸営業開始 |
13年 12月 |
東大阪土地建物㈱を合併(不動産業の営業開始) |
昭和2年 9月 |
参宮急行電鉄㈱を設立 |
4年 3月 |
生駒山上遊園地開園 |
5月 |
乗合バス事業の営業開始 |
11年 7月 |
大軌百貨店(現 近鉄百貨店上本町店)開業 |
12年 11月 |
大鉄百貨店(現 あべのハルカス近鉄本店)開業 |
16年 3月 10月 |
参宮急行電鉄㈱を合併、関西急行鉄道㈱に商号変更 ㈲関急旅行社(現 KNT-CTホールディングス㈱)を設立 |
18年 2月 |
大阪鉄道㈱を合併 |
19年 4月 |
㈱大鉄百貨店を合併 |
6月 |
南海鉄道㈱と合併し、近畿日本鉄道㈱を設立 |
20年 11月 |
田中車輛㈱(現 近畿車輛㈱)に資本参加 |
22年 6月 |
旧南海鉄道㈱から承継した事業を高野山電気鉄道㈱(現 南海電気鉄道㈱)に譲渡 |
10月 |
大阪・名古屋間で特急運転開始 |
24年 5月 |
大阪証券取引所に上場 |
25年 7月 |
学園前住宅地開発に着手 |
26年 3月 |
㈱都ホテルに資本参加 |
4月 |
志摩観光ホテル開業 |
33年 7月 |
2階電車ビスタ・カー運転開始 |
34年 9月 |
伊勢湾台風(台風15号)による被害を受け、名古屋線はじめ営業一部休止 |
11月 |
名古屋線(伊勢中川・近鉄名古屋間)軌間拡幅工事完成 |
12月 |
大阪・名古屋間で直通特急運転開始 |
38年 10月 |
奈良電気鉄道㈱を合併 |
41年 11月 |
名古屋近鉄ビル開業 |
44年 2月 |
東名高速道路浜名湖サービスエリアに浜名湖近鉄レストラン開業 |
45年 1月 |
近鉄航空貨物㈱(現 ㈱近鉄エクスプレス)設立 |
3月 |
上本町・難波間で運輸営業開始 |
47年 4月 |
㈱近鉄百貨店設立 |
6月 |
百貨店事業を㈱近鉄百貨店に譲渡 |
50年 3月 |
新・都ホテル(現 都ホテル 京都八条)開業 |
54年 7月 |
都ホテル東京(現 シェラトン都ホテル東京)開業 |
55年 2月 |
近鉄難波ビル完成 |
58年 3月 |
近鉄堂島ビル完成 |
60年 9月 10月 |
上本町ターミナル整備事業完成 都ホテル大阪(現 シェラトン都ホテル大阪)開業 |
61年 4月 |
東大阪生駒電鉄㈱を合併 |
10月 |
東大阪線(長田・生駒間)の運輸営業開始(大阪市営地下鉄〈現 大阪市高速電気軌道㈱〉中央線と相互直通運転開始) |
63年 3月 |
アーバンライナー運転開始 |
8月 |
京都市営地下鉄烏丸線と相互直通運転開始 |
11月 |
阿部野橋ターミナルビル増築完成(近鉄百貨店阿倍野店〈現 あべのハルカス近鉄本店〉増築完成) |
平成元年 6月 |
御堂筋グランドビル完成 |
2年 3月 |
さくらライナー運転開始 |
6年 3月 |
伊勢志摩ライナー運転開始 |
4月 |
志摩スペイン村(テーマパーク「パルケエスパーニャ」、ホテル志摩スペイン村)開業 |
年月 |
概要 |
平成11年 9月 |
上本町駅構内等に直営コンビニエンスストア展開 |
10月 |
バス事業を近鉄バス㈱に譲渡 |
14年 4月 |
近鉄不動産㈱、京近土地㈱及び近鉄ビルディング㈱を合併 |
駅構内物販事業を近鉄観光㈱から譲受け |
|
17年 4月 |
㈱近鉄ホテルシステムズを合併(ホテル事業の直営化) |
18年 3月 |
けいはんな線(生駒・学研奈良登美ヶ丘間)の運輸営業開始、東大阪線をけいはんな線に線名変更 |
21年 3月 |
近鉄奈良・三宮間で阪神電気鉄道㈱と相互直通運転開始 |
22年 8月 |
上本町YUFURA開業 |
25年 1月 |
近畿日本ツーリスト㈱とクラブツーリズム㈱が経営統合し、純粋持株会社KNT-CTホールディングス㈱が発足(グループ旅行事業の再編) |
3月 |
観光特急「しまかぜ」運転開始 |
26年 3月 |
あべのハルカス全面開業(近鉄百貨店「あべのハルカス近鉄本店」、大阪マリオット都ホテル、展望台「ハルカス300」が開業) |
4月 |
近畿日本鉄道分割準備㈱(現 近畿日本鉄道㈱)を設立 |
27年 4月 |
会社分割により鉄軌道事業を近畿日本鉄道㈱に、不動産事業を近鉄不動産㈱に、ホテル事業を㈱近鉄・都ホテルズに、流通事業を㈱近鉄リテーリングにそれぞれ承継させ、近鉄グループホールディングス㈱に商号変更(純粋持株会社制へ移行) |
28年 6月 |
志摩観光ホテルリニューアル |
9月 令和元年 9月 2年 3月 3年 4月 10月 4年 4月 7月 |
観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」運転開始 近鉄博多ビル(都ホテル 博多)開業 名阪特急「ひのとり」運転開始 ウェスティン都ホテル京都リニューアル 都ホテル 京都八条など国内8ホテルの資産を譲渡し、同ホテルの運営受託を開始 観光特急「あをによし」運転開始 株式公開買付けにより㈱近鉄エクスプレスを連結子会社化 |
事業内容
近鉄グループホールディングスは、多岐にわたる事業セグメントを有しています。主要な事業内容としては、運輸、不動産、国際物流、流通、ホテル・レジャー、その他の事業が挙げられます。
運輸セグメントでは、近畿日本鉄道株式会社を中心に、バス事業(近鉄バスホールディングス株式会社など)、タクシー業(近鉄タクシーホールディングス株式会社など)、鉄道施設整備業(近鉄技術ホールディングス株式会社など)、その他運輸関連事業(株式会社アド近鉄など)を展開しています。
不動産セグメントでは、近鉄不動産株式会社が不動産販売業、不動産賃貸業、不動産管理業を手掛けています。
国際物流セグメントにおいては、株式会社近鉄エクスプレスが航空貨物輸送事業、海上貨物輸送事業、ロジスティクス事業を提供しており、APL Logistics Ltdも同様のサービスを提供しています。
流通セグメントでは、株式会社近鉄百貨店が百貨店業を、近鉄リテールホールディングス株式会社や株式会社近商ストアがストア・飲食業を展開しています。
ホテル・レジャーセグメントでは、株式会社近鉄・都ホテルズやKINTETSU ENTERPRISES CO.OF AMERICAがホテル業を、KNT-CTホールディングス株式会社やクラブツーリズム株式会社が旅行業を、株式会社きんえいが映画業を、株式会社海遊館が水族館業を行っています。
その他の事業としては、株式会社サカエや近鉄ケーブルネットワーク株式会社、近鉄情報システム株式会社、近鉄保険サービス株式会社が含まれます。
これらの事業を通じて、近鉄グループホールディングスは幅広い分野でサービスを提供しており、多様なニーズに応える企業グループとして活動しています。
経営方針
近鉄グループホールディングスは、経営理念「「いつも」を支え、「いつも以上」を創ります。」のもと、多岐にわたる事業を展開しています。同社は、鉄道、不動産、国際物流、流通、ホテル・レジャーなどのセグメントを通じて、社会に貢献し、持続的な成長を目指しています。サステナビリティを重視し、社会課題の解決に努めることで、多様なステークホルダーと共創による豊かな社会の実現を目指しています。
中長期的な経営戦略として、同社は事業ポートフォリオの変革を進め、アフターコロナ社会に対応するため各事業の充実・強化に取り組んでいます。具体的には、運輸セグメントでは安全で快適な輸送サービスの提供、不動産セグメントではマンション分譲事業の推進や再開発事業によるまちづくり、国際物流セグメントではグローバル物量の拡大とグローバル仕入れ機能の強化、流通セグメントでは百貨店の改装や地域中核店の変革、ホテル・レジャーセグメントでは事業展開の二軸化とオペレーション力の向上を図っています。
これらの施策を通じて、同社は収益向上と財務内容の改善を目指し、「近鉄グループ中期経営計画2024」における目標経営指標の達成を目指しています。目標としては、営業利益860億円以上、純有利子負債1兆700億円未満、純有利子負債/EBITDA倍率7.0倍程度、自己資本比率21%以上を掲げています。これらの取り組みを通じて、同社は持続可能な成長を追求し、多様なステークホルダーとの共創による豊かな社会の実現に貢献していく方針です。