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イー・ギャランティJP:8771
沿革
2000-09 | 東京都港区において、伊藤忠商事㈱の金融・不動産・保険・物流カンパニーの子会社として、主に電子商取引における決済サービスにおいてファクタリング会社が保有する金融債権の保証を目的として当社を設立 |
2001-11 | 通常取引分野における企業間取引に伴う売上債権(※)を包括的に保証する「包括保証サービス」を企業向けに提供開始 |
2004-02 | 包括ではなく1社からでも個別企業ごとの売上債権を保証する「個別保証サービス」を開始 |
2004-08 | ファクタリング会社以外の金融法人向け保証サービス(リスク・マーケット・サービス、略称:RMS)を本格開始 |
2005-04 | 大阪市中央区に大阪支店開設 |
2005-10 | 国内企業の輸出債権を保証の対象とする「海外向け債権保証事業」を開始 |
2006-05 | 本社を東京都渋谷区に移転 |
2006-06 | 大阪支店を大阪市中央区内で移転 |
2007-03 | ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2007-05 | 福岡市博多区に九州支店を開設 |
2007-12 | 名古屋市中区に名古屋オフィス(現・名古屋支店)を開設 |
2008-08 | クレジット・クリエイション1号匿名組合(現・クレジット・リンク・ファンド1号匿名組合・連結子会社)を設立 |
2009-03 | 名古屋市西区に名古屋オフィス(現・名古屋支店)を移転 |
2009-10 | クレジット・インベストメント1号匿名組合(現・連結子会社)を設立 |
2010-04 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現・東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場 |
2011-07 | 札幌市中央区に北海道支店を開設 |
2011-12 | 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2012-01 | 仏系大手信用保険グループ傘下のコファス・ジャパン・ファイナンス株式会社の一部事業を買収 |
2012-02 | 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)の上場を廃止 |
2012-12 | 東京証券取引所市場第一部に指定 |
2013-07 | 本社を東京都港区に移転 |
2013-11 | イー・ギャランティ・ソリューション株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2014-03 | アールジー保証株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2014-10 | クレジット・ギャランティ1号匿名組合(現・連結子会社)を設立 |
2015-04 | クレジット・ギャランティ2号匿名組合(現・連結子会社)を設立 |
2017-12 | イー・ギャランティ・シェアードサービス株式会社(現・イージーペイメント株式会社・連結子会社)を設立 |
2018-03 | クレジット・ギャランティ3号匿名組合(現・持分法適用関連会社)を設立 |
2019-05 | クレジット・ギャランティ4号匿名組合(現・連結子会社)を設立 |
2019-10 | イー・ギャランティ・インベストメント株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2020-02 | クレジット・ギャランティ5号匿名組合(現・連結子会社)を設立 |
2022-03 | クレジット・ギャランティ6号匿名組合(現・連結子会社)を設立 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
2022-05 | 仙台市宮城野区に東北支店を開設 |
2022-06 | 金沢市に北陸支店を開設 |
2023-04 | 高松市に中四国支店、広島市に広島支店を開設 |
2023-05 | クレジット・ギャランティ7号匿名組合(現・連結子会社)を設立 |
2023-09 | クレジット・ギャランティ8号匿名組合(現・連結子会社)を設立 |
事業内容
イー・ギャランティは、信用保証事業を単一の事業セグメントとして展開しています。同社は、事業会社や金融機関が企業間取引で負う債権の未回収リスクを受託し、そのリスクを管理・転嫁するサービスを提供しています。具体的には、売上債権を中心とした商取引上の未回収リスクの受託や、金融機関等の保有する各種債権の信用リスク受託を行っており、これらのサービスを通じて顧客のリスク管理を支援しています。
イー・ギャランティは、全国に展開する独自の営業網を活用し、地方銀行や大手金融機関、商社、リース会社などと提携しています。これにより、全国の企業に対して信用リスク受託の拡大を図っています。同社は、受託した信用リスクを分析・審査し、リスクを適切に管理することで、金融機関やファンドなどに対して魅力的なリスク商品を提供しています。
サービスは大きく分けて「事業法人向け保証サービス」と「金融法人向け保証サービス」があります。事業法人向けでは、未回収リスクの受託を通じて保証料を得る一方、金融法人向けでは、リスク・マーケット・サービス(RMS)として、金融機関等の信用リスクを受託し、リスク移転先のニーズに応じた運用商品として組成し、流動化を支援しています。
これらのサービスを通じて、イー・ギャランティは企業の倒産リスクに晒されることなく、信用リスクの効率的な管理と流動化を実現し、顧客のリスクヘッジを支援しています。
経営方針
イー・ギャランティは、信用保証事業を核として、企業間取引の未回収リスク管理と転嫁サービスを提供しています。同社は、信用リスクの受託拡大、審査力の強化、契約維持率の向上、流動化手法の多様化、デジタル技術の活用、営業資源の増加と効率化を中心に、成長戦略を推進しています。
経営方針として、信用リスクの引受けを通じた社会資源の適正配分、先進的な金融サービスの創造、魅力ある社員の育成を掲げています。これらの方針は、企業の新たな挑戦を支援し、活力ある社会の成長に貢献することを目指しています。
経営環境の変化に対応するため、イー・ギャランティは、リスク受託の慎重な判断と営業効率の向上を図り、新規顧客の獲得とリスク引受ポートフォリオの分散を進めています。また、信用情報データベースの拡充を通じた審査力の強化や、データベースを活用した事業展開の強化にも注力しています。
同社は、既存販売提携先との関係強化と販売網の拡充、契約更改率の維持向上、流動化手法の多様化、デジタル技術を活用したサービス提供の実現、営業資源の増加と営業活動の効率化を通じて、中長期的な業容拡大を目指しています。これらの取り組みは、企業活動における保証サービスの浸透を図り、顧客のリスクヘッジを支援することで、最終的には企業価値の増大に貢献することを目標としています。