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岩井コスモホールディングスJP:8707
事業内容
岩井コスモホールディングスは、岩井コスモ証券株式会社と岩井コスモビジネスサービス株式会社を子会社に持ち、金融商品取引業を中心に事業を展開しています。主な事業は、有価証券の売買やその委託の媒介、引受け及び売出しなどの金融商品取引業です。
岩井コスモ証券株式会社は、金融商品取引業及びそれに付随する業務を行っています。具体的には、株式や債券の売買、投資信託の販売、資産運用のアドバイスなど、多岐にわたる金融サービスを提供しています。
岩井コスモビジネスサービス株式会社は、証券等バックオフィス事業を担当しています。この事業では、証券取引に関連する事務処理やシステムの運用管理を行い、岩井コスモホールディングス全体の業務をサポートしています。
経営方針
岩井コスモホールディングスは、金融商品ビジネスを中核に据え、顧客第一主義を掲げています。顧客の取引志向やリスク許容度に応じた最適な商品・サービスを提供し、信頼関係の構築を目指しています。また、全員参加型経営を実践し、持続的な企業価値の向上を図っています。
同社の第5次中期経営計画(2023年~2025年)では、ITを活用した営業推進や安定収益の拡大を通じて競争力を強化しています。具体的には、米国株を中心とした口座の増大や新規出店、ITを活用した情報提供の拡充などを進めています。これにより、業界平均を上回るROEの維持と株主への利益還元を達成しています。
財務目標としては、安定収益による固定費カバー率50%以上を目指し、資本効率を意識した経営を推進しています。ROEの業界上位維持や安定配当の継続、業績連動の利益還元を重視しています。2025年には年間配当金145円を予定し、総還元性向50%以上を目指しています。
ESG/SDGsへの取り組みも強化しています。社会貢献積立金の積み立てや、環境に配慮した営業車両の導入、SDGs推進私募債の発行などを行っています。また、従業員の成長機会を提供し、自律型人材の育成に注力しています。
2026年からの新たな中期経営計画では、資本効率を意識した経営や預り資産の増大、IT・人的投資を重点に置いています。DXの推進や人的資本への投資を通じて、持続可能な成長を支える事業基盤を構築することを目指しています。