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JトラストJP:8508
沿革
1977-03 | 大阪市南区(現 中央区)に㈱一光商事を設立、中小企業及び個人事業主向けの商業手形割引及び手形貸付等の貸金業務を開始。 |
1983-12 | 「貸金業の規制等に関する法律」の施行に基づき、貸金業登録。 |
1991-03 | 商号を㈱イッコーに変更。 |
1998-09 | 大阪証券取引所市場第二部に上場。 |
2005-01 | 全国保証㈱が当社普通株式12,600千株(第三者割当及び公開買付)を取得し、当社の親会社となる。 |
2008-03 | 藤澤信義氏が全国保証㈱より当社普通株式14,010千株(公開買付)を取得し、当社の筆頭株主となる。 |
2009-03 | 阪急電鉄㈱より㈱ステーションファイナンス(現 ㈱日本保証)の全株式を取得し、当社の連結子会社とする。 |
2009-07 | 商号をJトラスト㈱に変更。 |
2010-05 | 当社の事業者及び消費者向貸付に関する業務を吸収分割の方式により、Jトラストフィナンシャルサービス㈱(現 ㈱日本保証)に承継。貸金業を廃業。 |
2010-10 | 当社の信用保証業務に関する事業を吸収分割の方式により、Jトラストフィナンシャルサービス㈱(現 ㈱日本保証)に承継。ホールディング業務に特化。 |
2011-06 | 東京都港区に本店移転。 |
2012-06 | 当社普通株式1株につき2株の株式分割を実施。 |
2013-07 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。ライツ・オファリングによる資金調達を完了。 |
2013-10 | 東南アジアへの進出を目的として、シンガポールにJTRUST ASIA PTE.LTD.を設立。 |
2014-11 | インドネシアにおいて、インドネシア預金保険機構よりPT Bank Mutiara Tbk.(現 PT Bank JTrust Indonesia Tbk.)の株式(99.0%)を取得し、当社の連結子会社とする。 |
2015-01 | 2011年に進出した韓国において、韓国スタンダードチャータード金融持株㈱より㈱韓国スタンダードチャータード貯蓄銀行の全株式を取得し、当社の連結子会社とするとともに、商号をJT貯蓄銀行㈱に変更。 |
2019-08 | カンボジアにおいて、ANZ Funds Pty Ltd.よりANZ Royal Bank(Cambodia)Ltd.の株式(55.0%)を取得し、当社の連結子会社とするとともに、商号をJ Trust Royal Bank Ltd.(現 J Trust Royal Bank Plc.)に変更。 |
2022-03 | HSホールディングス㈱より、エイチ・エス証券㈱(現 Jトラストグローバル証券㈱)の全株式を取得し、当社の連結子会社とする。 |
2022-04 | 当社とNexus Bank㈱(現 Jトラスト㈱)が当社を株式交換完全親会社、Nexus Bank㈱(現 Jトラスト㈱)を株式交換完全子会社とする株式交換を実施し、同社及び同社子会社であるSAMURAI TECHNOLOGY㈱、Nexus Card㈱、JT親愛貯蓄銀行㈱を当社の連結子会社とする。なお、同月にSAMURAI TECHNOLOGY㈱の全株式を売却し、同社を連結の範囲から除外。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
2022-12 | 本社を東京都渋谷区に移転。 |
2023-02 | 当社と㈱ミライノベートが当社を吸収合併存続会社、㈱ミライノベートを吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施し、同社子会社である㈱グローベルス、Prospect Asset Management, Inc.、㈱オータス、他合同会社5社を当社の連結子会社とする。 |
2023-03 | 東京都渋谷区に本店移転。 |
2023-04 | 当社と当社の連結子会社であるNexus Bank㈱が当社を吸収合併存続会社、Nexus Bank㈱を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施。 |
事業内容
Jトラスト株式会社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しているグローバル企業です。同社は、日本金融事業、韓国及びモンゴル金融事業、東南アジア金融事業、不動産事業、投資事業、およびその他の事業を手掛けています。
日本金融事業では、信用保証業務を中心に、中小企業や個人事業主向けの事業資金貸付、消費者向け貸付、アパートローンの保証業務を行っています。主要な構成会社には㈱日本保証があります。また、債権回収業務では、金融機関やノンバンクからの貸付債権の買取回収を行っており、パルティール債権回収㈱がこのセグメントに含まれます。
韓国及びモンゴル金融事業では、貯蓄銀行業務を中心に、預金や貸出などの銀行業務を提供しています。このセグメントには、JT貯蓄銀行㈱やJT親愛貯蓄銀行㈱が含まれます。
東南アジア金融事業では、インドネシアとカンボジアで銀行業務を展開し、PT Bank JTrust Indonesia Tbk.やJ Trust Royal Bank Plc.が主要な構成会社です。この地域での債権回収業務も重要な役割を果たしています。
不動産事業では、不動産の開発・分譲・一棟販売業務や戸建住宅の設計・施工業務、賃貸業務などを行っており、Jグランド㈱や㈱グローベルス、㈱ライブレントがこのセグメントに属しています。
投資事業では、国内外への投資業務を行っており、JTRUST ASIA PTE.LTD.がこのセグメントの主要な構成会社です。
その他の事業としては、コンピュータの運用及び管理業務やソフトウェアの受託開発及び運用指導業務などのシステム事業があり、J Sync㈱がこれに該当します。
これらの事業を通じて、Jトラスト株式会社は幅広い金融サービスと不動産サービスを提供し、多様な顧客ニーズに応えています。
経営方針
Jトラスト株式会社は、経済環境の変化に対応しながら、株主価値の最大化を目指しています。同社は、既成概念にとらわれないファイナンシャルサービスの提供を目指し、銀行業務と債権買取回収事業を中心に、総合金融サービスを展開しています。収益構造の改善と事業ポートフォリオの見直しを通じて、新たな成長戦略を構築しています。また、コンプライアンスとガバナンスを重視し、地域社会との共存共栄を目指しています。
日本金融事業では、中古アパートローン、海外不動産担保ローン、有価証券担保ローンに注力し、収益拡大を図っています。特に、アパートローンに対する保証事業の成長を目指し、新規保証提携によるエリア拡大や指定業者の拡大、新築アパートの取扱い拡大、借換え需要への営業促進などの施策を実施しています。また、グループ間の連携による保証商品の開発や海外不動産担保ローン等の保証商品の多角化にも取り組んでいます。
クレジット・信販業務では、提携先との協力による割賦事業が好調に推移しており、収益拡大を目指しています。また、証券業務では、プライベートバンキングサービスに注力し、富裕層顧客の開拓に乗り出しています。
韓国及びモンゴル金融事業では、貯蓄銀行業務からの収益確保に努め、質の成長を目指しています。東南アジア金融事業では、インドネシアとカンボジアでの銀行業務を通じて、収益の確保に努めています。
不動産事業では、投資用一棟マンションや新築アパートの開発、中古アパートのリフォーム販売などを展開し、富裕者向けビジネスの拡大を図っています。投資事業では、債権回収に努め、収益計上を目指しています。
Jトラスト株式会社は、これらの戦略を通じて、持続的な成長と株主価値の向上を目指しています。