オークワJP:8217

時価総額
¥419.3億
PER
スーパーマーケットのチェーン展開、農産物の加工・配送・卸売、書籍・DVD販売、外食店・施設管理・クリーニング事業。

沿革

1969年2月

大阪市生野区において、当社創業者故大桑勇が株式会社主婦の店オークワを設立。有限会社主婦の店オークワより、スーパーマーケット4店の営業を譲受。

1969年9月

本店所在地を三重県南牟婁郡鵜殿村に移転。

1974年6月

チェーンストア6社(㈱イズミ、㈱グランドタマコシ、㈱ライフストア、㈱さとう、㈱平和堂、㈱八百半デパート)と共同仕入機構、日本流通産業株式会社を設立。

1974年8月

本部を和歌山市中島に移転。

1976年3月

株式会社チェーンストアオークワに商号変更。

1982年3月

青果の安定的な供給を確保するため、仕入会社、株式会社サンライズ(現連結子会社)を和歌山津田青果株式会社と共同出資により設立。

1985年10月

株式会社オークフーズ(1980年3月設立、現連結子会社)の株式を取得し、子会社とする。

1986年2月

経営体制の整備、体質の強化を図るため紀州産業株式会社を吸収合併。

1987年10月

公募増資、大阪証券取引所市場第二部に上場。

1989年5月

本店所在地を和歌山市中島に移転。

1990年8月

大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。

1991年11月

株式会社オークワホームセンター(1994年10月商号を株式会社オーマートに変更)を設立。

1991年11月

ジスト株式会社(現持分法適用関連会社 株式会社オー・エンターテイメント)を設立。

1992年8月

大桑産業株式会社を吸収合併。

1994年8月

湯浅プラザ株式会社を吸収合併。

1995年2月

株式会社オーマートにホームセンター2店、ビデオCDレンタル・ブックストア14店の営業を譲渡。

1996年10月

株式会社オークワ(1959年5月設立スーパーマーケット、本店三重県熊野市)の株式を取得し、子会社とする。

1997年2月

株式会社黒潮を設立し、同社及び株式会社オークフーズに外食部門の営業を譲渡。

1999年8月

株式会社オークワを吸収合併。

2000年2月

株式会社オークワに商号変更。

2001年2月

有限会社ショッピングセンターマミー(現有限会社マミー)よりスーパーマーケット2店の営業を譲受。

2001年3月

東京証券取引所市場第一部に上場。

2001年8月

株式会社オーマートの書籍等の販売、ビデオ・CDレンタル部門(WAY)の営業を吸収分割によりジスト株式会社(株式会社オー・エンターテイメントに商号変更)に承継。

2002年8月

株式会社オーマートと株式会社ジョイフル朝日(1982年設立ホームセンター、本店大阪府豊中市)が合併し、株式会社オージョイフルを設立。

2006年7月

株式会社ヒラマツ(1964年8月設立スーパーマーケット、本店和歌山県和歌山市)の株式を取得し、子会社とする。

2007年12月

株式会社オージョイフルの当社持分株式を全てDCMJapanホールディングス株式会社に売却。

2008年6月

株式会社パレ(2004年9月設立スーパーマーケット、本店愛知県名古屋市)の株式を取得し、子会社とする。

2008年8月

株式会社オークフーズが株式会社黒潮を吸収合併。

2012年2月

株式会社パレを吸収合併。

2022年4月

東京証券取引所プライム市場へ移行。

2022年5月

監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。

2022年11月

株式会社ヒラマツを吸収合併。

事業内容

オークワ株式会社とそのグループ企業は、主に小売業を中心に事業を展開しています。具体的には、オークワ自体がスーパーマーケットのチェーン展開を行っており、その傘下にはさまざまな関連事業を持つ子会社が存在します。例えば、株式会社サンライズは農産物の加工及び配送業務を、和歌山大同青果株式会社は農産物の卸売業をそれぞれ手掛けています。また、株式会社オー・エンターテイメントは書籍やDVDの販売、レンタルサービスのほか、シネマコンプレックスやスポーツジム、進学塾の経営を行っており、これらのサービスはオークワの店舗内にも展開されています。

その他の事業として、株式会社オークフーズは外食店のチェーン展開を、株式会社リテールバックオフィスサポートは施設管理業務の受託を、そして株式会社マミーはクリーニング事業のチェーン展開をそれぞれ行っており、これらもオークワの店舗内でサービスを提供しています。

オークワグループは、これらの多岐にわたる事業を通じて、小売業を核としながらも、顧客の日常生活に密接に関わる多様なサービスを提供しています。各子会社の特色を活かした事業展開により、オークワは地域社会における生活の質の向上に貢献しています。

経営方針

オークワ株式会社は、スーパーマーケットを中心に、外食事業などを含む多角的な事業展開を行っています。同社は、「わが社の成長発展が社会への大きな貢献となる」という経営理念のもと、お客様のニーズに合った商品・サービスの提供を通じて、豊かなライフスタイルの実現に貢献することを目指しています。経営指標としては、収益力、資本効率、財務基盤の安定性を重視し、営業収益経常利益率3%を目標に掲げています。

新中期経営計画では、「変わらぬ想いで、変わり続けるスーパーマーケット」というビジョンを掲げ、オークワらしさを追求しつつ、お客様ニーズに即した商品・サービスの提供に重点を置いています。具体的な重点施策としては、店舗戦略、商品戦略、労務戦略、デジタル推進、サステナビリティ経営、コーポレートガバナンス体制の強化が挙げられます。これらの施策を通じて、持続的・安定的な経営の確立と企業価値向上を目指しています。

店舗戦略では、既存店舗の大規模改装の継続や新フォーマットへの挑戦、地域に応じた出店戦略を展開しています。商品戦略では、自社ブランド商品の拡充や、こだわり・健康・環境に配慮した商品開発に注力しています。労務戦略では、生産性向上や従業員教育の推進、職場環境の整備に取り組んでいます。デジタル推進では、キャッシュレス対応や自動発注の精度向上など、効率化と顧客サービスの向上を目指しています。サステナビリティ経営では、社会貢献活動の拡充や環境対策に力を入れています。

これらの取り組みを通じて、オークワは2025年2月期に向けて、営業収益2,700億円、経常利益65億円を目標に掲げ、多様化するお客様ニーズへの対応や食の安全安心の提供、豊かな生活の実現に向けて、変化するライフスタイルに対応できる商品・サービスの提供に引き続き取り組んでいます。