テンアライドJP:8207

時価総額
¥102.3億
PER
外食産業を中心に、「旬鮮酒場天狗」や「和食れすとらん天狗」等の飲食店経営、子会社を通じた酒類、食料品の輸入販売を展開。

沿革

1969年12月

豊島区西池袋において創業者飯田保が天狗チェーン株式会社を資本金500万円で設立。
同時に同所において店名「天狗」の1号店池袋西口店を開店。

1971年9月

神奈川県進出1号店の川崎店開店。

1972年10月

世田谷区北烏山に日本酒用倉庫として城西倉庫を設置。

   11月

神田店出店。1階は日本酒主体の白木づくり内装で従来タイプの「天狗」、2階は洋風内装とし、ワイン、ウィスキーをメニューに加えて店名を「DON(ドン)」とする。

   12月

埼玉県進出1号店の大宮店開店。

1973年7月

本社を中央区日本橋馬喰町に移転。

1974年9月

セントラルキッチンを城西倉庫に併設。

1977年4月

商号をテンアライド株式会社に変更。

   6月

初めて地下1・2階の日本橋店を開店。店名を「天狗」に統一し、以後の出店は洋風居酒屋「DON」スタイルの内装に統一。

1978年2月

セントラルキッチンを江東区亀戸に移転。

1981年3月

千葉県進出1号店の松戸店開店。

1983年11月

当社初の485席の大型店舗、新宿西口会館店開店。

1984年6月

社員フランチャイズ1号店の西川口店開店。

1985年2月

関西地方進出1号店の大阪本町店開店。

1986年10月

中部地方名古屋地区進出1号店の広小路店開店。関西事業部事務所開設。

   11月

当社株式を社団法人日本証券業協会の店頭登録銘柄として登録。

1988年3月

九州地方福岡地区進出1号店の博多駅前店開店。

   7月

関西地方京都地区進出1号店の京都四条通店開店。

   8月

酒類の輸出入販売を目的として、100%出資のテンワールドトレーディング株式会社(現連結子会社)を設立。

1989年4月

中部事業部事務所開設。

   11月

九州事業部事務所開設。
セントラルキッチンを千葉県柏市に移転。

1990年12月

和食ファミリーレストランのチェーン化を目指し、その1号店として「和食れすとらん天狗」市原店を開店。
中華ファミリーレストランの経営を目的として、100%出資の株式会社桃桃を設立。(現在は和食れすとらん天狗に業態変更)

1991年5月

クリーニング業を目的として、100%出資のテンサービス株式会社を設立。

   12月

東北地方仙台地区進出1号店の仙台駅前店開店。

1992年12月

東北地方福島地区進出1号店の福島駅前店開店。
東京証券取引所市場第二部に上場。
北陸地方石川地区進出1号店の金沢片町店開店。

1993年3月

北陸地方富山地区進出1号店の富山駅前店開店。

   4月

関西セントラルキッチンを大阪府豊中市に開設し、関西事業部事務所も同地へ移設。

   5月

中部セントラルキッチンを名古屋市緑区に開設し、中部事業部事務所も同地へ移設。

   6月

北陸地方福井地区進出1号店の福井駅前店開店。

   9月

信越地方新潟地区進出1号店の新潟駅前店開店。

   12月

中部地方静岡地区進出1号店の浜松駅前店開店。

1994年3月

信越地方長野地区進出1号店の長野駅前店開店。

1995年9月

東京証券取引所市場第一部に指定替え。

1996年1月

関東セントラルキッチンを江戸川区宇喜田町に移転。

1998年2月

中部セントラルキッチンを閉鎖し、中部事業部事務所を移転。

2000年2月

炭火焼き料理「くわい家」を直営店方式で展開し、その1号店として「くわい家」芝大門店を開店。

2001年5月

社員フランチャイズ2号店の松戸北小金店開店。

   10月

社員フランチャイズ3号店(和食れすとらん天狗)雪谷店開店。

2002年4月

松戸北小金店、FC店から直営店に移行。

2003年1月

関西事業部を大阪府摂津市川田配送㈱摂津流通センター内に移設。

   3月

東京駅前店、リニューアルを機に新しい居酒屋の主張を具現化した「旬鮮酒場」を開店。

鳥専門店「鳥ごっつおう」新宿店開店。

   5月

(和食れすとらん天狗)雪谷店、FC店から直営店に移行。

   8月

関西事業部を大阪府茨木市に移転。

テンサービス株式会社の清算結了。

2004年4月

鳥専門店「鳥ごっつおう」新宿店を閉店。

2006年4月

関西事業部を大阪市北区に移転。

2007年2月

九州地区より撤退。

   3月

新業態となる「テング酒場」神田東口店を開店。

   6月

(和食れすとらん天狗)雪谷店、直営店からFC店に移行。

2009年3月

「くわい家」業態店舗撤退、「テング酒場」業態に変更。

2011年4月

東北・信越・北陸地区より撤退。

2012年4月

株式会社桃桃を吸収合併。

   5月

関西事業部を大阪市都島区に移転。

   11月

「ステーキ大作戦」名古屋萩野通店を開店。

2013年7月

本社を目黒区鷹番に移転。

2016年3月

セントラルキッチンを埼玉県日高市に移転。

2018年3月

「立呑み神田屋」神田駅前店開店。

2018年10月

「ミートキッチン log50」新宿三丁目店開店。

2020年12月

公式オンライン通販サイト「天狗キッチン」開設。

2021年4月

大衆食堂をコンセプトとした「てんぐ大ホール」船橋店開店。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。

事業内容

テンアライドは、主に外食産業を中心に事業を展開している企業で、そのグループはテンアライドと連結子会社のテンワールドトレーディング株式会社の2社から構成されています。同社グループの事業は、飲食店の経営とそれを補完する事業に特化しており、これらは単一のセグメントとして位置づけられています。

テンアライドは、複数の飲食店業態を運営しており、「旬鮮酒場天狗」、「和食れすとらん天狗」、「テング酒場」、「神田屋」、「ミートキッチンlog50」、「てんぐ大ホール」といった6つの異なるブランドを展開しています。これらの店舗では、多様なニーズに応えるため、様々な食事オプションを提供しています。

一方、連結子会社であるテンワールドトレーディング株式会社は、酒類や食料品の輸入販売を手がけており、テンアライドの飲食店経営を補完する役割を果たしています。これにより、同社グループは飲食業界における一連の価値提供を実現しています。

事業の全体像を示す系統図も公開されており、テンアライドグループがどのように各事業を連携させているかを示しています。これにより、同社グループが提供するサービスの幅広さと、それぞれの事業がどのように相互に補完し合っているかが明らかになります。

経営方針

テンアライドは、外食産業を中心に展開する企業であり、その成長戦略は顧客満足度の向上と収益構造の改善に重点を置いています。同社は、お客様に「驚き」と「感動」を提供することを企業価値の核とし、「良いものを安く、早く、清潔に、最高の雰囲気で」提供することを行動指針としています。この基本理念の下、社会の変化や厳しい経営環境に対応するため、出店計画の実行や業態転換、業務効率の向上、コスト見直しによる収益構造の改善を推進しています。

具体的な取り組みとして、小型店舗の新規出店促進や大型店舗の小型店舗化、既存店舗の業態転換を進めています。また、IT機器の整備による業務改善や、生産者・取引業者とのコミュニケーション強化による安定した食材調達、価格高騰回避、安全性の確保にも注力しています。さらに、プライベートブランド商品の拡大やセントラルキッチンでの開発強化を通じて、店舗運営だけでなく小売りルートの開拓も目指しています。

経営指標としては、株主に対する利益配当を重要課題とし、1株当たりの当期純利益と株主資本利益率の増加、キャッシュフローの増加を目標に掲げています。これらの戦略を通じて、テンアライドは厳しい経営環境の中でも利益を確保できる体制の構築を目指しています。同社グループは、飲食店の経営とそれを補完する事業を通じて、一連の価値提供を実現し、外食産業における競争力を高めていく方針です。