トミタJP:8147

時価総額
¥83.1億
PER
15.8倍
工作機械・工具の販売を主軸に、通信販売や機械の配線・修理、ビル管理業、保険代理業を展開する企業。

事業内容

株式会社トミタは、主に機械・工具の販売業を中心に事業を展開しています。同社は、トミタを含む14社の関係会社(連結子会社12社、非連結子会社2社)で構成されています。これらの企業は、各地域での機械・工具の販売や関連サービスを提供しています。

日本国内では、トミタが工作機械や工具の仕入れ・販売を行っています。また、連結子会社のツールメールクラブは工具の通信販売を手がけ、非連結子会社のフィールドは機械の配線や修理を担当しています。これにより、日本市場での幅広いニーズに応えています。

北米地域では、TOMITA U.S.A., INC.、TOMITA CANADA INC.、TOMITA MEXICO, S. DE R.L. DE C.V.が工作機械や工具の販売を行っています。これらの子会社は、北米市場でのプレゼンスを強化し、地域の顧客に対するサービスを提供しています。

アジア地域では、TOMITA ASIA CO., LTD.、TOMITA ENGINEERING(THAILAND) CO., LTD.、広州富田貿易有限公司、PT. TOMITA INDONESIA、VIETNAM TOMITA CO., LTD.、TOMITA INDIA PVT. LTD.が活動しています。これらの企業は、アジア市場での販売活動を通じて、地域の産業ニーズに応えています。

その他の地域では、TOMITA U.K., LTD.が工作機械や工具の販売を行っています。この子会社は、ヨーロッパ市場での事業展開を支え、地域の顧客に対するサービスを提供しています。

また、トミタはその他の事業として、非連結子会社のトミタファミリーを通じてビル管理業や保険代理業を行っています。これにより、機械・工具販売以外の分野でも事業を展開しています。

経営方針

株式会社トミタは、持続的な成長を目指し、いくつかの戦略を掲げています。まず、同社は「技術に強いグローバル専門商社」を目指し、時代の変化に対応した変革を続けることで、持続的な成長を実現しようとしています。また、カーボンニュートラルの実現に向けて、付加価値の高い商品やサービスを提供し、顧客満足度の向上を追求しています。

さらに、トミタは社員のやりがいを尊重し、公正な機会を提供することで、社員の健康増進と幸福度向上を図っています。地域の法令に基づいたフェアな企業活動を通じて、地域経済や社会の発展にも貢献しています。多様なステークホルダーとの対話を通じて信頼関係を構築し、企業価値の向上を目指しています。

トミタは、グローバル経営の深化を図るため、海外営業拠点を拡充し、国内外の営業拠点が連携することで、事業の拡大と収益力の強化を進めています。特に、経済成長が著しいインドに新たなサポート拠点を設けるなど、積極的な事業展開を行っています。

成長分野への積極的な事業展開も重要な戦略です。自動車業界のHV、EV、自動運転技術への設備投資に対応し、新たな商品や設備の提供を継続しています。また、半導体関連業界へのアプローチも強化しています。顧客ニーズに応えるため、仕入先メーカーとの関係を強化し、自動化・省人化の需要に対応しています。

カーボンニュートラルへの貢献として、環境に配慮した設備や省エネ商品を開発・提案しています。DXの推進では、顧客工場や製造工程のDX化を支援し、社内業務の効率化を図っています。人的基盤の強化にも注力し、多様な人材の確保と次世代人材の育成を進めています。