三京化成JP:8138

時価総額
¥99.7億
PER
29.9倍
化学事業セグメントでは土木・建材資材、情報・輸送機器、日用品、化学工業向け原料・資材販売、建装材事業セグメントでは住宅用部材販売、木工製品製造販売、海外では工業用ゴム製品製造販売を展開。

沿革

1946年7月

創業者小川悧一が京都市において、個人経営として、染料の販売を行なう三協商会を創業

1947年2月

大阪市東区(現 中央区)高麗橋において三協商会を改組し、株式会社三協商会(資本金195千円)を設立
京都市に京都出張所を設置(1952年1月京都支店に昇格 1961年8月廃止)

1947年4月

名古屋市に名古屋出張所を設置(1952年1月名古屋支店に昇格)

1947年11月

商号を三京化成株式会社と変更

1948年8月

大阪市東区(現 中央区)北久宝寺町に本店を移転

1952年9月

浜松市に浜松出張所を設置(1955年8月浜松支店に昇格)

1957年12月

東京都に東京出張所を設置(1968年5月東京支店に昇格 1992年6月東京支社に昇格)

1958年1月

化学工業薬品の製造部門を分離して、大阪市東淀川区において子会社大同工業株式会社(現 出資比率100%、連結子会社)を設立

1961年2月

中央理化工業株式会社(現 ジャパンコーティングレジン株式会社)に資本参加

1965年10月

静岡市に静岡出張所を設置(1980年8月静岡営業所に昇格 1993年4月浜松支店に統合)

1968年3月

倉敷市に中国出張所を設置(1980年8月山陽営業所に昇格・改称)

1968年11月

本店ビル新築完成

1969年5月

久留米市に久留米出張所を設置(1980年8月九州営業所に昇格・改称)

1970年12月

名古屋支店ビル新築完成

1977年6月

浜松支店ビル新築完成

1982年7月

日本証券業協会大阪地区協会に店頭登録銘柄として登録される

1986年11月

大阪証券取引所の市場第二部に上場

1991年4月

建材部門の物流機能を大同工業株式会社に委託

1992年6月

本店営業部を大阪支社に昇格・改称

1995年3月

東洋紡績株式会社(現 東洋紡株式会社)と共同出資(現 出資比率30%)により、香港に現地法人、三東洋行有限公司を設立

1997年10月

三重県上野市(現 伊賀市)に大同工業株式会社を移設

2001年3月

ISO9002登録(現 ISO9001)(建装材事業部、大同工業、管理部)

2002年3月

東南アジア市場の営業拠点として、当社100%全額出資により、シンガポールに現地法人、SANKYO KASEI SINGAPORE PTE.LTD.(現 連結子会社)を設立

2004年3月

ISO14001登録(全社)、ISO9001登録(浜松支店)

2007年5月

当社100%全額出資により、中国に現地法人、産京貿易(上海)有限公司(現 連結子会社)を設立

2010年8月

当社100%全額出資により、タイ王国に現地法人、SANKYO KASEI (THAILAND) CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立

2011年12月

ISO9001登録(全社)

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場

2013年12月

中央理化工業株式会社(現 ジャパンコーティングレジン株式会社)の全保有株式を三菱化学株式会社に譲渡

2014年9月

九州営業所社屋新築完成

2015年12月

キョーワ株式会社の全株式を取得し、連結子会社とする

2016年5月

本社ビル新築完成

2018年8月

山川モールディング株式会社との合弁(出資比率90%)により、タイ王国に現地法人、SY RUBBER (THAILAND) CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立

2018年9月

名古屋支店の土地及び建物を売却し、同区内(名古屋市中区)に移転

2018年12月

ISO22301登録(全社)

2019年6月

監査等委員会設置会社へ移行

2019年7月

東京支社を同区内(東京都中央区)に移転

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行

2023年1月

当社100%全額出資により、ベトナム社会主義共和国に現地法人、SANKYO KASEI VIETNAM CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立

事業内容

三京化成は、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業グループです。このグループは、三京化成本体とその連結子会社(大同工業株式会社、キョーワ株式会社、SANKYO KASEI SINGAPORE PTE.LTD.、産京貿易(上海)有限公司、SANKYO KASEI (THAILAND) CO.,LTD.、SY RUBBER (THAILAND) CO.,LTD.、SANKYO KASEI VIETNAM CO.,LTD.)および持分法適用関連会社(三東洋行有限公司)から成り立っています。

事業内容としては、まず科学事業セグメントにおいて、土木・建材資材、情報・輸送機器、日用品、化学工業関連の各分野で、原料や資材の販売を主軸に据えています。これらの製品は、幅広い産業における基礎素材として重要な役割を果たしています。

次に、建装材事業セグメントでは、住宅用部材の販売及び各種木工製品の製造販売を行っています。このセグメントにおいて、大同工業株式会社は三京化成からの加工委託を受け、住宅用部材の保管・仕分梱包・出荷業務を、キョーワ株式会社は各種木工製品の製造販売をそれぞれ担当しています。

海外展開においては、SANKYO KASEI SINGAPORE PTE.LTD.、産京貿易(上海)有限公司、SANKYO KASEI (THAILAND) CO.,LTD.、SANKYO KASEI VIETNAM CO.,LTD.といった海外子会社や、三東洋行有限公司といった海外関連会社を通じて、仕入れから販売までを幅広く手掛けています。また、SY RUBBER (THAILAND) CO.,LTD.は工業用ゴム製品の製造販売を行っており、これらの活動を通じて、三京化成グループは国際的なビジネス展開を進めています。

経営方針

三京化成は、お客様中心の営業活動と環境に優しい商品の提案を基本方針としています。同社は、技術コンサルタントを主体とした技術指向型営業を行い、ファブレスによるものづくりで高付加価値商品の提供を目指しています。具体的には、ファインケミカル商品への指向と、化学系商材に限らない幅広い取扱品目の展開、東南アジアへの営業基盤の拡大に取り組んでいます。また、建装材事業の強化のため、キョーワ株式会社を完全子会社化し、事業基盤の拡充とグループ収益の改善に努めています。

海外市場の拡大にも注力しており、東南アジアを中心に海外のお客様に対する販売強化と輸入品の取り扱いを拡大しています。これまでに香港、シンガポール、中国上海市、タイ王国バンコク都、ベトナム社会主義共和国Ho Chi Minh市に拠点を設立し、グローバルなソリューション営業を展開しています。

サステナビリティへの取り組みも重視しており、環境保全、省資源、健康・労働環境への配慮など、社会貢献と地球環境のサステナビリティ向上に努めています。また、人的資本や知的財産への投資を通じて、専門性の高い人材集団の形成と、取引先との連携を強化しています。

事業継続計画(BCP)の策定により、広域災害や重大な局所災害発生後の迅速な事業再開と、社会貢献を目的としています。これらの取り組みを通じて、三京化成は企業価値の向上と、お客様に喜ばれるグローバル商社を目指しています。