ミツウロコグループホールディングスJP:8131

時価総額
¥813.6億
PER
15.1倍
エネルギー、電力、フーズ、リビング&ウェルネス、海外、その他事業を展開し、LPガスや石油製品の販売、太陽光・風力発電、飲料水製造、賃貸サービス、海外レンタル収納、リース業等を手がける。

沿革

1910年

創業者田島達策が経営する三鱗運送部の別部門として三鱗石炭部と称して石炭販売業に進出

1919年

三鱗石炭株式会社に改組改称

1926年5月

三井物産株式会社と三鱗石炭株式会社との資本提携により資本金30万円をもって三鱗煉炭原料株式会社設立(払込資本金125千円)

1933年3月

三鱗無煙炭株式会社に商号変更

1948年3月

過度経済力集中排除法の適用をうけ三井物産株式会社及び姉妹会社との系列を解消

1953年3月

石油製品の取扱開始

1958年1月

本社ビルを東京都千代田区外神田に完成、不動産賃貸業を併営

1959年11月

LPガスの本格的取扱いを開始、各地にLPガスプラントの設置に着手

1961年6月

東京煉炭株式会社、横浜煉炭株式会社、栃木三鱗株式会社、永沼燃料株式会社、湘南燃料株式会社の5社と合併して商号を株式会社ミツウロコに変更

1962年8月

株式を東京証券取引所市場第二部に上場

1967年5月

本社を東京都千代田区外神田より東京都中央区日本橋室町に移転

1970年6月

神奈川県横浜市にレジャー産業への進出をはかり、株式会社ハマボール(現:株式会社ハマエステート)を設立(現・連結子会社)

1972年8月

株式を東京証券取引所市場第一部へ指定替え

1974年4月

LPガス配送の合理化をはかるため、LPガス供給センターシステムを開発

1974年12月

物流の合理化等をはかるため、千葉県千葉市に千葉流通株式会社(現:株式会社ミツウロコヴェッセル)を設立(現・連結子会社)、各地域にも流通会社を設立

1977年7月

リース業等の会社として、東京都中央区に株式会社サンアンドキュー(現:株式会社ミツウロコリース)を設立(現・連結子会社)

1978年9月

本社を東京都中央区日本橋室町より東京都中央区日本橋本町に移転

1983年6月

コンピュータ等の情報機器販売に進出

1985年10月

LPガス等の事務処理を効率化するため、埼玉県熊谷市に株式会社アイコン(現:株式会社ミツウロコクリエイティブソリューションズ)を設立(現・連結子会社)

1998年10月

ゼネラル石油株式会社とエッソ石油株式会社からLPガスの営業の譲り受け等により、関西地域への進出をはかる

2000年3月

風力発電事業への進出をはかるため、東京都中央区に合弁会社エムアンドディーグリーンエネルギー株式会社(現:ミツウロコグリーンエネルギー株式会社)を設立(現・連結子会社)

2003年8月

ミネラルウォーター事業に進出、「富士の宝物」バナジウム63天然水の販売を開始

2006年2月

本社を東京都中央区日本橋本町より東京都千代田区外神田に移転

2009年3月

神奈川県横浜市にアミューズメント施設「HAMABOWL EAS(ハマボールイアス)」グランドオープン

2010年3月

山梨県山中湖村にミネラルウォーター製造の新工場「山中湖工場」が竣工、4月から稼動

2010年4月

関東・東北地区の物流機能を統合したロジトライ関東株式会社(現:ジャパンエナジック株式会社)(現・持分法適用関連会社)、ロジトライ東北株式会社(現・連結子会社)が発足

2011年1月

グループ初のバイオマス発電所「株式会社岩国ウッドパワー」(現:株式会社ミツウロコ岩国発電所)(山口県岩国市)の株式を取得(現・連結子会社)

2011年10月

2013年10月

2014年10月

2014年12月

2015年8月

2016年3月

2016年4月

2017年4月

2018年5月

会社分割(吸収分割)により持株会社制による経営体制へ移行し、商号を株式会社ミツウロコグループホールディングスに変更

本社を東京都千代田区外神田より東京都中央区京橋に移転

岐阜県海津市に本社・飲料水製造工場を有する勝水株式会社(現:株式会社ミツウロコビバレッジ)が新設する会社の全株式を取得 これにより西日本エリアに生産・販売拠点を有し、全国への販売・物流体制が整い、生産拠点の分散化、新ブランドが追加される

「カールスジュニア」レストランの日本国内における店舗の運営及び「カールスジュニア」レストランのフランチャイズ事業展開における国内独占権を獲得し、カールスジュニアジャパン株式会社を設立(現・連結子会社)

「神原ミツウロコ株式会社」(現:株式会社ミツウロコヴェッセル四国)設立により、徳島市を中心に新たな地域でLPガス販売事業を開始し、初の四国への進出をはかる

米国カリフォルニア発のプレミアムバーガーレストランチェーン「カールスジュニア」の東京一号店となる「秋葉原レストラン」を東京都千代田区にオープン

連結子会社である株式会社ミツウロコプロビジョンズが株式会社ファミリーマートとの包括提携契約を締結し、株式会社ココストアリテール(現:株式会社ミツウロコプロビジョンズ)の全株式を取得(現・連結子会社)

株式会社スイートスタイルの全株式を取得し、フーズ事業を拡大(現・連結子会社)

株式会社サンユウの全株式を取得し、太陽光・蓄電池等のエネルギー事業を拡大(現・連結子会社)

2020年10月

2021年11月

2021年12月

2022年4月

海外事業の進捗管理、ビジネスネットワークの維持・構築および海外市場からの情報収集等を目的として、シンガポールにTRIFORCE INVESTMENTS PTE.LTD.を設立(現・連結子会社)

静岡ジェイエイフーズ株式会社(現:静岡ミツウロコフーズ株式会社)の全株式を取得し、清涼飲料水事業へ進出(現・連結子会社)

Lock+Storeブランドによるセルフストレージ事業をアジアで展開するGeneral Storage Company Pte. Ltd.の全株式を取得し、海外事業に本格参入(現・連結子会社)

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行

事業内容

ミツウロコグループホールディングスとそのグループ企業(子会社45社及び関連会社16社)は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業内容は以下の通りです。

エネルギー事業では、ミツウロコヴェッセル他7社の連結子会社がLPガスや石油などの燃料及び住宅関連機器の卸売を、また11社の連結子会社がLPガスや都市ガス、石油製品、太陽光発電システムや蓄電池などの環境エネルギー商品の小売を行っています。さらに、ミツウロコドライヴは石油製品の販売、自動車整備、キャンピングカーのレンタルなどを提供しています。

電力事業では、ミツウロコグリーンエネルギーが風力発電による電力の卸売と小売を、その他の子会社が太陽光発電やバイオマス発電を通じて電力供給を行っています。

フーズ事業では、ミツウロコビバレッジや静岡ミツウロコフーズが飲料水や清涼飲料水の製造販売を、その他の子会社がカフェやレストランチェーンの運営を手掛けています。

リビング&ウェルネス事業では、不動産の賃貸や健康・スポーツ施設の経営を行っており、特にミツウロコスポーツは横浜にあるアミューズメント施設の運営を担当しています。

海外事業では、TRIFORCE INVESTMENTS PTE.LTD.が海外事業への投資と支援を、その他の子会社がアジア地域でのレンタル収納事業を展開しています。

その他事業として、リース業、保険代理業、情報機器の販売、印刷事業、EC事業、コンテンツ事業などを行っており、これらはミツウロコリースや三鱗、ミツウロコクリエイティブソリューションズなどが担当しています。

これらの事業を通じて、ミツウロコグループホールディングスは幅広い分野でサービスを提供し、多様なニーズに応えています。

経営方針

ミツウロコグループホールディングスは、経営理念「わたしたちは、豊かなくらしのにないてとして、常に正道に立ち、お客様起点で社業を運営します。」のもと、エネルギーを中心とした生活者周辺サービスの充実を目指しています。同社は、自然エネルギーの活用や省エネ住宅機器の設置推進を通じて地球環境保全に貢献し、安全・安心を提供するための保安や品質管理の取り組みを継続的に強化しています。

成長戦略として、同社はエネルギー事業の競争力維持に注力しつつ、新たな市場開拓と収益力拡大を目指しています。具体的には、自社電源保有の強みを活かした電力ビジネスの収益力拡大、生活周辺サービスを通じた顧客基盤の拡大、フーズ事業の積極的な店舗展開と品質管理・ホスピタリティの強化、持続可能な社会づくりへの貢献を重点領域としています。また、アジア地域を中心としたグローバル市場への更なる進出も視野に入れています。

ESGの観点から、環境への貢献、地域社会への貢献、コンプライアンスの徹底、安全及び災害対策の強化、健康経営、ダイバーシティの推進という6つのマテリアリティを特定し、各領域におけるKPIを設定しています。これらの取り組みを通じて、多様なステークホルダーとの新たな価値創造を目指し、持続可能な社会づくりに貢献していく方針です。