川辺JP:8123

時価総額
¥27.6億
PER
13.3倍
ハンカチーフ、スカーフ、マフラー、タオル、雑貨の直営店舗・卸売業、香水の直営店舗・卸売業を展開。

沿革

1923年2月

東京、日本橋橘町にてハンカチーフ製造卸売業の川辺富造商店を個人経営にて創業

1928年2月

東京、日本橋横山町に移転

1940年5月

有限会社川辺富造商店設立 資本金10万円

1942年11月

株式会社川辺富造商店に改組 資本金19万5千円

1951年5月

スカーフの製造卸売開始

1954年6月

大阪支店開設

1959年9月

東京、日本橋横山町に本社ビル完成

1961年4月

名古屋店開設

1961年5月

札幌店開設

1964年9月

川辺株式会社に商号変更

1967年1月

大阪支店ビル完成

1973年4月

福岡店開設

1974年9月

東京都新宿区新宿1丁目28番14号に本社ビル完成移転

1977年6月

福岡店ビル完成

1979年7月

店頭売買登録銘柄として、登録を承認される。

1979年8月

株式公開し、日本証券業協会東京地区協会より値段発表される。

1980年3月

タオルの製造卸売開始

1990年10月

第二本社ビル完成

1991年5月

大阪支店 新社屋建て替え完成

1992年1月

物流拠点として、川辺埼玉センター開設

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2006年4月

物流拠点として、川辺西日本センターを今治市に開設

2006年7月

本社・東京支店 東京都新宿区四谷4丁目16番3号に移転

2006年10月

株式会社モノライフを子会社化し、バッグ類等の企画卸売を開始

2007年9月

生産拠点として、レインボーワールド株式会社及び芝崎染工株式会社を子会社化

2007年10月

レインボーワールド株式会社が、パロット株式会社及び芝崎染工株式会社を吸収合併

2008年7月

大阪支店 大阪市中央区南船場2丁目5番8号に移転

2009年4月

株式会社ソルティーを子会社化

2009年9月

東西物流拠点を統合し、商品の一元管理化を主な目的として川辺今治センターを開設

2010年1月

事業の一部を譲受け、香水等の販売事業を開始

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場

2010年10月

大阪証券取引所(JASDAQ市場)、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2011年9月

上海に子会社である川辺(上海)商貿有限公司を設立

2012年4月

株式会社ソルティーが株式会社モノライフを吸収合併

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2014年2月

福岡支店 福岡市中央区赤坂1丁目15番33号に移転

2015年11月

本社ビル 東京都新宿区四谷4丁目16番3号を購入

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

2023年2月

創業100周年を迎える

事業内容

川辺株式会社とそのグループ企業は、身の回り品事業とフレグランス事業を中心に展開しています。川辺株式会社自体は、ハンカチーフ、スカーフ、マフラー、タオル、雑貨などの直営店舗および卸売業を行っており、また香水の直営店舗及び卸売業も手掛けています。

親会社である一広株式会社は、川辺株式会社の身の回り品事業向けにタオルを製造し、販売しています。子会社のレインボーワールド株式会社は、ハンカチーフやスカーフの捺染製造を行い、株式会社ソルティーはハンカチーフ、スカーフ、タオル、雑貨の製造を担当し、これらを川辺株式会社に供給しています。さらに、川辺(上海)商貿有限公司は、ハンカチーフや雑貨の卸売りを行っており、中国市場での事業展開も行っています。

このように、川辺株式会社グループは、製造から販売まで一貫して関わることで、身の回り品からフレグランス製品に至るまで、幅広い商品を提供しています。各社が特定の製品群に特化することで、効率的な生産体制と市場への迅速な供給を実現しています。

経営方針

川辺株式会社は、中期経営計画「2023 NEXT」を推進しており、その核心には「すべての中心は心。心を動かす企業になる」というスローガンがあります。同社は、顧客第一主義を経営の根幹とし、「革新」的な発想に則った企業活動を通じて、社会に貢献することを目指しています。経営ビジョンとしては、人と人の繋がりを大切にするコト提案型企業を目指しています。

川辺の成長戦略は、グループ全体で連携したモノ作りと販売に重点を置いています。この戦略の目的は、「新しいモノ作り」、「新規販路開拓」、「生産性向上」、「収益確保」の4点に集約されます。また、フレグランス事業においても攻めの姿勢を見せ、デジタル強化とマーケティング強化を支えとしています。

具体的な重点戦略としては、既存事業の再生と成長、プリント工場を活かしたモノ作りと販売、OMO強化によるシームレスな顧客とのコミュニケーション実現、フレグランスの強化が挙げられます。これらの戦略は、顧客の拡張と価値の拡張を軸に、個別ではなく全て関連性を持った戦略として展開されます。

全社戦略としては、成長を支える基盤強化に注力しており、人財育成、挑戦しやすい環境整備、成長投資、キャッシュフロー強化、ガバナンス・コードの強化を進めています。これらの戦略を通じて、川辺は安定収益構造の確立を図り、持続可能な成長を目指しています。