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三栄コーポレーションJP:8119
沿革
1946年10月 |
大阪市南区に身辺装飾品の輸出を主とする共栄商会を創業。1948年2月共栄貿易㈱(資本金195万円)に改組。 続いて人的、資本的関係のある会社が次の順序で設立されました。 1949年9月名古屋市東区に陶磁器の輸出を主とする昭栄貿易㈱(資本金100万円)を設立。 1950年3月東京都台東区に生活関連用品の輸出を主とするアトラス雑貨貿易㈱(資本金300万円)と1951年9月に共和貿易㈱(資本金80万円)が設立され、アトラス雑貨貿易㈱と共和貿易㈱は、1954年6月に合併し、東栄貿易㈱(資本金380万円)と改称。 |
1958年 1月 |
香港に香港三栄洋行を創業。1962年7月三栄洋行有限公司(現・連結子会社)に改組。 |
1961年 2月 |
共栄貿易㈱(大阪市)、昭栄貿易㈱(名古屋市)、東栄貿易㈱(東京都)は業容の拡大に伴い、生活関連用品の総合商社を目標に三社を吸収合併する目的のため、その母体として東京都台東区に三栄貿易㈱(資本金2,000万円)を設立。 |
1961年10月 |
三栄貿易㈱は共栄貿易㈱、昭栄貿易㈱、東栄貿易㈱を吸収合併し、本店を東京都台東区に設置し、共栄貿易㈱を大阪支社、昭栄貿易㈱を名古屋支社、東栄貿易㈱を東京支社としました(資本金1億円)。 |
1967年 6月 |
ドイツのデュッセルドルフ市に駐在員事務所を設置。1969年5月 SANYEI (DEUTSCHLAND) |
1971年12月 |
三栄貿易㈱は株式の額面金額変更のため、1950年2月20日設立の㈱大産商店に吸収され、㈱大産商店は社名を㈱三栄コーポレーションと改称(資本金3億円)。 |
1973年 9月 |
マレーシアのクアラルンプールに SANYEI CORPORATION (MALAYSIA) SDN. BHD. を設立(現・連結子会社)。 |
1978年 7月 |
香港に三發貿易有限公司を設立。1992年7月三發電器製造廠有限公司と改称。 |
1978年 9月 |
香港に佳豪実業有限公司を設立。1983年7月三栄電器香港有限公司と改称。 |
1979年 1月 |
東京店頭市場に株式を公開(資本金3億3千万円)。 |
1986年 7月 |
香港に TRIACE LIMITED を設立(現・連結子会社)。 |
1988年 3月 |
中国に上海駐在員事務所を設置。 |
1998年10月 2001年10月 |
千葉県松戸市に㈱ペットランドを設立(現・㈱ペピカ 現・連結子会社)。 中国に青島駐在員事務所を設置。 |
2002年 5月 |
東京都台東区に㈱ビルケンシュトックジャパンを設立(現・㈱ベネクシー 現・連結子会社)。 |
2002年10月 |
中国に三曄国際貿易(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)。 |
2003年 7月 |
三發電器製造廠有限公司と三栄電器香港有限公司を合併し、三發電器製造廠有限公司(現・連結子会社)を存続会社とする。 |
2004年12月 2005年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 ㈱ビルケンシュトックジャパンの本社事務所を東京都港区に移転。 |
2007年 4月 |
愛知県名古屋市東区に㈱エス・シー・テクノを設立。 |
2007年 7月 |
東京都墨田区の㈱mhエンタープライズを子会社化。 |
2007年12月 |
千葉県松戸市に㈱リリーベットを設立(現・連結子会社)。 |
2011年 4月 |
中国に三發電器製品(東莞)有限公司を設立(現・連結子会社)。 |
2011年 5月 |
中国に三栄貿易(深圳)有限公司を設立(現・連結子会社)。 |
2011年12月 |
東京都台東区にヴェーエムエフ ジャパン コンシューマーグッズ㈱を設立(現・㈱エッセンコーポレーション 現・連結子会社)。 |
2012年 5月 |
㈱mhエンタープライズの本社事務所を東京都台東区に移転。 |
2012年10月 |
東京都台東区に㈱L&Sコーポレーションを設立(現・連結子会社)。 |
2013年10月 2015年 8月 2015年 9月 2016年 4月 2016年 8月 2016年10月 2017年10月 |
普通株式5株につき1株の株式併合を実施、単元株式数を1,000株から100株に変更。 ㈱エス・シー・テクノの本社事務所を東京都台東区に移転。 ㈱ペットランド、㈱リリーベットの本社事務所を千葉県市川市に移転。 ㈱ビルケンシュトックジャパンを㈱ベネクシーに商号変更。 ㈱ペットランドを㈱ペピカに商号変更。 創業70周年を迎える。 ヴェーエムエフ ジャパン コンシューマーグッズ㈱を㈱エッセンコーポレーションに商号変更。 |
2019年10月 |
ベトナムのホーチミンにTRIACE VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立(現・連結子会社)。 |
2019年11月 |
㈱ベネクシーの本社事務所を東京都千代田区に移転。 |
2020年 1月 |
㈱エス・シー・テクノと㈱mhエンタープライズを合併し、㈱ゼリックコーポレーションに商号変更。 |
2021年 3月 |
台湾の台北市に台湾三栄貿易股份有限公司を設立。 |
2022年 4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。 |
2023年 4月 |
㈱ゼリックコーポレーションを吸収合併。 |
事業内容
三栄コーポレーションとそのグループ企業は、生活関連用品事業を中心に幅広い事業を展開しています。具体的には、家具家庭用品事業、服飾雑貨事業、家電事業の3つの報告セグメントに分かれており、それぞれリビング家具、ダイニング家具、子供用家具、キッチン関連用品、インテリア用品、収納用品の企画・輸出入販売、マットレス等の製造・輸出販売、テーブルウエアの輸入販売、服飾雑貨の企画・輸出入販売、ドイツのコンフォートシューズの輸入販売、セレクトショップの運営、ファッションバッグ等の輸入販売、理美容家電、調理家電、家事家電等の企画・輸出入販売、OEM製品の輸出、ODM製品・自社製品の輸出などを手がけています。
また、その他のセグメントとして、ペットショップの運営、動物病院の運営、輸送資材・生活雑貨等の企画・販売、事務代行業務、リエゾン活動(欧州市場向け取引における支援活動・情報収集)なども行っています。
これらの事業は、三栄コーポレーションをはじめ、三曄国際貿易(上海)有限公司、TRIACE LIMITED、TRIACE VIETNAM COMPANY LIMITED、三栄貿易(深圳)有限公司、台湾三栄貿易股份有限公司、SANYEI CORPORATION(MALAYSIA) SDN. BHD.、㈱エッセンコーポレーション、㈱ベネクシー、㈱L&Sコーポレーション、㈱ゼリックコーポレーション、三發電器製造廠有限公司、三發電器製品(東莞)有限公司など、国内外の多数の関連会社によって支えられています。
経営方針
三栄コーポレーションは、その中期経営戦略「SANYEI 2025」を通じて、生活用品の分野において強い存在感を確立し、収益向上に注力することを目指しています。同社は、「健康と環境」をテーマに掲げ、サステナブル社会の実現に貢献する企業としての企業価値向上を図り、新たなブランディングに着手することを定性目標としています。定量目標としては、戦略期間最終年度までに売上高500億円、経常利益20億円(経常利益率4%)を達成することを目指しています。
基本方針として、同社は「健康と環境」を主要テーマに据え、生活用品を事業ドメインに設定しています。モノづくりのプロ集団として、本質において秀逸なものを追求し、サステナブル社会の実現に貢献することを目標に掲げています。また、従業員のワークライフバランスの充実を図り、変化に対応するスピード感を持って商品、サービス、販路、市場を開拓すること、そしてガバナンスの強化を通じて収益力の向上を目指しています。
重点施策としては、グループ事業構造や事業ポートフォリオの見直し、商品事業部制の深化による専門性強化、販売面やマーケティング面におけるグループ内フレキシブルなプロジェクト編成、低採算事業の整理促進や新規事業の開拓強化などが挙げられます。また、スピード感のある新規取組の促進、サプライチェーンに立脚した貿易商社ならではのスピード感の実現、生活者目線での新規商品、サービス、ブランドの開拓、海外市場の強化などにも注力しています。
三栄コーポレーションは、これらの戦略を通じて、サステナブルな社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指しています。同社の取り組みは、企業理念である「随縁の思想」に基づき、人と人との出会いや絆を大切にし、互いに尊重し合い、助け合い、発展し合うことを目指しています。