- 日本企業
- カナデン
カナデンJP:8081
沿革
1907年5月 |
神奈川県神奈川町において電力供給事業を本業とする神奈川電燈株式会社が1907年に横浜共同電燈株式会社(現在東京電力株式会社)に合併されたとき、その事業の一部であった電気機械器具材料類の輸入販売事業を引継いで東京市芝中門前に神奈川電気合資会社を設立 |
1911年4月 |
大阪支店を開設 |
1912年12月 |
神奈川電気合資会社を神奈川電気株式会社に改組 |
1917年8月 |
門司支店を開設 |
1925年1月 |
三菱電機株式会社製品の販売代理店契約を結ぶ |
1937年6月 |
門司支店を小倉市に移転、小倉支店と改称 |
1951年4月 |
横河電機株式会社(旧株式会社横河電機製作所)製品の販売代理店契約を結ぶ |
1957年6月 |
仙台出張所を仙台支店に昇格 |
1963年2月 |
小倉支店を北九州支店に改称 |
1963年5月 |
東京証券取引所市場第二部に株式上場 |
1971年5月 |
日本航空電子工業株式会社製品の販売特約店契約を結ぶ |
1974年4月 |
名古屋営業所を名古屋支店に昇格 |
1979年4月 |
宮城県仙台市に東北カナデン電子サービス株式会社(株式会社東北カナデンテレコムエンジニアリングに商号変更)を設立 |
1987年2月 |
本社を東京都港区芝大門に移転 |
1988年4月 |
北九州支店を九州支店に改称 |
1988年10月 |
神奈川営業所を神奈川支店に昇格 |
1988年10月 |
東京都港区にカナデンサプライ株式会社を設立 |
1988年11月 |
本社を東京都港区新橋に移転 |
1989年9月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
1989年11月 |
東京都港区にカナデン冷熱プラント株式会社を設立 |
1990年4月 |
北関東営業所を北関東支店に昇格 |
1990年10月 |
神奈川電気株式会社を株式会社カナデンに商号変更 |
1990年10月 |
大阪支店を関西支社、名古屋支店を中部支店、仙台支店を東北支店に改称 |
1991年4月 |
香港に加拿殿香港有限公司(現・科拿電(香港)有限公司)を設立(現・連結子会社) |
1991年4月 |
シンガポールにKANADEN CORPORATION SINGAPORE PTE.LTD.を設立(現・連結子会社) |
1992年4月 |
大阪市中央区にテクノクリエイト株式会社を設立(現・連結子会社) |
1992年7月 |
大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
1994年10月 |
大阪市中央区に株式会社カナデンテレシスを設立(現・連結子会社) |
1995年4月 |
東京都港区に株式会社カナデンテレコムエンジニアリングを設立 |
2001年4月 |
東京都港区に株式会社カナデンテクノエンジニアリングを設立 |
2002年6月 |
上海に科拿電国際貿易(上海)有限公司を設立(現・連結子会社) |
2009年12月 2013年4月 2017年4月 2018年4月 2018年5月 2019年8月 2019年12月 2020年5月 2022年4月 |
大阪証券取引所市場上場廃止 タイにKANADEN(THAILAND)CO.,LTD.を設立(現・連結子会社) 連結子会社カナデンサプライ株式会社を吸収合併 子会社の株式会社カナデンテレコムエンジニアリングを存続会社とし、株式会社東北カナデンテレコムエンジニアリング、カナデン冷熱プラント株式会社、株式会社カナデンテクノエンジニアリングの3社を消滅会社とする吸収合併を実施し、存続会社の商号を株式会社カナデンエンジニアリングに変更(現・連結子会社) タイにFACOM-KD(THAILAND)CO.,LTD.(現・KANADEN SOLUTIONS(THAILAND)CO.,LTD.)を設立(現・連結子会社) 本社を東京都中央区晴海に移転 ベトナムにKANADEN VIETNAM CO.,LTD.を設立(現・連結子会社) タイにKANADEN TRADING(THAILAND)CO.,LTD.を設立(現・連結子会社) 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
カナデン株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、FAシステム、ビル設備、インフラ、情通・デバイスの4つの主要セグメントにおいて、幅広い事業を展開しています。同社は三菱電機株式会社のFA機器、電子機器、産業メカトロニクス、昇降機設備、冷熱設備、半導体、デバイスの代理店として機能しており、三菱電機ビルソリューションズ株式会社及び三菱電機住環境システムズ株式会社とも取引を行っています。
FAシステム部門では、製造ラインの品質と生産性向上に貢献するコントローラシステムや自動化システム、レーザ加工機、放電加工機などのメカトロニクス商品を提供しています。ビル設備部門では、無停電電源装置、昇降機、省エネ空調機器、住宅設備機器、低温機器、エネルギーマネジメントシステムなどを扱っています。
インフラ部門では、交通事業者向けの変電電力設備、LED機器、情報通信機器、車両用電機品、交通安全システム、航空管制システム、太陽光発電設備、地域防災システムなどを販売しており、社会基盤整備に貢献しています。情通・デバイス部門では、情報通信機器、自動車や産業機器に不可欠な半導体、電子デバイス部品、映像ソリューションシステム、セキュリティシステムなどを提供しています。
これらの事業を通じて、同社は付加価値の高い商品の販売、エンジニアリング、設計開発施工、アフターサービスを強化し、子会社や関連会社と共に事業活動を展開しています。同社グループは、国内外において多岐にわたるニーズに応える製品とサービスを提供し、産業界の発展に貢献しています。
経営方針
カナデン株式会社(以下、同社)は、FAシステム、ビル設備、インフラ、情通・デバイスの4つの主要セグメントを通じて、幅広い事業を展開しています。同社は、三菱電機株式会社のFA機器、電子機器、産業メカトロニクス、昇降機設備、冷熱設備、半導体、デバイスの代理店として機能し、三菱電機ビルソリューションズ株式会社及び三菱電機住環境システムズ株式会社とも取引を行っています。
同社は、2025年度を最終年度とする中期経営計画「Electronics Solutions・Company 2025(ES・C2025)」を推進しています。この計画では、持続的な成長に向けた収益構造の強化を目指し、社会課題の解決に貢献できる「エレクトロニクスソリューションズ・カンパニー」となることを目標としています。具体的には、技術力・企画力の向上、パートナー企業やグループ内の連携強化、オリジナルソリューションの提供を通じて、高付加価値ビジネスの追求と社会の変化に即応する持続的成長を目指します。
また、同社はSDGsへの取り組みを通じて、社会的課題の解決に貢献し、持続的な成長を実現することを基本方針としています。これには、お客さまを最も知るベストパートナーであり続けること、成長性に重きを置いた戦略の実行、高付加価値ビジネスの拡大と収益性の向上が含まれます。
さらに、同社は「深化・進化」による競争力の強化、社会課題の解決に向けた成長性が高い分野への取り組み強化、カナデンDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、多様な人材が能力を十分に発揮できる風土・仕組みづくり、戦略的投資政策の実行、公明正大な経営を基本戦略として掲げています。
これらの戦略を通じて、同社は技術と創意で一歩先の未来へ導くことをミッションとし、社会全体のために常に新しい価値を創造し続ける集団として、事業活動を展開していく方針です。