重松製作所JP:7980

時価総額
¥56.3億
PER
6.8倍
防じんマスクや防毒マスクなどの呼吸用保護具の製造販売、自給式呼吸器の国内販売総代理店業務、保護具の保守点検整備及び修理。

事業内容

重松製作所は、主に労働安全衛生保護具の製造販売を行っています。具体的には、防じんマスク、防毒マスク、送気マスクなどの呼吸用保護具を中心に取り扱っています。また、エア・ウォーター防災株式会社製の自給式呼吸器の国内販売総代理店としても活動しています。さらに、これらの保護具の保守点検整備や修理も事業の一環として行っています。

重松製作所は、関係会社を持たず独自に事業を展開しています。事業は研究・設計部門、生産・品質保証部門、営業・発送部門の3つに分かれています。研究・設計部門では、技術研究所を拠点に防じんマスクや防毒マスクをはじめとする保護具全般の研究開発を行っています。国内外の最新情報を収集し、素材や製造技術の開発に取り組んでいます。

生産・品質保証部門では、埼玉と船引の2つの事業所で製品の製造を行っています。「より良く、より安い製品を、より速く」をモットーに、独自の機械装置や先進技術を導入しています。合理化や省力化を進めつつ、品質と性能にこだわった製品を提供しています。

営業・発送部門では、本社を含む全国13ヵ所に営業所を配置し、顧客対応を行っています。営業担当者は製品知識の向上に努め、製品採用後もフォローを実施しています。埼玉事業所と西日本サービスセンターで製品の発送業務を行っています。

経営方針

重松製作所は、労働安全衛生保護具の専門企業として、長年にわたり防じんマスクや防毒マスクなどの呼吸用保護具を提供しています。同社は、働く人々の健康と安全を守ることを使命とし、地球環境の保護にも貢献することを目指しています。これにより、企業価値の向上を図り、社会に貢献することを基本方針としています。

同社の中期経営戦略は、研究開発の充実と環境に配慮した技術開発に重点を置いています。多様なユーザーニーズに応える製品を市場にタイムリーに供給するため、省資源や省エネルギーに注力しています。また、生産性と品質の向上、原価削減を通じて市場競争力を強化し、経営の合理化と効率化を推進しています。

重松製作所は、ROE(自己資本利益率)の向上を重視し、10%以上の達成を目指しています。経済の不透明な状況下でも、感染症や災害対策、社会インフラ整備の需要により、一定の受注を維持する見込みです。化学物質対策におけるリスクアセスメントの対象物質の追加も、保護具の需要を支える要因となっています。

同社は、製品の安定供給と新製品開発に注力し、労働安全衛生保護具の専門会社としての社会的責任を果たしています。これにより、ユーザーのニーズに応え続け、社会に貢献することを目指しています。