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フジコピアンJP:7957
沿革
1950年3月 |
大阪市西淀川区に資本金5百万円をもって富士化学紙工業株式会社を設立 |
筆記用・タイプ用カーボン紙の製造販売を開始 |
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1952年1月 |
東京都中央区に東京出張所を開設 |
1963年6月 |
布リボンの製造販売開始 |
1968年10月 |
コロンビア・リボンアンドカーボン社(米国)と技術導入契約締結 |
1972年12月 |
大阪府茨木市に茨木工場を開設 |
1973年3月 |
フィルムリボンの製造販売開始 |
1980年3月 |
サーマルカーボンリボンの製造販売開始 |
1983年3月 |
岡山県勝田郡勝央町に岡山工場を開設 |
1983年6月 |
I.I.M.I.社(米国)、アーマー社(フランス)とサーマルリボン等の製造技術供与契約締結 |
1987年12月 |
米国・デラウエア州に現地法人フジ コピアン コーポレイションを設立 |
1988年8月 |
大阪証券取引所市場第二部に株式を上場 |
1989年6月 |
英国・ケント州に現地法人フジ コピアン(UK)リミテッドを設立 |
1990年10月 |
大阪市西淀川区に技術センター(現本社)を開設 |
1991年2月 |
大阪市西淀川区に富士加工株式会社(現連結子会社)を設立 |
1991年3月 |
香港に現地法人フジ コピアン(HK)リミテッド(現連結子会社)を設立 |
1992年1月 |
フジコピアン株式会社に社名変更 |
1994年11月 |
ヘグザ社(マレーシア)と合弁契約締結、同社の子会社サミット イメイジング テクノロジイズ社 |
(マレーシア)に出資 |
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2000年12月 |
茨木工場を閉鎖 |
2001年12月 |
大阪工場を閉鎖 |
2002年2月 |
米国・サウスカロライナ州に現地法人フジコピアン(USA)インクを設立 |
2002年2月 |
米国現地法人フジ コピアン コーポレイションを清算 |
2012年9月 |
マレーシア現地法人サミット イメイジング テクノロジイズ社を清算 |
2012年12月 |
富士加工株式会社が、エフシー ベトナム コーポレーション(現連結子会社)を取得 |
2013年3月 |
英国・ケント州に欧州支店を開設 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の合併にともない、東京証券取引所市場第二部に上場 |
2013年12月 |
富士加工株式会社が、生産拠点を岡山県勝田郡勝央町(当社岡山工場内)に移転 |
2014年7月 |
フジ コピアン(UK)リミテッドを清算 |
2014年12月 |
エフシー ベトナム コーポレーションの持分を富士加工株式会社から取得 |
2016年12月 |
フジコピアン(USA)インクを清算 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所第二部からスタンダード市場に移行 |
事業内容
フジコピアンとその連結子会社3社は、印字記録媒体および事務用消耗品関連事業、プラスチック成形関連事業を主軸に展開しています。同社グループは、サーマルトランスファーメディア、インパクトリボン、テープ類、機能性フィルム「FIXFILM」、各種カーボン紙などの製造・販売を行っており、これらの製品は富士加工株式会社、エフシー ベトナム コーポレーション、フジ コピアン(HK)リミテッドなどの連結子会社を通じて製造、販売されています。
サーマルリボンやサーマルカーボンコピーなどのサーマルトランスファーメディア、布リボンやフィルムリボン、リインクユニットなどのインパクトリボン、修正テープやテープのりなどのテープ類は、事務用消耗品としての需要が高く、同社の主要製品群を形成しています。また、機能性フィルム「FIXFILM」や各種カーボン紙も同社の製品ラインナップに含まれています。
プラスチック成形関連事業では、プラスチック製キャップなどの成形品を製造・販売しており、エフシー ベトナム コーポレーションがこのセグメントにおける主要な生産拠点となっています。これらの製品は、幅広い産業分野での用途を持ち、同社グループの事業多角化に貢献しています。
フジコピアングループは、これらの事業セグメントを通じて、多様な製品を提供し、事務用消耗品からプラスチック成形品まで、幅広い顧客ニーズに応えています。
経営方針
フジコピアンは、印字記録媒体や事務用消耗品等の製造・販売を行う企業グループです。同社は技術力と行動力を基本理念に掲げ、新技術への挑戦を通じて社会に貢献することを目指しています。経営指標としては、売上高、営業利益、自己資本利益率(ROE)の向上に努めています。
2020年から2022年の中期経営計画「挑戦する3年」では、新型コロナウイルス感染症の影響や円安、ウクライナ情勢の長期化などによる経営環境の変化に直面しました。しかし、テープ類やサーマルトランスファーメディアの市場ニーズ拡大、新規開発案件の売上増加などにより、修正後の目標を達成しました。
2023年から2025年の新中期経営計画「飛躍・成長する3年」では、これまでの成果を基に、さらなる成長を目指します。重点課題として、新製品・新規事業の開発、ものづくり力・生産性の強化、人財育成、カーボンニュートラルへの取り組みが挙げられています。特に、新製品・新規事業開発では、車載関連や半導体関連などの市場をターゲットに設定しています。
経営環境は不確実性が高まる中、フジコピアンは、新たな中期経営計画を通じて、持続的かつ飛躍的な成長を目指し、国際社会への貢献を目指しています。