きもと (7908) 株価

時価総額
¥127.1億
PER
18.4倍
フィルム加工技術による高機能材料とデジタルデータ画像処理の有力企業。フィルム表面加工技術で多様な機能を付加した工業用材料、デジタルツイン事業では地理情報データ作成サービスやソフト開発受託を展開。日本・北米・東アジア・欧州の4地域で事業を運営。

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事業内容

きもとは、フィルム表面加工技術を核とした高機能材料の製造・販売と、地理情報データ作成などのデジタル技術サービスを手がける企業です。同社は長年培ったフィルム加工技術により、様々な機能を付加した工業用材料を開発・製造しています。また近年は、デジタルデータ画像処理や地理情報システム関連のサービス事業も展開しています。

同社の事業は、高機能材料事業とデジタルツイン事業の2つの柱で構成されています。高機能材料事業では、フィルムを基材として表面に独自の加工技術を施し、多様な機能を持つ工業用材料を製造・販売しています。デジタルツイン事業では、デジタル画像処理サービスや地理情報データの作成、ソフトウェア開発の受託業務を行い、顧客の業務改善提案や関連機器の販売も手がけています。

同社グループは、日本・北米・東アジア・欧州の4つの地域でグローバルに事業を展開しています。米国の製造・販売拠点では高機能材料の現地生産を行い、中国の拠点ではデジタルツイン事業の製品製造を担当、スイスの販売会社が欧州市場への販路を担っています。この国際的な製造・販売ネットワークにより、各地域の顧客ニーズに迅速に対応できる体制を構築しています。

経営方針

きもとは第6次中期経営計画において、高機能材料事業とデジタルツイン事業の成長を通じた持続的な企業価値向上を目指しています。同社は収益性と資本効率を重視した経営を推進し、計画最終年度となる2028年3月期にはROE8%の達成を目標として掲げています。また、「新しい可能性への挑戦」をビジョンに、化学技術とデジタル技術の融合により社会課題の解決に貢献する方針を示しています。

高機能材料事業では、従来のフィルムの枠を超えた高付加価値ビジネスへのシフトを加速する計画です。同社は異種基材製品や高機能性液製品、環境配慮型製品の開発・供給を推進し、通信・輸送・産業分野の既存市場強化に加えて、医療・半導体・エネルギー関連などの成長市場への展開を進めています。一方、デジタルツイン事業では、空間情報をはじめとする各種データを活用した技術を磨き、データ取得から利活用まで一貫したサービスの高度化を図る戦略を採用しています。

同社は2026年4月から新たな三部門体制を導入し、グローバル運営体制の強化に取り組みます。この組織再編により開発・製造・営業の連携を強化し、国内外拠点の一体運営を通じてグローバル市場での対応力向上を図る計画です。また、従来別々に展開していた両事業の開発・生産機能を統合することで、技術基盤の強化と新製品創出力の向上を実現し、迅速な製品展開を可能にする体制を構築しています。

環境対応では、2028年3月期にCO2排出量65%削減(2013年度比)という具体的な数値目標を設定しています。同社は環境配慮型材料の活用拡大、溶剤使用量の低減、再生可能エネルギーの導入促進、3Rの推進を通じて環境負荷の低減を進めています。工場のデジタル化や生産効率化により環境配慮と収益性向上の両立を図り、持続可能な社会の実現と企業価値向上を同時に追求する取り組みを展開しています。

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