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スターツ出版JP:7849
沿革
1983年3月 |
コミュニティ紙の製作、発行を目的として千曲出版株式会社を東京都江戸川区西葛西に設立 |
1987年6月 |
レジャー情報誌として「オズマガジン」を創刊。隔月発売とし全国のペンションにて販売 |
1988年4月 |
「オズマガジン」を首都圏・名古屋・関西の書店にて販売開始 |
1989年10月 |
千曲出版株式会社からスターツ出版株式会社へ商号変更 |
1989年10月 |
本店を東京都江戸川区西葛西から東京都中央区京橋に移転 |
1991年4月 |
既刊コミュニティ紙を統合し名称を「アエルデ」に変更すると同時に誌面を一新する |
1992年7月 |
業務上の理由から本店を東京都中央区京橋から東京都江戸川区東葛西に移転 |
1996年10月 |
「オズマガジン」のホームページ「オズモール」を開設し、インターネット事業を開始 |
1998年4月 |
当社が50%を出資し、賃貸住宅情報誌発行会社として株式会社住宅流通推進協会を設立 |
1999年4月 |
本店を東京都江戸川区東葛西から東京都江戸川区中葛西に移転 |
1999年10月 |
子会社である株式会社スターツツーリストの当社所有の全株式を当社の親会社であるスターツ株式会社に売却 |
2000年6月 |
「オズモール」の会員登録数が10万人となる |
2001年4月 |
当社の関連会社の株式会社住宅流通推進協会がスターツ株式会社の関連会社である株式会社リアルジョブと合併(存続会社名は株式会社リアルジョブ) |
2001年8月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
2002年11月 |
営団地下鉄(現東京メトロ)駅構内で無料配布するフリーマガジン「メトロミニッツ」を創刊 |
2003年7月 |
オズモール上で「オズのプレミアム予約」サービス(オズのホテル予約)がスタート |
2004年6月 |
当社の関連会社である株式会社リアルジョブがピタットハウスネットワーク株式会社へ商号変更 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2005年12月 |
「オズモール」の会員登録数が50万人となる |
2006年11月 |
書籍「恋空」(上・下)2巻あわせて100万部突破 |
2007年6月 |
ケータイ小説投稿サイト「野いちご」をオープン |
2009年4月 |
「ケータイ小説文庫」シリーズ創刊 |
2009年12月 |
「オズモール」の会員登録数が100万人となる |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場 |
2011年10月 |
小説サイト「Berry's Cafe」がオープン |
2013年4月 |
「ベリーズ文庫」創刊 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に |
上場 |
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2014年1月 |
「オズモール」の会員登録数が200万人となる |
2015年12月 |
「スターツ出版文庫」創刊 |
2016年8月 |
「comic Berry's」創刊 |
2016年11月 |
「ベリーズコミックス」創刊 |
2018年4月 |
「オズモール」の会員登録数が300万人となる |
2019年4月 |
小説サイト「ノベマ!」がオープン |
2019年8月 |
「noicomi」創刊 |
2020年8月 |
「野いちごジュニア文庫」創刊 |
2021年5月 |
「comicグラスト」創刊 |
2021年8月 |
「グラストCOMICS」創刊 |
2021年11月 |
「グラストNOVELS」創刊 |
2022年1月 |
「オズモール」の会員登録数が380万人となる |
2022年7月 |
「オズモール」の会員登録数が400万人となる |
事業内容
スターツ出版は、スターツコーポレーション株式会社の傘下にある企業グループの一員で、メディア部門を担当しています。同社は主に出版とインターネット事業を展開しており、特に書籍コンテンツ事業とメディアソリューション事業の二つのセグメントで事業を行っています。
書籍コンテンツ事業では、「野いちご」、「Berry's Cafe」、「ノベマ!」といった小説投稿サイトの運営を行い、これらのサイトから生まれた作品を「ケータイ小説文庫」、「ベリーズ文庫」、「スターツ出版文庫」、「野いちごジュニア文庫」、「ベリーズコミックス」といった形で書籍化しています。これにより、新たな作家の発掘と読者層の拡大を図っています。
一方、メディアソリューション事業では、東京圏を中心にメディアと予約送客サービス、SNS、リアルイベントを組み合わせたソリューションビジネスを展開しています。具体的には、女性向けライフスタイル誌「オズマガジン」や「オズマガジントリップ」、フリーマガジン「メトロミニッツ」の発行、女性向けポータルサイト「オズモール」の運営などを行っており、これらを通じて多様なメディアコンテンツを提供しています。
これらの事業を通じて、スターツ出版は情報提供とエンターテイメントの提供に努め、幅広い顧客層に対して多様なサービスを展開しています。同社の事業は、書籍コンテンツ事業が売上高比率で約59.8%、メディアソリューション事業が約40.2%を占めており、これら二つのセグメントが同社の主要な収益源となっています。
経営方針
スターツ出版は、独自の経営ビジョン「感動プロデュース企業へ」を掲げ、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。同社は、メッセージやストーリーの詰まったコンテンツを創造し、感動の輪を広げることを最大の価値として位置づけ、コンシューマーやクライアントに感動体験と需要創造を提供することに注力しています。
中期経営計画(2022年度~2024年度)において、スターツ出版は「穏やかで伸び伸びとした社員の成長が持続できる企業風土」の構築、「信頼され、時代の変化に応じた商品とサービスの提供」、そして「企業価値の向上とステークホルダーへの喜びの提供」を基本方針としています。これらの方針の下、書籍コンテンツ事業とメディアソリューション事業の二つのセグメントで具体的な成長戦略を展開しています。
書籍コンテンツ事業では、新たなレーベルやサービスの創出、コミック発刊点数の拡大、新レーベルの創刊、小説投稿サイトの進化に注力し、特に男性マーケット(異世界ジャンル)でのポジション確立を重点戦略としています。一方、メディアソリューション事業では、施設予約サービスのデジタルマーケティング強化や、PR・販促ソリューションにおける企画力と編集力の再構築、デジタルマーケティングによる新たなマーケットの開拓に力を入れています。
これらの戦略を通じて、スターツ出版はデジタル化の進展や市場の変化に対応し、読者の嗜好の変化に応じたスピーディーなコンテンツ開発、IPを活用したワンソース・マルチユースの拡大、多様な販売チャネルの開拓、顧客接点の強化に取り組んでいます。また、新型コロナウイルス感染症の影響にも柔軟に対応し、感染拡大の影響を受けにくい書籍コンテンツ事業への経営資源の集中など、状況に応じた戦略を展開しています。