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粧美堂JP:7819
沿革
1949年12月 |
大阪市東住吉区に粧美堂株式会社(資本金500千円)を設立。 |
1960年5月 |
株式会社ダイエーとの取引開始を契機に、その後ジャスコ株式会社(現 イオンリテール株式会社)、株式会社ニチイ(現 イオンリテール株式会社)、株式会社イトーヨーカ堂等、順次、総合スーパーの販路を拡大。 |
1975年5月 |
化粧小物の自社企画商品の開発を手掛けるピオニオーナメント株式会社に出資。 |
1980年12月 |
ピオニオーナメント株式会社が株式会社ピオニへ商号変更。 |
1996年6月 |
頭髪商品メーカーであったツバキ株式会社の過半数の株式を取得し、商品企画開発機能の充実を図る。株式会社サンリオとのライセンス契約を継承。 |
1999年7月 |
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社との間で、ライセンス契約を締結。 |
2001年5月 |
競業先であったパールストン株式会社の過半数の株式を取得し、従来からの総合スーパーの販路に加え、地方総合スーパー・ホームセンター・ドラッグストアへ販路を拡大。 |
2003年4月 |
株式会社ピオニがツバキ株式会社を吸収合併し、ツバキ・ピオニ株式会社となる。 |
2005年4月 |
中国国内でのディズニーキャラクターの商品化許諾権の取得。 |
2005年6月 |
中国でのキャラクター雑貨の販売と、国内への輸入の窓口を目的として粧美堂日用品(上海)有限公司(現 連結子会社)を設立。 |
2005年10月 |
販売業務の効率化を図るため、東京粧美堂株式会社(注)とパールストン株式会社が合併。 |
2006年1月 |
商号を「SHO-BI Corporation株式会社」へ変更。 |
2006年7月 |
ツバキ・ピオニ株式会社と東京粧美堂株式会社を吸収合併し、業務の集約による効率化を図る。 |
本社を東京都品川区へ移転。 |
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2008年1月 |
商号を「SHO-BI株式会社」へ変更。 |
2009年9月 2010年4月 2010年7月 2010年9月 2011年9月 2012年1月 2012年10月 2013年4月 |
ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場。 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場(現東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場。 中国子会社の粧美堂日用品(上海)有限公司の資本金をUS$1,000,000に増額。 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 東京証券取引所市場第一部に指定。 本社を東京都港区へ移転。 中国子会社の粧美堂日用品(上海)有限公司の資本金をUS$3,100,000に増額。 コンタクトレンズメーカーの株式会社メリーサイト(現 連結子会社)の全株式を取得。 |
2018年10月 |
株式会社メリーサイトの商号をSHO-BI Labo株式会社へ変更。 |
2019年4月 |
中国でのコンタクトレンズのEC販売の拡大を目的として中国の現地法人と合弁で壹見健康科技(上海)有限公司(現 連結子会社)を設立。 |
2020年1月 |
商号を「粧美堂株式会社」へ変更。 |
2020年10月 |
化粧品及び医薬部外品の製造及び販売を行っているビューティードア株式会社(現 連結子会社)の親会社であるビューティードア・ホールディングス株式会社の全株式を取得。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
2022年6月 |
ビューティードア株式会社がビューティードア・ホールディングス株式会社を吸収合併。 |
事業内容
粧美堂は、化粧品・化粧雑貨、服飾雑貨、キャラクター雑貨、コンタクトレンズ関連商品などを幅広く取り扱う企業であり、小売業者、卸売業者、一般消費者への販売を主な業務としています。同社グループは、粧美堂を含む7社で構成され、子会社のSHO-BI Lab株式会社ではコンタクトレンズの受託製造を、ビューティードア株式会社では化粧品及び医薬部外品の受託製造を行っています。
粧美堂は、もともと化粧雑貨をメーカーから仕入れて小売業の販売先に提供する問屋でしたが、最終消費者のニーズに合わせた商品群を提供する総合企画メーカーへとビジネスモデルを転換しました。自社企画商品による粧美堂ブランドの商品開発を行い、マーケティング、商品企画、デザイン、商品開発、物流、販売を一貫して対応しています。また、有力小売業のOEM商品の受注販売にも積極的に取り組んでいます。
キャラクター雑貨に関しては、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社や株式会社サンリオなどの版権元から商品化許諾を受け、化粧雑貨や服飾雑貨などの商品化を行っています。これにより、自社企画商品の付加価値を高め、他社製品との差別化を図っています。
なお、粧美堂グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略されています。また、粧美堂日用品(上海)有限公司は日用品雑貨及びコンタクトレンズの販売事業を縮小しており、2023年10月12日には壹見健康科技(上海)有限公司の出資持分の一部を譲渡する契約を締結しています。
経営方針
粧美堂は、化粧品や化粧雑貨、服飾雑貨、キャラクター雑貨、コンタクトレンズなどの幅広い商品を取り扱う企業であり、その成長戦略は情報の活用、機動力、生産性の向上を核としています。同社は、選択と集中の営業方針のもと、小さな市場での大きなシェア獲得と消費者との直接的な繋がりを重視しています。中期経営計画では、持続的な企業価値の向上を目指し、利益率を重視し、営業利益の継続的成長を最大の経営目標としています。
粧美堂の中長期的な経営戦略には、真のメーカー化の推進とブランド化、OEMビジネスの強化、ECビジネスの強化、新しい商材の強化が含まれます。同社は、高品質・高機能な商品を適正な価格で提供することで、消費者に信頼されるブランドとしての地位を確立することを目指しています。また、75年にわたる美に関する知見を活かし、国内大手小売業向けにOEMで商品を供給することで、安定的な収益源を確保しています。
ECビジネスの強化においては、インターネットやスマートフォンの普及に伴い、特に若年層の女性をメインユーザーとして、SNSを通じたマーケティングやECビジネスの比率を30%程度まで引き上げることを目標としています。さらに、中高年層や男性を対象にした新しい商材の研究・開発にも力を入れ、ビジネスチャンスを追求しています。
これらの戦略を通じて、粧美堂は「心と体の美と健康をサポート」する総合企画メーカーとしての地位を強化し、持続可能な成長を目指しています。