クレステックJP:7812

時価総額
¥47億
PER
4.8倍
ドキュメント事業とソリューション事業を展開し、取扱説明書や修理マニュアルの制作、イラスト作成、翻訳、印刷などのサービス提供。

沿革

事業内容

クレステックは、中核企業として国内子会社5社、海外子会社15社(うち1社は非連結子会社)を擁し、ドキュメント事業とソリューション事業を展開しています。同社グループの事業は、主に製品の取扱説明書や修理マニュアルなどのテクニカルドキュメンテーションに関連するサービスを提供しており、これにはライティング、イラスト作成、データ組版、翻訳、印刷などが含まれます。クレステックは、製品ユーザーが新製品を安全かつ分かりやすく操作できるように、専門的な技術情報をわかりやすく説明・表現することに注力しています。

同社グループは、デジタル製品、輸送機器、情報機器、一般家電、医薬品・医療機器、産業機器など、幅広い製品群に対応しています。また、顧客の新製品開発に際しての市場動向調査、法令確認、販促支援、パッケージ設計、アクセサリー関連のアッセンブリー対応など、ドキュメント制作以外の周辺業務も手がけています。さらに、ドキュメント制作の効率化を目指し、原稿作成支援ソフトや翻訳支援ソフト、データ管理システムなどの開発・販売も行っています。

海外においては、11か国に15社(うち1社は非連結子会社)、19拠点を展開し、海外でのサポート体制を重視しています。これにより、日本から海外まで販売拠点を持つ顧客を全体でサポートし、国内と同等の品質でサービスを提供しています。クレステックのグローバルネットワークと品質の高いサービスは、同業他社との差別化要因となっています。

経営方針

クレステックは、テクニカルドキュメンテーションを中核とする事業を展開し、情報創造企業としての地位を確立しています。同社は、長期戦略方針「NEXT10」を掲げ、新たな事業領域への挑戦を通じて事業の拡大を目指しています。この戦略の下、中期経営計画「CR Vision 20+(Plus)」を策定し、事業強化と体制強化を重点戦略としています。

事業強化では、川上・川下領域の事業拡大、特殊分野の事業強化、企業連携による事業領域拡大を目指しています。体制強化においては、CSR促進、人材育成とES向上、生産体制の最適化推進に取り組んでいます。これらの施策は、同社がグローバルに展開する事業領域をさらに強化し、持続的な成長を実現するためのものです。

クレステックは、国内外に広がるグローバルネットワークを活用し、顧客の拡大を図っています。また、グローバルサポート体制の強化、専門的な技術の確立と人材育成、新規ビジネス展開などにも注力しています。これらの取り組みは、同社が直面する経営環境の変化に対応し、次なる10年に向けた企業基盤の安定化を目指すものです。

経営数値目標として、2024年6月期に連結売上高185.0億円、連結営業利益12.0億円、連結営業利益率6.5%の達成を設定しており、これらの目標達成に向けた取り組みが進められています。クレステックは、これらの戦略を通じて、持続可能な社会の構築に貢献し、グローバルコミュニケーションの創造を推進しています。