クレステックJP:7812

時価総額
¥62.1億
PER
7.7倍
ドキュメント事業とソリューション事業を展開し、取扱説明書や修理マニュアルの制作、イラスト作成、翻訳、印刷などのサービス提供。

沿革

1984年9月

      12月

 静岡県浜松市に株式会社クレステックを設立。

アメリカ・ロサンゼルスにオフィス(クレステックUSA)を開設。

1985年8月

東京にサテライトオフィスを開設。

1988年4月

      9月

ベルギー・ブリュッセルにオフィスを開設。

クレステックUSAをクレステックL.A.に改組。

1991年1月

1993年3月

香港にオフィスを開設。

 東京サテライトオフィスを事業所として再設。

1995年1月

松本事業所を開設。

ベルギーオフィスをオランダ・アムステルダムに移転し、現地法人(クレステック・アムステルダム)を設立。

   11月

1996年5月

名古屋事業所を開設。

タイ・バンコクに現地法人を設立。

香港オフィスをクレステックアジアに社名変更し、現地法人を設立。

1997年7月

印刷工場として、インドネシア・ジャカルタに現地法人を設立。

1998年2月

   9月

大阪事業所を開設。

フィリピン・マニラにオフィスを開設。

1999年1月

   2月

   9月

中国・上海に現地法人を設立。

中国・蘇州の印刷会社(蘇州印刷総廠)と合弁で、現地法人を設立。

インドネシアにカートンボックス印刷工場を新設。

2000年6月

   9月

フィリピン・マニラに現地法人を設立。

アメリカ・ニュージャージのOKI Business Digitalを買収してCrestec Digital Inc(CDI)を設立。

2001年9月

インドネシア・ジャカルタ/スラバヤ工場操業開始。

2002年1月

   10月

福岡事業所(現 福岡営業オフィス)を開設。

マレーシアに現地法人を設立。

   11月

中国・珠海に現地法人を設立。

2003年3月

   7月

中国・東莞の印刷工場操業開始。

静岡県磐田市にデジタル印刷専門のフルフィルメントサテライトセンターを開設。

2004年9月

中国・大連にクレステック上海のブランチを開設。

2005年3月

   4月

クレステックアムステルダムを移転し社名をクレステックヨーロッパに変更。

ベトナム・ホーチミンに現地法人を設立。

   9月

海外支援室 梱包設計グループを名古屋に開設。

㈱クレステックソリューションズを東京都港区に設立。

2006年1月

   3月

中国・東莞に新現地法人を設立し、第二印刷工場操業開始。

クレステックL.A.とCDIを合併し、クレステックUSAとして一本化。

2007年3月

   7月

制作専門部署であるプロダクションセンターを福岡に開設。

蘇州クレステックのデジタル印刷部門を子会社化。

   12月

2009年9月

中国・東莞の2工場を統合し効率化。

㈱クレステックソリューションズを吸収合併。

2010年4月

デュッセルドルフにクレステックヨーロッパのブランチを開設。

2011年6月

決算期を6月に変更。

2012年3月

   12月

仙台にプロダクションサテライトセンターを開設。

㈱パセイジの全株式を取得、子会社化。

2013年4月

アトランタにクレステックUSAのブランチを開設。

2015年7月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2017年7月

2018年9月

   11月

2019年7月

2020年1月

2021年7月

2022年4月

   10月

2023年1月

大野印刷㈱の全株式を取得、子会社化。

インド・チェンナイに現地法人を設立。

インド・ニューデリーにクレステックインドのNCRブランチを開設。

東京証券取引所市場第二部に市場変更。

㈱ナビの全株式を取得、子会社化。

㈱マインズの全株式を取得、子会社化。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

本社を浜松市北区東三方町に移転し、同社屋1階に浜松プリントセンターを移転。

中国・東莞の現地法人を完全商社化。

事業内容

クレステックは、中核企業として国内子会社5社、海外子会社15社(うち1社は非連結子会社)を擁し、ドキュメント事業とソリューション事業を展開しています。同社グループの事業は、主に製品の取扱説明書や修理マニュアルなどのテクニカルドキュメンテーションに関連するサービスを提供しており、これにはライティング、イラスト作成、データ組版、翻訳、印刷などが含まれます。クレステックは、製品ユーザーが新製品を安全かつ分かりやすく操作できるように、専門的な技術情報をわかりやすく説明・表現することに注力しています。

同社グループは、デジタル製品、輸送機器、情報機器、一般家電、医薬品・医療機器、産業機器など、幅広い製品群に対応しています。また、顧客の新製品開発に際しての市場動向調査、法令確認、販促支援、パッケージ設計、アクセサリー関連のアッセンブリー対応など、ドキュメント制作以外の周辺業務も手がけています。さらに、ドキュメント制作の効率化を目指し、原稿作成支援ソフトや翻訳支援ソフト、データ管理システムなどの開発・販売も行っています。

海外においては、11か国に15社(うち1社は非連結子会社)、19拠点を展開し、海外でのサポート体制を重視しています。これにより、日本から海外まで販売拠点を持つ顧客を全体でサポートし、国内と同等の品質でサービスを提供しています。クレステックのグローバルネットワークと品質の高いサービスは、同業他社との差別化要因となっています。

経営方針

クレステックは、テクニカルドキュメンテーションを中核とする事業を展開し、情報創造企業としての地位を確立しています。同社は、長期戦略方針「NEXT10」を掲げ、新たな事業領域への挑戦を通じて事業の拡大を目指しています。この戦略の下、中期経営計画「CR Vision 20+(Plus)」を策定し、事業強化と体制強化を重点戦略としています。

事業強化では、川上・川下領域の事業拡大、特殊分野の事業強化、企業連携による事業領域拡大を目指しています。体制強化においては、CSR促進、人材育成とES向上、生産体制の最適化推進に取り組んでいます。これらの施策は、同社がグローバルに展開する事業領域をさらに強化し、持続的な成長を実現するためのものです。

クレステックは、国内外に広がるグローバルネットワークを活用し、顧客の拡大を図っています。また、グローバルサポート体制の強化、専門的な技術の確立と人材育成、新規ビジネス展開などにも注力しています。これらの取り組みは、同社が直面する経営環境の変化に対応し、次なる10年に向けた企業基盤の安定化を目指すものです。

経営数値目標として、2024年6月期に連結売上高185.0億円、連結営業利益12.0億円、連結営業利益率6.5%の達成を設定しており、これらの目標達成に向けた取り組みが進められています。クレステックは、これらの戦略を通じて、持続可能な社会の構築に貢献し、グローバルコミュニケーションの創造を推進しています。