イーディーピーJP:7794

時価総額
¥147億
PER
16.2倍
人工ダイヤモンドの種結晶製造、半導体材料や光学材料用の大型単結晶ダイヤモンドの供給を行う。

沿革

2009年9月

大阪府池田市緑丘一丁目8番31号に資本金10,000,000円で株式会社イーディーピーを設立

2009年10月

営業開始

産総研の研究成果を活用した事業を行う設立5年以内のベンチャーに付与される「産総研発ベンチャー」の称号付与

2010年10月

2011年5月

2011年10月

2012年10月

2012年11月

2013年10月

2015年4月

2015年11月

2017年11月

2021年12月

2022年2月

2022年6月

2022年11月

12.5mm長の長尺工具素材の発売

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)・イノベーション推進事業に採択

本社及び本社工場を大阪府茨木市五日市一丁目7番24号に移転

本社及び本社工場を大阪府豊中市上新田四丁目6番3号に移転

1インチ(25x25mm)基板の発売

(111)面(注1)研究用基板の発売

大阪府茨木市横江一丁目17番3号に横江第1工場(現在は横江工場に改称)を設置

Bドープエピ層(注2)付き基板の発売

10x10mm種結晶(注3)の発売

本社工場の稼働を停止し、横江第2工場(現在は開発部の拠点に変更)の設置準備を開始

大阪府茨木市横江一丁目2番9号に横江第2工場(現在は開発部の拠点に変更)を設置

東京証券取引所グロース市場に株式を上場

大阪府茨木市四丁目26番6号に島工場を設置

横江第1工場を横江工場に改称し、横江第2工場を開発部の拠点に変更

事業内容

イーディーピーは、人工ダイヤモンドの製造と販売に特化した企業であり、特に宝石用の人工ダイヤモンド(LGD)の製造において重要な役割を果たしています。同社は、気相合成法を用いて種結晶を製造し、これを人工宝石製造企業へ供給しています。種結晶は、5x5mmから12x12mmの正方形で、厚さが0.2mmや0.3mmの薄い板であり、これを基に人工宝石が製造されます。イーディーピーは、この種結晶を直接または商社を通じて供給し、最終的には宝石販売会社等を通じて消費者に届けられます。

また、同社は電子部品や光学部品等の工業材料として使用される板状の単結晶ダイヤモンドも製造しており、この技術は産総研が開発したものを基にしています。イーディーピーは、産総研との特許等実施許諾契約に基づき、製品販売から得られる実施料を産総研に納入しています。

同社の製品は、人工宝石の製造に用いられる種結晶のほか、半導体材料やヒートシンク、精密加工切削工具などの分野にも利用されています。2023年3月期の売上高の95.4%を種結晶が占めており、その技術はグローバルに展開されています。

イーディーピーの生産技術には、マイクロ波プラズマCVD法を用いたダイヤモンド単結晶の成長技術や、イオン注入法を用いた単結晶の分離技術、モザイク結晶の製造法などがあり、これらの技術により大型の単結晶や板状の形態、広い厚さ範囲の製品を製造することが可能です。また、同社は様々な仕様の基板を製品化しており、ダイヤモンドデバイスの研究開発に対応しています。

経営方針

イーディーピーは、人工ダイヤモンドの製造と販売に特化し、特に宝石用の人工ダイヤモンド(LGD)製造において重要な役割を果たしています。同社は、気相合成法を用いた種結晶の製造を主軸に、これを人工宝石製造企業へ供給し、最終的には宝石販売会社を通じて消費者に届けています。また、電子部品や光学部品などの工業材料として使用される板状の単結晶ダイヤモンドの製造も手掛けており、その技術は産総研が開発したものを基にしています。

イーディーピーの成長戦略は、ダイヤモンドの優れた特性を活かし、地球環境維持や社会問題の解決に貢献することを目指しています。同社は、種結晶ビジネスにおいて競合との差別化を図り、大型種結晶のニーズに応えることで市場でのプレゼンスを高めています。また、半導体デバイスやヒートシンク、光学部品の分野での製品販売も目標としており、これらの目標達成のために市場情勢の入手・解析、技術開発、生産効率の向上、人材育成、ダイバーシティの重視など、複数の課題に取り組んでいます。

同社の生産技術には、マイクロ波プラズマCVD法を用いたダイヤモンド単結晶の成長技術や、イオン注入法を用いた単結晶の分離技術、モザイク結晶の製造法などがあり、これらの技術により大型の単結晶や板状の形態、広い厚さ範囲の製品を製造することが可能です。また、様々な仕様の基板を製品化し、ダイヤモンドデバイスの研究開発に対応しています。

イーディーピーは、種結晶ビジネスにおける競合との差別化、新しい市場への進出、技術開発と生産効率の向上、人材育成とダイバーシティの推進など、多角的な成長戦略を推進しています。これらの戦略により、同社は持続可能な成長を目指しています。