- 日本企業
- ドリームベッド
ドリームベッドJP:7791
事業内容
ドリームベッドは、主にマットレス、ベッドフレーム、ソファ、寝装品(枕・布団類)のデザイン開発、製造、販売を行っています。自社ブランド製品と海外提携ブランド製品を自社工場および協力工場で製造し、家具販売店向けと商業施設向けを主要な販売チャネルとして展開しています。
同社は、ホームファニシング事業の単一セグメントで事業を展開しており、セグメント別の記載はありません。家具販売店向けでは、全国の家具販売店に製品を卸し、消費者に提供しています。商業施設向けでは、ホテルなどの宿泊施設に直接販売し、企画から施工までプロジェクト全体をプロデュースしています。
ショップ/ショールームでは、「リーン・ロゼショップ」とショールームを展開し、一般消費者への直接販売を行っています。ハウスメーカー向けでは、催事を通じて製品を販売し、モデルルーム展示商品としての採用も行っています。その他、OEM商品の販売やウォーターベッドの設置料、アフターメンテナンスも提供しています。
ドリームベッドは、自社ブランド「dream bed(ドリームベッド)」と「WATER WORLD(ウォーターワールド)」を展開し、海外提携ブランドとして「Serta(サータ)」、「ligne roset(リーン・ロゼ)」、「ruf(ルフ)」とライセンス契約を結んでいます。特に「Serta(サータ)」は高価格帯マットレスとして国内で独占的に販売されています。
同社のマットレスは、全日本ベッド工業会認定の衛生マークを取得し、ISO9001認証工場で製造されています。ポケットコイルマットレスは、体の凹凸にフィットし、理想的な寝姿勢を実現します。異なる太さのポケットコイルを任意に配列できる機械を独自開発し、消費者の好みに応じた寝心地を提供しています。
ドリームベッドは独自の生産拠点を持ち、国内外の協力工場と連携して高品質の製品を提供しています。少量多品種生産を実現し、受注から概ね1週間以内に出荷を完了させる体制を構築しています。これにより、原材料の効率的な投入と在庫圧縮を実現しています。
同社は毎年10月に新作を発表し、商品デザインや販促ツールの開発を行っています。海外の家具見本市を視察し、その成果を製品デザインに反映しています。消費者の声を大切にし、新たな企画・開発に反映させることを重視しています。
経営方針
ドリームベッドは、快適で美しい暮らしを提供することを基本理念とし、時代の先を読みながら顧客のニーズに応える新たな空間と環境の創造を目指しています。この理念のもと、技術力や製品力を磨き、高品質なマットレスやベッドフレームを提供することで、社会に貢献しつつ売上と利益の増大を図っています。
同社は、少子高齢化や人口減少に伴う競争激化の中で、持続的な発展を目指しています。2023年に発表した中期経営計画「Dreambed2025 Change & Challenge Plan」に基づき、経営基盤の強化を進めています。高付加価値商品や新ブランドの立ち上げ、海外展開などを通じて成長を目指しています。
ドリームベッドは、幅広いマルチブランド商品層を持ち、商業施設向けと一般消費者向けの相乗効果で売上と利益の最大化を図るビジネスモデルを展開しています。主要ブランドの市場シェア拡大と新たなブランドの発掘に取り組んでいます。
中期経営計画「Dreambed2025 Change & Challenge Plan」では、2031年までに空環創造宣言企業を目指し、変革と挑戦を進めています。営業利益やROEなどの指標を用いて、企業価値の向上を図っています。これにより、持続的な成長を実現しようとしています。
同社は、Sertaブランドの強化や新ブランドの導入、販売チャネルの拡大、そして生産技術の向上を重点施策としています。また、財務戦略やサステナビリティ経営の実現を通じて、企業の基盤を強化し、持続可能な社会の実現に貢献しています。