リズムJP:7769

時価総額
¥264.1億
PER
296.8倍
精密部品事業では自動車や産業機器用の精密部品、高難度精密金型、EMS、情報関連機器の製造販売、生活用品事業では掛時計、目覚時計、防災行政ラジオ、加湿器の製造販売、その他に物流事業を展開。

沿革

1950年11月

リズム時計工業株式会社設立 本社:東京都港区、工場:埼玉県北葛飾郡庄和町(現:春日部市)

1953年3月

シチズン時計株式会社、シチズン商事株式会社と技術・販売・資本提携

1955年8月

本社を東京都台東区に移転

1961年4月

当社、龍水社、シチズン時計株式会社、シチズン商事株式会社の共同出資により、龍水時計株式会社(長野県上伊那郡箕輪町)を設立

1963年8月

東京証券取引所第二部市場へ株式上場

1965年4月

益子工場(栃木県芳賀郡益子町)を開設

1965年6月

協伸工業株式会社(後にリズム協伸株式会社に商号変更)設立

1969年7月

長野リズム株式会社設立(長野県上伊那郡箕輪町)

1969年9月

シチズン時計株式会社と商標の相互使用に関する基本契約を締結

1970年4月

会津工場(福島県会津若松市)を開設(後に東北リズム株式会社に統合)

1972年2月

東京証券取引所第一部市場へ指定

1973年4月

龍水時計株式会社を吸収合併

世界初の4メガヘルツ級の水晶ムーブメントを開発

1977年10月

リズム工機株式会社(福島県会津若松市)を設立(後の東北リズム株式会社)

1978年4月

リズムサービス株式会社(茨城県真壁郡関城町〈現:筑西市〉)を設立

1982年11月

TQCデミング賞実施賞を受賞

1984年8月

協伸工業株式会社が川越工場を開設

1985年5月

協伸工業株式会社が宇都宮工場を開設

1989年4月

米国にRHYTHM U.S.A., INC.を設立

1990年2月

香港にRHYWACO (H.K.) CO., LTD.を設立

1992年3月

香港にRHYTHM INDUSTRIAL (H.K.) LTD.を設立

1992年10月

協伸工業株式会社が五所川原工場を開設

1995年2月

協伸工業株式会社がベトナムにKYOSHIN VIETNAM CO., LTD.を設立

1997年9月

本社を東京都墨田区に移転

1998年4月

リズム工機株式会社が東北リズム株式会社に商号変更

1999年11月

当社会津工場を東北リズム株式会社へ統合、当社竜水工場を長野リズム株式会社へ統合

2001年10月

協伸工業株式会社がシンガポールにKYOSHIN INDUSTRY ASIA PTE. LTD.を設立

2003年12月

本社を埼玉県さいたま市に移転

2005年7月

当社子会社 中国工場統合新設・稼動

2005年8月

ベトナムにRHYTHM PRECISION VIETNAM CO., LTD.を設立

クロック初のエコマーク取得商品発売

2007年3月

長野リズム株式会社を解散し、同社の事業を当社へ統合

2008年5月

茨城リズム株式会社を解散し、同社の事業を当社へ統合

2010年4月

クロック初のグリーン購入法適合認証を受ける

2011年1月

RHYTHM INDUSTRIAL (DONGGUAN) LTD.を設立

2011年8月

協伸工業株式会社の株式取得により同社及びその子会社KYOSHIN VIETNAM CO.,LTD.・KYOSHIN INDUSTRY ASIA PTE LTD.を子会社化

2012年9月

KYOSHIN VIETNAM CO., LTD.とRHYTHM PRECISION VIETNAM CO., LTD.の共同出資により、ベトナムにRHYTHM KYOSHIN HANOI CO., LTD.を設立

2013年1月

協伸工業株式会社がリズム協伸株式会社に商号変更

2013年7月

PT. UMEDA KOGYO INDONESIA(現:PT. RHYTHM KYOSHIN INDONESIA)の株式取得により同社を子会社化

2016年6月

株式会社プリテックの株式取得により同社を子会社化

2017年10月

10株を1株に併合する株式併合を実施、株式併合に伴い、単元株式数の1,000株から100株へ変更

2018年6月

監査等委員会設置会社へ移行

2020年1月

アイ・ネクストジーイー株式会社の株式取得により同社及びその子会社である株式会社ノルディックリペアセンターを子会社化

2020年10月

リズム時計工業株式会社、東北リズム株式会社及びリズム協伸株式会社の三社が合併

リズム株式会社に商号変更

アイ・ネクストジーイー株式会社が株式会社ノルディックリペアセンターを吸収合併

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

リズム株式会社とそのグループ企業は、精密部品事業と生活用品事業を中心に展開しています。精密部品事業では、自動車や産業機器、光学機器、事務・通信機、太陽光発電、家電向けの精密部品や高難度精密金型、電子機器のEMS(エレクトロニクス・マニュファクチャリング・サービス)、情報関連機器、車載関連機器、加飾複合品の製造販売を手掛けています。このセグメントにおける製造販売は、リズム株式会社をはじめ、株式会社プリテック、RHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTD.、RHYTHM PRECISION VIETNAM CO.,LTD、KYOSHIN VIETNAM CO.,LTD.、RHYTHM KYOSHIN HANOI CO.,LTD.、PT.RHYTHM KYOSHIN INDONESIA、KYOSHIN INDUSTRY ASIA PTE LTD.が担っています。

一方、生活用品事業では、掛時計・置時計・目覚時計、デジタル時計、設備時計などのクロック製品、クロックムーブメント、防災行政ラジオ、加湿器、USBファンなどの製造販売を行っています。製造はリズム株式会社とRHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTD.が、販売はリズム株式会社、アイ・ネクストジーイー株式会社、RHYWACO(H.K.)CO.,LTD、RHYTHM U.S.A.,INC、RHYTHM INDUSTRIAL(H.K.)LTD.及びRHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTD.がそれぞれ担当しています。

さらに、リズム株式会社グループは物流事業も手掛けており、これらの事業を通じて多角的なビジネスを展開しています。これらの事業セグメントを通じて、リズム株式会社グループは幅広い産業に対して製品とサービスを提供し、グローバルな事業展開を進めています。

経営方針

リズム株式会社は、精密部品事業と生活用品事業を中心に、多角的なビジネスを展開している企業グループです。同社は、2022年度から2024年度までの中期経営計画を策定し、売上高と利益の増加を目指しています。この計画では、売上高を2021年度の299億円から2024年度には355億円へと増加させることを目標としており、営業利益も同期間で8.9億円から20億円への増加を見込んでいます。

経営戦略としては、精密部品事業の成長を加速させることを重点に置き、特に車載関連事業の拡大や超高難度精密技術による成長領域の拡大、グループ間連携によるコスト競争力の強化を目指しています。また、生活用品事業では、快適品事業の確立やクロック事業の維持・効率化、D2C販売の強化を戦略の柱として掲げています。

財務戦略においては、成長ドライバーへの積極投資と株主還元の向上を両立させる方針を打ち出しており、配当性向30%以上、一株当たり配当金30円以上を基本方針としています。さらに、サステナビリティ戦略として、事業活動を通じた社会価値創出に注力し、環境やダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を重要なテーマとして位置づけています。

経営基盤の強化にも取り組んでおり、ガバナンス、人材、IT、ステークホルダーとの関係強化を通じて、上記戦略の実現を支える体制を整えています。リズム株式会社は、これらの戦略を通じて、持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。