シチズン時計JP:7762

時価総額
¥3050.4億
PER
13.8倍
時計、工作機械、デバイス、電子機器の各事業セグメントで、ウオッチ、CNC自動旋盤、自動車部品、プリンターなどを手がける。

事業内容

シチズン時計は、時計事業、工作機械事業、デバイス事業、電子機器他事業の4つの主要な事業セグメントを持っています。これらのセグメントを通じて、シチズン時計は多様な製品とサービスを提供しています。

時計事業では、シチズン時計株式会社とその子会社が主にウオッチやムーブメントを生産しています。CITIZENブランドの腕時計は、シチズン時計株式会社およびその子会社によって販売されています。生産拠点は日本をはじめ、中国、香港、タイ、スイスなどに広がっています。

工作機械事業は、シチズンマシナリー株式会社とその子会社が中心となり、CNC自動旋盤などを生産・販売しています。これらの製品は、ドイツ、イギリス、中国、イタリアなどで販売されています。

デバイス事業では、シチズンファインデバイス株式会社やシチズン電子株式会社が、自動車部品、水晶デバイス、小型モーター、LEDなどを生産しています。これらの製品は、アジアやヨーロッパ、アメリカなどで販売されています。

電子機器他事業では、シチズン・システムズ株式会社がプリンターや健康機器を生産しています。これらの製品は、アメリカやヨーロッパなどで販売されており、シチズンの技術力を活かした多様な製品群を提供しています。

経営方針

シチズン時計は、2030年を見据えた成長戦略を掲げています。同社は「市民に愛され市民に貢献する」という企業理念を基盤に、サステナブル社会とデジタル社会に対応するための5つのマテリアリティを設定しました。これにより、気候変動への対応や質の高い生活への貢献、産業分野でのソリューション提供などを目指しています。

同社の中期経営計画「中期経営計画2027」では、「豊かな未来(とき)をつなぐ」というビジョンのもと、新たな価値創造に挑戦しています。時計事業と工作機械事業をコア事業と位置付け、経営資源を戦略的に投資し、成長を加速させる方針です。また、デバイス事業では安定成長を目指しつつ、新事業領域の探索も進めています。

時計事業では、グローバル市場でのブランド価値向上を目指し、北米市場での取り組み強化や高付加価値製品の開発に注力しています。工作機械事業では、売上高1,000億円を目指し、グローバル市場での拡販と顧客開拓を推進しています。デバイス事業では、製品の選択と集中を進め、競争優位を確立する方針です。

さらに、シチズン時計はDX戦略を推進し、業務プロセスの変革や新たなユーザー価値の創出を目指しています。デジタル施策を通じて、社員が長期ビジョン実現に貢献できる企業風土の変革を進めています。これにより、持続可能な成長を実現し、社会に貢献する企業を目指しています。