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国際計測器JP:7722
沿革
1969年6月 |
東京都世田谷区に、株式会社国際機械振動研究所の関東地区代理店として、国際計測器株式会社を設立、バランシングマシン、振動計測器及び巻線試験機の販売を開始 |
1974年11月 |
製造元である株式会社国際機械振動研究所の会社更生法適用申請により、その製造子会社である日本ビブロン株式会社〔1985年11月をもって吸収合併〕を買収し、自らバランシングマシン及び巻線試験機の製造に着手 |
1975年2月 |
名古屋営業所を名古屋市に開設 |
1975年5月 |
大阪営業所を大阪市に開設 |
1975年6月 |
東京都調布市に工場を新設、「KOKUSAI」ブランドのバランシングマシン及び巻線試験機の製造を本格的に開始 |
1978年8月 |
本社を東京都世田谷区から東京都調布市に移転 |
1983年6月 |
韓国営業所をソウル市に開設 |
1984年6月 |
米国駐在員事務所をデトロイト市に開設 |
1985年6月 |
東京都多摩市の現本社工場所在地に工場を新設移転 |
1985年11月 |
本社を東京都調布市から現本社所在地に移転 |
1985年11月 |
子会社日本ビブロン株式会社を吸収合併 |
1986年12月 |
本社隣接地に本社社屋新設 |
1987年11月 |
米国駐在員事務所を閉鎖し、現地法人KOKUSAI INC.〔現連結子会社〕を米国インディアナポリス市に設立 |
1990年6月 |
台湾営業所を台中市に開設 |
1991年6月 |
韓国営業所を閉鎖し、韓国ソウル支店をソウル市に開設 |
1993年12月 |
韓国ソウル支店を現地法人国際計測器株式会社〔2004年3月をもって清算〕として安養市に設立 |
1993年12月 |
現地法人中国合資上海松雲国際計測器有限公司〔2008年11月をもって清算〕を中国上海市に設立 |
1994年6月 |
長春事務所を中国吉林省長春市に開設 |
1995年9月 |
上海事務所〔2002年10月をもって閉鎖〕を中国上海市に開設 |
1998年10月 |
九州営業所を北九州市に開設 |
1998年12月 |
現地法人中国合資孝感松林国際計測器有限公司(中国湖北省孝感市)に出資 |
1999年6月 |
KOREA KOKUSAI CO., LTD.〔現連結子会社〕を大邱広域市に設立 |
2000年1月 |
事業拡大に伴い本社隣接地の工場を買取り、第二工場として製造を開始 |
2000年7月 |
深セン事務所を中国広東省深セン市に開設 |
2001年2月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
2001年11月 |
KOREA KOKUSAI CO., LTD.の現地生産体制を確立するため、韓国大邱広域市に工場を新築 |
2002年5月 |
KOKUSAI Europe GmbH.〔現連結子会社〕をドイツミュンヘン市に設立 |
2002年10月 |
高技国際計測器(上海)有限公司〔現連結子会社〕を中国上海市に設立 |
2004年12月 |
株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2006年2月 |
Thai Kokusai CO., LTD.〔現連結子会社〕をタイバンコク市に設立 |
2007年3月 |
事業拡大に伴い本社隣接地の工場を買取り、第三工場として製造を開始 |
2007年9月 |
東伸工業株式会社〔現連結子会社〕及び東伸高圧技研株式会社〔2009年8月をもって清算〕を子会社化 |
2009年12月 |
松林国際試験機(武漢)有限公司〔2014年4月をもって清算〕を中国武漢市に設立 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場 |
2010年10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2013年4月 |
本社工場及び本社第二工場がISO9001の認証を取得 |
2013年4月 |
本社第三工場を改築 |
2013年5月 |
東伸工業株式会社を東京都品川区から東京都多摩市に移転 |
2013年7月 |
大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2013年12月 |
本社第三工場がISO9001の認証を取得 |
2020年7月 |
古河テクニカルセンターを茨城県古河市に開設 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQスタンダードからスタンダード市場へ移行 |
事業内容
国際計測器株式会社とそのグループ企業は、計測機器の製造販売及びサービスを主な事業としています。同社の製品ラインナップには、バランシングマシン、電気サーボモータ式試験機、材料試験機、シャフト歪自動矯正機などが含まれており、これらは自動車部品、家電製品、OA機器など、幅広い産業分野での品質管理や生産工程の効率化に貢献しています。
バランシングマシンは、高速で回転する部品のアンバランスを測定し、修正するための装置であり、自動車部品や家電製品のモーターなどに使用されます。電気サーボモータ式試験機は、素材や部品の材料・耐久試験から完成車の走行/振動試験まで、高精度の試験が可能です。材料試験機は、部品の耐久性を試験する装置で、引っ張り試験や圧縮試験などに用いられます。シャフト歪自動矯正機は、加工や熱処理工程で発生したシャフトの歪みを自動で矯正する装置です。
また、同社グループは、巻線試験機や歯車かみ合い試験機、地震計などの製造販売も手がけており、これらの製品は特定の産業分野での品質保証や安全性の向上に寄与しています。巻線試験機は、モーターやトランス等の巻線部品の良否を判定するための装置で、歯車かみ合い試験機は、トランスミッション等に使用される歯車の品質検査に利用されます。地震計は、地震による災害防止のための地震防災システムにおいて重要な役割を果たしています。
国際計測器株式会社グループは、これらの計測機器を通じて、産業界の品質向上と生産性の向上に貢献していることがわかります。
経営方針
国際計測器株式会社は、振動計測技術を核とした製品の製造販売を行っており、自動車部品や家電製品など幅広い産業分野に貢献しています。同社グループは、「常に顧客の要請に応え、新しい価値の創造に努める」という基本理念のもと、グローバル市場での「利益を伴う成長」を目指し、企業価値の継続的な向上を追求しています。
経営方針として、売上高、売上高経常利益率、自己資本利益率の向上を目標に掲げ、バランスのとれた経営計画を策定し実施しています。しかし、新中期経営計画の策定は、世界情勢による部品供給不足の影響を受け、収束時期の不透明さから困難を極めています。2024年3月期より開始予定の中期経営計画については、情報が得られ次第速やかに開示する予定です。
同社グループは、生産体制の強化、財務戦略の最適化、研究開発の推進、人材育成に重点を置いています。特に、研究開発では、ユーザーのニーズに応える新製品の開発に注力し、EVモーターや自動運転関連製品への高い信頼性を確保する試験機の開発を進めています。これらの試験機は、環境保護、メンテナンスの容易さ、省エネルギーの面で競合他社の製品と比較して優れており、CO2削減に貢献する製品としての位置付けを強化しています。
国際計測器株式会社グループは、これらの戦略を通じて、産業界の品質向上と生産性の向上に貢献し、持続可能な成長を目指しています。