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島津製作所JP:7701
沿革
1917年 9月 |
株式会社島津製作所設立(本店 京都市木屋町二条) 東京支店(現支社)、大阪支店(現関西支社)および福岡支店(現九州支店)設置 |
1919年 8月 |
京都市中京区河原町二条に本店移転 |
1919年10月 |
三条工場開設、産業機器の製造開始 |
1935年 6月 |
名古屋、札幌両営業所(現支店)開設 |
1938年 4月 |
京都証券取引所に株式上場 |
1944年 4月 |
紫野工場開設 |
1949年 5月 |
東京証券取引所に株式上場 |
1953年 5月 |
広島営業所(現支店)開設 |
1955年 7月 |
京都営業所(現支店)開設 |
1956年10月 |
航空機器部門新設 |
1959年 4月 |
仙台出張所(現東北支店)開設 |
1961年 9月 |
高松事務所(現四国支店)開設 |
1962年 1月 |
当社材料工場銑鉄鋳物部門を分離し、島津金属工業株式会社(現島津産機システムズ株式会社)を設立 瀬田工場開設 |
1963年 7月 |
京都計装株式会社(現島津システムソリューションズ株式会社)を設立 |
1966年 2月 |
大阪丸十放射線サービス株式会社(現島津メディカルシステムズ株式会社)を設立 |
1966年10月 |
神戸出張所(現支店)開設 |
1968年 8月 |
西独(現ドイツ)にシマヅ オイローパ ゲーエムベーハー(SHIMADZU EUROPA GmbH)を設立 |
1969年 4月 |
当社理化器械部を分離し、島津理化器械株式会社(現株式会社島津理化)を設立 |
1972年 4月 |
株式会社京都科学研究所(現株式会社島津テクノリサーチ)を設立 |
1975年 7月 |
米国にシマヅ サイエンティフィック インスツルメンツ インク(SHIMADZU SCIENTIFIC INSTRUMENTS,INC.)を設立 |
1979年 4月 |
米国にシマヅ プレシジョン インスツルメンツ インク(SHIMADZU PRECISION INSTRUMENTS,INC.)を設立 |
1979年 7月 |
筑波営業所(現つくば支店)開設 |
1980年 5月 |
神奈川事務所(現横浜支店)開設 |
1985年 1月 |
北関東営業所(現支店)開設 |
1985年10月 |
厚木工場開設 |
1986年12月 |
京都市中京区西ノ京桑原町に本店移転 |
1989年 6月 |
英国のクレイトス グループ ピーエルシー(KRATOS GROUP PLC)を買収 |
1989年11月 |
シンガポールにシマヅ(エイシア パシフィック)プライベイト リミテッド[SHIMADZU(ASIA PACIFIC)PTE.LTD.]を設立 |
1990年 2月 |
メトロン株式会社(現島津サイエンス東日本株式会社、島津サイエンス西日本株式会社)を設立 |
1990年 4月 |
静岡営業所(現支店)開設 |
1991年 7月 |
けいはんな研究所(現基盤技術研究所)開設 |
1991年 9月 |
秦野工場開設 |
1994年 8月 |
中国に天津島津液圧有限公司を設立 |
1997年10月 |
中国に島津(香港)有限公司を設立 |
1999年 6月 |
中国に島津国際貿易(上海)有限公司(現島津企業管理(中国)有限公司)を設立 |
2003年 1月 |
田中耕一記念質量分析研究所開設 |
2007年 1月 |
アラブ首長国連邦にシマヅ ミドル イースト アンド アフリカ エフゼットイー(SHIMADZU MIDDLE EAST AND AFRICA FZE)を設立 |
2011年 4月 |
分析計測機器のサービス関連子会社を株式会社島津アクセスとして統合・再編 |
2013年11月 |
ウルグアイにシマヅ ラテン アメリカ エスエー(SHIMADZU LATIN AMERICA S.A.)を設立 |
2019年 2月 |
韓国にシマヅ サイエンティフィック コリア コーポレーション(SHIMADZU SCIENTIFIC KOREA CORPORATION)を設立 |
2019年 6月 |
ヘルスケアR&Dセンター開設 |
2022年 4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
2022年 5月 |
Shimadzuみらい共創ラボ開設 |
2022年 9月 |
日水製薬株式会社(現島津ダイアグノスティクス株式会社)を子会社化 |
2023年 1月 |
Shimadzu Tokyo Innovation Plaza開設 |
2023年 4月 |
Shimadzu Logistics Center Kyoto開設 |
事業内容
島津製作所およびそのグループ会社(子会社84社および関連会社7社)は、幅広い事業セグメントを展開しています。これには計測機器、医用機器、産業機器、航空機器、その他の事業が含まれます。これらのセグメントは、研究開発、製造、販売、保守サービスなどの事業活動を通じて、多岐にわたる製品やサービスを提供しています。
計測機器セグメントでは、クロマト分析システム、質量分析システム、光分析システムなどの高度な分析機器を提供しています。これらは、科学研究や品質管理など、さまざまな分野での精密な分析を可能にします。
医用機器セグメントでは、X線TVシステム、血管撮影システム、PETシステムなど、医療現場での診断や治療に不可欠な機器を製造販売しています。これらの製品は、高度な医療技術の発展に貢献しています。
産業機器セグメントでは、ターボ分子ポンプや油圧ギヤポンプなど、産業用途に特化した機器を提供しています。これらは、製造業やエネルギー産業など、幅広い分野での生産性向上に寄与しています。
航空機器セグメントでは、フライトコントロールシステムやエアマネジメントシステムなど、航空機の安全性と効率性を高めるための先進技術を提供しています。
その他の事業としては、不動産賃貸や不動産管理、建設舗床業など、島津製作所の技術やノウハウを活用したサービスを展開しています。
これらの事業活動を通じて、島津製作所グループは、科学技術の進歩、医療の質の向上、産業の効率化など、社会のさまざまな分野で貢献しています。
経営方針
島津製作所は、社是「科学技術で社会に貢献する」、経営理念「『人と地球の健康』への願いを実現する」を掲げ、社会課題の解決に取り組んでいます。同社は、新中期経営計画を通じて、「人の命と健康への貢献」、「地球の健康への貢献」、「産業の発展、安心・安全な社会の実現への貢献」をミッションとし、ヘルスケア、グリーン、マテリアル、インダストリーの4つの事業領域で技術開発力と社会実装力を活かした課題解決に努めています。
具体的な成長戦略として、重点事業の強化、メドテック事業の強化、海外事業の拡大、リカーリングビジネスの強化・拡大、新事業・将来事業の創出を挙げています。これらの戦略を支える経営基盤強化策として、ガバナンスの強化、開発スピードの強化、国際標準化・規制対応力の強化、グローバル製造の拡大、DX推進、人財戦略、攻めの財務戦略の7つの施策を実施しています。
また、環境経営と健康経営にも力を入れ、「気候変動対応」、「循環型社会の形成」、「地球環境保全に配慮した製品開発」、「生物多様性の保全」、「社員ひとり一人による環境保全活動の推進」を進めています。健康経営では、ヘルスケアデータを活用した疾病リスクの対処に取り組み、社会実装や海外展開を目指しています。
島津製作所は、これらの戦略を通じて、2023年から2025年の中期経営計画において、連結売上高5,500億円以上、営業利益800億円以上、営業利益率14.5%以上、自己資本利益率12.5%以上を目標としています。同社は、技術開発と社会実装の両輪で、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。