ミクリードJP:7687

時価総額
¥27.4億
PER
12.4倍
中小規模飲食店向けに、肉・魚・野菜などの業務用食材を通信販売し、仕入れや調理の手間削減に貢献。

沿革

1995-10株式会社ミスミ(現株式会社ミスミグループ本社)の多角化事業の一環としてフード事業開始。
2006-04株式会社ミスミがフード事業を子会社化し株式会社ミクリード(旧)を設立。
2007-10株式会社ミスミは株式会社ミクリード(旧)の全株式を株式会社カクヤス(現株式会社カクヤスグループ)へ譲渡。
2008-06株式会社カクヤスは株式会社ミクリード(旧)を吸収合併。以後、株式会社カクヤスのフード事業として事業を継続。
2012-11株式会社カクヤスが株式会社ミクリードを設立。
2013-03株式会社ミクリードは株式会社カクヤスのフード事業を承継。以後、株式会社ミクリードとして事業を継続。
国分株式会社(現国分グループ本社株式会社)と事業提携。株式会社カクヤスは国分株式会社へ株式会社ミクリードの株式の49%を譲渡。
2013-11株式会社トーホーと事業提携。国分株式会社は株式会社ミクリードの株式の10%を株式会社トーホーへ譲渡。
2016-01カクヤスグループのグループ再編により、株式会社カクヤスが保有する全当社株式を株式会社カクヤスの親会社となった株式会社SKYグループホールディングスが継承。
2020-03東京証券取引所マザーズに株式を上場。
2022-04東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行。

事業内容

ミクリードは、中小規模の飲食店、特に個人経営の居酒屋を主な顧客として、業務用食材の通信販売を行っている企業です。同社は、飲食店が直面する人手不足や多岐にわたる業務負担を軽減するため、即日出荷が可能な肉、魚、野菜、串、揚げ物、デザートなど約4,000点の商品を提供しています。これらの商品は、短時間で簡単に調理可能な冷凍食品を含み、飲食店の調理時間の短縮や来店客の待ち時間削減に貢献しています。

ミクリードの販売体制は365日体制で、飲食店が営業日に関わらず必要な食材を注文できるようにしています。注文は電話、FAX、WEBを通じて受け付けており、受注センターは深夜2時まで、WEB注文は24時間対応しています。出荷センターは外部委託しており、迅速な配送を実現しています。

顧客基盤は、日本全国に1万店舗を超える個人経営の居酒屋や和洋各種飲食店、喫茶店、食事提供施設など多岐にわたります。一部の顧客は代理店を通じて商品を購入しており、注文と配送はミクリードが直接行い、代金回収は代理店が担当しています。

商品供給体制については、1,000社のメーカーからの供給を受け、品質管理や賞味期限管理を徹底しています。これにより、安心・安全な商品を即日出荷で提供しています。ミクリードは、中小規模飲食店の事業発展と経営効率の向上に貢献するサービスを展開しています。

経営方針

ミクリードは、中小規模の飲食店、特に個人経営の居酒屋を対象に、業務用食材の通信販売を手掛ける企業です。同社は、「日常生活の笑顔あふれる食事シーンに貢献する」という経営理念の下、飲食店の経営者や従業員、そして顧客に対して、カタログ通販(WEB通販含む)を通じたソリューションを提供しています。その成長戦略は、魅力的なECサイトによる集客力向上、顧客にとって利便性の高い商品・サービスの提供、そして安心・安全な商品の供給保証の3つの柱に基づいています。

特に、WEBサービスの拡大・向上に重点を置き、企業競争力の強化を目指しています。これにより、安定的かつ持続的な事業成長を追求しています。経営上の目標達成状況をモニタリングするため、売上高、売上高営業利益率、顧客店舗数、新規顧客店舗数、新規顧客WEB経由獲得率を重要な経営指標として設定しています。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けた外食業界の厳しい環境の中、ミクリードは365日体制の受注・出荷や深夜2時までの電話注文受付、24時間WEBシステムを通じた注文受付など、飲食店の利便性向上に資する商品・サービスを提供し、顧客店舗数及び売上高の増加を実現しています。また、集客力の向上、商品・サービスの強化、人材の確保・育成を優先的に対処すべき業務上及び財務上の課題としています。

ミクリードは、中小規模飲食店の事業発展と経営効率の向上に貢献するサービスを展開し、新型コロナウイルス感染症の影響が収束した先においても、飲食店の手間削減ニーズに応えるビジネスモデルの強みを効果的に発揮し続けることを目指しています。