BuySell TechnologiesJP:7685

時価総額
¥399.3億
PER
27.5倍
総合リユースサービス「バイセル」、古物オークション「TIMELESS AUCTION」、買取店舗「Reuse Shop WAKABA」、高級ブランド買取・販売「ブランドピース」を展開。

沿革

2001年1月

東京都中央区日本橋において、人材紹介事業を目的としてアイ・マネジメント・ジャパン有限会社を設立。

2001年5月

アイ・マネジメント・ジャパン有限会社を組織変更し、アイ・マネジメント・ジャパン株式会社を設立。

2015年2月

商号を「株式会社エース」へ変更。

2015年4月

事業譲受により、出張訪問買取を中心とするリユース事業の「スピード買取.jp」サービスを開始。

2015年4月

本社を東京都新宿区四谷に移設し、倉庫を東京都江戸川区に新設。

2016年11月

商号を「株式会社BuySell Technologies」へ変更。

2017年3月

事業拡大に伴い、倉庫を千葉県習志野市に移設。

2017年3月

M&Aプラットフォーム事業を開始。

2017年8月

リユース事業への経営資源集中によるさらなる成長を目的として、株式会社FUNDBOOKへM&Aプラットフォーム事業を譲渡。

2017年9月

吉村英毅(現 取締役)が実質的に出資するミダス第1号投資事業有限責任組合(現 吉村英毅・ミダスA投資事業有限責任組合)、ミダス第2号投資事業有限責任組合が当社株式を取得し、当社の筆頭株主になる。併せて、岩田匡平(現 代表取締役社長兼CEO)が代表取締役に就任。

2018年7月

リユース事業のサービス名「スピード買取.jp」を「バイセル」に名称変更。

2018年7月

リユース着物の販売を中心とする自社インターネット通販(EC)サイト「バイセルオンライン」をオープン。

2019年12月

東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場。

2020年2月

ブランド品、時計、ジュエリー及びお酒などの販売を中心とする自社インターネット通販(EC)サイト「BUYSELL brandchée(バイセル ブランシェ)」をオープン。

2020年6月

事業拡大に伴い、倉庫を千葉県船橋市に移設。

2020年10月

株式会社ダイヤコーポレーション(現株式会社タイムレス)の一部株式を取得し子会社化。

2020年11月

簡易株式交換により株式会社タイムレスを完全子会社化。

2021年1月

障がい者雇用を推進する株式会社BuySell Link(特例子会社)を設立。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場に移行。

2022年7月

株式会社フォーナインの一部株式を取得し子会社化。

2022年8月

簡易株式交換により株式会社フォーナインを完全子会社化。

2023年12月

株式譲渡により株式会社日創を完全子会社化。

2024年3月

株式譲渡により株式会社むすびを完全子会社化。

事業内容

BuySell Technologiesとそのグループ会社は、リユース業界において多様な事業を展開しています。同社は、出張訪問買取サービス「バイセル」を中心に、着物、切手、古銭、貴金属・ジュエリー、ブランド品などの買取を行っており、主に50代以上の顧客層を対象としています。これらのサービスは、自宅整理や遺品整理などのニーズに応える形で提供されています。

買取した商品は、古物市場や業者向けオークションを通じて法人に販売されることが多いですが、一般消費者向けの販売も強化しています。具体的には、「リユースセレクトショップバイセルオンライン」と「BUYSELL brandchée(バイセル ブランシェ)」という二つのECサイトを通じて、リユース着物やブランド品などの販売を行っています。また、ECモールや百貨店催事、さらには海外販路への積極的な展開も進めています。

グループ会社のタイムレスは、ブランドバッグや時計・ジュエリーの古物オークション「TIMELESS AUCTION」と総合買取サロン「TIMELESS」を運営。フォーナインは、ブランドバッグや時計・ジュエリーを取り扱う買取店舗「Reuse Shop WAKABA」を全国に展開しています。日創は、エルメスをはじめとする高級ブランド品の買取・販売店舗「ブランドピース」を運営しており、特に高級ブランド品に強みを持っています。

これらの事業展開を通じて、BuySell Technologiesグループは、リユース市場において顧客の多様なニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

BuySell Technologiesとそのグループ会社は、リユース業界における成長戦略として、循環型社会の発展への貢献をミッションに掲げています。同社は、買取から販売までを一貫して行うことで、「誰かの不要なモノを誰かの必要なモノへ」というリユース事業を推進し、リユース市場の拡大に努めています。

経営上の目標達成に向けて、売上高、営業利益、経常利益、売上高営業利益率を重要な経営指標として位置付け、出張訪問数及び出張訪問あたり変動利益を重要な指標としています。これにより、事業の継続的な発展と効率的な営業活動を目指しています。

具体的な成長戦略として、IT・DX強化を中心としたテクノロジー投資の加速、出張訪問買取事業の継続的な成長、店舗買取事業の拡大、戦略的なM&Aの推進を挙げています。これらの戦略を通じて、データドリブン経営の深化、事業規模の拡大、収益性の向上、競争力の強化を図ります。

また、リユース市場の拡大背景として、フリマアプリやインターネットオークションの普及により、リユース品の売買がしやすい環境が広がっていること、リユース市場規模の拡大予測、自宅内の未使用品(かくれ資産)の総額が大きな潜在市場であることを指摘しています。

BuySell Technologiesグループは、これらの戦略を推進することで、リユース業界におけるリーダーとしての地位を確固たるものにし、循環型社会の発展に貢献していく方針です。