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薬王堂ホールディングスJP:7679
沿革
年 月 |
概 要 |
2019年9月 |
株式会社薬王堂が単独株式移転により当社を設立し、東京証券取引所市場第一部に株式を上場(株式会社薬王堂は2019年8月に上場廃止)。 |
2021年11月 |
本社事務所を岩手県盛岡市盛岡駅西通二丁目9番1号に移転。 (登記上本店:岩手県紫波郡矢巾町医大通二丁目7番7号) |
2022年4月 |
東京証券取引所プライム市場へ移行。 |
2023年5月 |
監査等委員会設置会社へ移行 |
年 月 |
概 要 |
1978年4月 |
現代表取締役社長西郷辰弘と現代表取締役副社長西郷喜代子が、岩手県紫波郡都南村永井(現盛岡市永井)において、都南プラザドラッグを創業。 |
1991年6月 |
有限会社薬王堂を組織変更し、株式会社薬王堂(資本金10百万円)として設立。 |
1992年8月 |
岩手県盛岡市に県内初の150坪型ドラッグストア「津志田店」を開店。(2010年9月閉店、2012年8月300坪型移転オープン) |
1995年3月 |
岩手県花巻市に県内初の300坪型ドラッグストア「花巻南店」を開店。 |
1996年3月 |
発注業務の合理化を図るためEOS「オンライン発注システム」を導入。 |
1996年12月 |
岩手県紫波郡に県内初の450坪型スーパードラッグストア「矢巾店」を開店。 |
本社を岩手県紫波郡矢巾町大字南矢幅第7地割82番地1(現 445番地)に移転。 |
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1999年3月 |
有限会社薬王堂販売(100%子会社、資本金3百万円)を岩手県盛岡市中野一丁目16番5号に設立。 |
1999年8月 |
販売業務の合理化を図るためPOS(販売時点情報管理システム)レジを全店に導入。 |
2000年3月 |
物流システム効率化のため、岩手県紫波郡に薬王堂物流センター(岩手センター)を開設。(2005年9月移転) |
2000年5月 |
宮城県栗原市に宮城県進出第1号店としてイオンタウンショッピングセンター内に「金成店」を開店。(2013年7月移転) |
2000年7月 |
秋田県横手市に秋田県進出第1号店として300坪型ドラッグストア「横手店」を開店。 |
2000年10月 |
調剤併設型店舗第1号店として岩手県紫波郡の「矢巾店」内に調剤薬局を増設開店。 |
2002年8月 |
青森県八戸市に青森県進出第1号店として300坪型ドラッグストア「八戸新井田店」を開店。 |
2005年9月 |
岩手県紫波郡に200店舗まで対応可能な大型物流センターを開設。(2015年10月閉鎖) |
株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
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2005年10月 |
岩手県盛岡市に日配物流センターを開設。(2013年4月閉鎖) |
2007年9月 |
本社を岩手県紫波郡矢巾町大字広宮沢第3地割242番地1(現 426番地)に移転。 |
2007年10月 |
岩手県盛岡市に600坪型スーパードラッグストア「盛岡厨川店」を開店。 |
2008年7月 |
山形県山形市に山形県進出第1号店として300坪型ドラッグストア「山形馬見ヶ崎店」を開店。(2014年10月閉店) |
2011年6月 |
岩手県紫波郡に調剤専門薬局「西徳田調剤」を開設。 |
2012年6月 |
有限会社薬王堂販売を吸収合併。 |
2013年4月 |
岩手県花巻市、宮城県岩沼市他3拠点で低温物流センターを開設。 |
2013年11月 |
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から市場第二部へ市場変更。 |
2014年10月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
2015年10月 |
岩手県花巻市、宮城県白石市にDC型物流センター、岩手県紫波郡に食品ドライセンターを開設。 |
2016年7月 |
宮城県岩沼市に食品ドライセンターを開設。 |
2017年1月 |
プリペイド機能付きポイントカード「WA!CA(ワイカ)」を導入。 |
2017年10月 |
セルスペクト株式会社とヘルステック・ビッグデータ利活用事業に関する協業契約を締結。 |
2018年3月 |
福島県福島市に福島県進出第1号店として300坪型ドラッグストア「福島太平寺店」を開店。 |
2018年4月 |
マーケティング事業等の子会社としてMedica株式会社を設立。 |
事業内容
薬王堂ホールディングスは、持株会社としての役割を果たし、傘下のグループ会社の経営管理及びこれに附帯する業務を担っています。同社グループは、薬王堂ホールディングス及び連結子会社2社から成り立ち、医薬品、化粧品、食料品、日用雑貨など、生活に密接に関連する商品を扱う小売業を主たる事業として展開しています。
特に、ドラッグストア事業が同社グループの主要な事業セグメントであり、他の事業セグメントに比べてその重要性が際立っています。このため、セグメント情報の記載はドラッグストア事業に限定され、他の事業セグメントについての詳細は省略されています。
薬王堂ホールディングスは、特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の適用を受けることから、その経営活動は透明性が求められています。同社グループが提供するサービスや商品は、日常生活に欠かせないものばかりであり、広範な顧客層に対して必要とされる事業を展開している点が特徴です。
経営方針
薬王堂ホールディングスは、ドラッグストア業界の厳しい経営環境の中で、地域社会への貢献を使命とし、顧客満足を追求する経営理念のもと、成長戦略を推進しています。同社グループは、小商圏に特化した「バラエティ型コンビニエンスドラッグストア」のドミナント展開を通じて、エリア内でのシェア拡大を目指しています。この出店戦略は、商圏人口7千人で成立する店舗モデルに基づき、安さと利便性、専門性を兼ね備えたサービス提供を目標としています。
商品戦略では、医薬品や化粧品の専門性に加え、生活必需品の幅広い品揃えと低価格での提供に注力。さらに、プライベートブランド商品の育成にも力を入れています。販売戦略としては、セルフサービスを基本にしつつ、専門知識と接遇の向上を図り、顧客ニーズに応えるサービスの提供を目指しています。また、キャッシュレス決済サービスの導入により、顧客の利便性向上に努めています。
人事戦略では、新卒及び中途採用の強化、パート社員の戦力化、女性管理職の積極登用を通じて、組織の活性化とワークライフバランスの実現を目指しています。物流戦略としては、店舗網の広域化に合わせた物流インフラの整備と効率的な物流システムの構築に取り組んでいます。情報戦略では、顧客サービスの向上と業務効率化を目的としたシステム投資を計画的に行い、外部環境の変化に柔軟に対応する機能構築を進めています。
財務戦略としては、ローコスト経営の実践と投資効率の向上によるキャッシュフローの獲得を目指し、創出したキャッシュを戦略的な新店投資に優先的に配分することで、企業価値の最大化を追求しています。また、コーポレートガバナンスの強化にも注力し、コンプライアンスの徹底やリスク管理、内部統制システムの充実を図っています。これらの戦略を通じて、薬王堂ホールディングスは、持続可能な成長と地域社会への貢献を目指しています。