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壱番屋JP:7630
事業内容
壱番屋は、カレー専門店「カレーハウスCoCo壱番屋」を中心に国内外で飲食店を展開しています。国内では直営店とフランチャイズ加盟店(FC店)に分かれ、FC店には店舗経営の指導や食材、消耗品、店舗設備の販売を行っています。また、食品メーカー等への商標の貸し出しも行っています。
海外展開は、連結子会社や関連会社、現地法人を通じて行われ、商製品販売やロイヤルティ収入を得ています。壱番屋はハウス食品グループ本社株式会社の子会社であり、同社は壱番屋の株式を51.0%所有しています。
壱番屋の事業は単一セグメントで、カレー事業が中心です。直営店売上高は全体の約31%を占め、FC向け売上高は約61%を占めています。新業態事業も展開しており、直営店売上高が増加しています。
国内の店舗数は、CoCo壱番屋が1,203店、パスタ・デ・ココが27店、大黒屋が8店、麺屋たけ井が11店、前田屋が5店、その他が10店で、合計1,264店となっています。直営店とFC店の両方で事業を展開しています。
経営方針
壱番屋は、2030年までの長期ビジョン「壱番屋長期ビジョン2030」を掲げ、「わくわくで未来をつくる」をテーマに、食のエンターテイメント企業を目指しています。このビジョンのもと、2030年までに2,100店舗の展開と連結営業利益100億円を目標としています。
中期経営計画(2025年2月期~2027年2月期)では、売上高740億円、営業利益70億円を目指し、国内外での店舗拡大と収益力の向上を図ります。特に国内のCoCo壱番屋事業を成長エンジンと位置づけ、1店舗あたりの売上高と店舗数の増加を推進します。
海外展開では、アジアや北米を中心にフランチャイズシステムを活用し、グローバルな店舗網の拡大を進めます。また、国内子会社事業では、M&Aを活用して新たな業態の展開を進め、地域に根ざした繁盛店をグループに迎え入れています。
壱番屋は、既存店客数の前年対比を+1%とすることを経営上の最重要指標とし、地域のお客様からの支持を強化することで、継続的な成長を目指しています。これにより、飲食店の原点である「QSCの更なる向上」に取り組み、顧客満足度の向上を図ります。