- 日本企業
- うかい
うかいJP:7621
事業内容
株式会社うかいは、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、レストラン事業部では、和食と洋食のディナーレストランを経営しています。和食では「うかい鳥山」や「とうふ屋うかい」などがあり、洋食では「うかい亭」シリーズが有名です。これらの店舗は、いろり炭火焼料理や鉄板料理など、多様な料理を提供しています。
次に、物販事業部では、洋菓子の開発・製造・販売を行っています。「アトリエうかい」はその代表的なブランドで、トリエ京王調布やエキュート品川など、全国に5店舗を展開しています。これらの店舗では、製菓工房で作られた新鮮な洋菓子を提供しています。
最後に、文化事業部では「箱根ガラスの森」を運営しています。この施設では、ヴェネチアン・グラスの美術工芸品を展示し、ミュージアム・ショップで関連商品を販売しています。また、併設のレストランでは、訪れる人々に食事を提供しています。これらの事業を通じて、うかいは多様な顧客ニーズに応えています。
経営方針
株式会社うかいは、長期的な成長を目指し、2035年を見据えた長期経営構想を策定しています。この構想では、多様な食の業態に携わり、永続的な企業・ブランドを築くことを目指しています。具体的には、既存の「うかい鳥山」や「うかい亭」などのブランドを核に、新たな飲食事業を展開し、時代の変化に対応できる構造を築くことを重視しています。
中期経営計画2030では、収益力の向上と人材力の強化を重点施策としています。特に、収益力の向上に向けては、既存のレストランや物販事業に加え、新たなビジネスモデルの開発を進めています。これにより、新たな収益源を確立し、持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。
また、うかいは人材育成にも力を入れており、2025年度には「UKAI Academy」を開講し、料理やサービスのプロフェッショナル人材の育成を推進しています。これにより、従業員の満足度を向上させ、優秀な人材を確保することを目指しています。これらの取り組みを通じて、企業全体の成長を図っています。
さらに、うかいは新規事業の創出にも積極的です。子会社「UKAIzm corporation」を設立し、新たな事業の創出を進めています。これにより、既存の枠を超えた成長機会を創出し、企業価値の向上を図っています。特に、ブランドプロデュースや新業態開発を通じて、国内外での事業拡大を目指しています。
物販事業では、製造キャパシティの拡大を図り、新たな工房の設立を予定しています。この工房は「体験型工房・併設カフェ」として、地域貢献とブランド発信の役割を担う予定です。これにより、商品供給量の改善と売上高の増加を目指しています。
うかいは、ESG経営を推進し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みも進めています。食の安全・安心やコンプライアンスの遵守、地域社会への貢献など、さまざまなマテリアリティに取り組むことで、ステークホルダーに価値を提供し、長期経営構想の実現を目指しています。